私の母親は、コロナ前までは小学生の安全の為、小学校近くの交差点で見守り活動をしていました。しかし、コロナが始まり学校の全国一斉臨時休業や緊急事態宣言により、出掛けることがなくなり、次第に足腰が弱くなりました。また、認知症の症状も出てきてしまい、今では週に数日デイサービスに通っています。
母親は独居で、私たち家族が交代で毎日、介護をしています。ガスコンロの使用も出来ず、最近では洗濯機の取扱も難しくなってきました。
介護といっても夕方に訪問し、夕食、明朝の朝食の支度、掃除、洗濯、寝床の準備、冬の時期ですとストーブへ灯油の給油と一通りすると、1時間を超えかなりの労力です。また、このところ、下着の下洗いをするようにもなり、時間が余計に掛かります。
(母親の介護をひと月に31日、毎日1時間の介護サービスを受けると、ひと月に69,750円の費用が発生する計算になります。ただし、自己負担は1割(6,975円)で済むため、普通に考えればご家族の方が介護サービスを依頼する理由も分かります。)
このように毎日、母親の介護をしていて思うのは、家族に要介護者がいると大変ですし、家族皆の協力が必要になってきます。当然、高齢なので定期的な通院やデイサービスなどの利用に対しての出費など予定外の出費は覚悟しなくてはなりません。簡単に見積もっても、国民年金の場合ですと赤字の計算になりますので、ご家族の負担は想像をはるかに超えます。
我が家はデイサービスのみで、訪問介護は家族皆で対応を行っているので、まだマシです。フルに介護サービスを受けているご家庭は体力的、精神的、金銭的にも大変だと思います。
山梨県では、同居あるいは敷地内に一緒に暮らしていても、家族の介護は一切せず、介護サービスを受けているご家庭があると聞きます。東京や都会では、敷地内に暮らしていたり同居している場合は、サービスを受け難いと聞いたことがあります。
現在、この介護サービスによる社会保障費はうなぎ登りです。不足分は勤労者の社会保険料の値上げや、赤字国債の発行により将来の子ども達への借金として膨れ上がっています。
どうか、これまで育ててくれたご両親の介護を少しでもして頂き、社会保障費の抑制にも協力頂けないでしょうか。
私は母親を介護していて大変ですが、たくさんの気付きや学ばされることが、たくさんあります。どうか、ご家族の介護を少しでもして頂き、もうこれ以上、将来の子ども達に借金を負わせるのは止めにしませんか。お願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿