2023年1月31日火曜日

人出増えても人手は不足

 世界的にコロナに対しての考え方が変わり、世界中の人が動き始めました。

 そんな中、政府の需要喚起策「全国旅行支援」の効果で宿泊予約の申し込みが増えてきているようです。しかし、現在の人手不足により多くのホテルや旅館では客室を満室フル稼働出来ずにいるようです。支援策終了後には観光需要が減少する可能性もあり、適切な人手を確保するため宿泊業界では頭を悩ませているようです。

 1月中旬の午後、熱海市内の宿泊施設のロビーは閑散としていたようです。カウンターが込み合うチェックインの時間帯でも到着する客はまばら。かき入れ時の年末年始が終わり、従業員に休みを取らせる理由もあり、人手が足りずに受け入れられる宿泊客の人数は限られ、経営者はロビーの様子を見てはため息をついているそうです。

 伊東市では、市内の年末年始の宿泊客数が推計で前年比5%減となりました。原因の一因を人手不足と分析しているそうです。

 全国的に人手不足は問題になっています。これは全産業に言われていることで、人手不足回避のために、大手企業は膨大なベースアップを行っています。しかし、このような宿泊業界においては特に零細企業も多く、今後の経営にも左右する大きな問題で、簡単にベースアップをすることで首を絞めることになってしまい、中々できないそうです。

 この人手不足については、国の政策の中で、移民を受け入れるなどの対応をしていかなければ解決できない問題でしょう。しかし、欧米では人手不足による移民受け入れを行ったことで「移民受け入れで国が壊れた」とも言われています。やはり難しい問題なのでしょう。

 20年以上かけて計画的に人口を増やすしかないのでしょうか?これが一番の策なのかもしれません。どうか、子ども達を産んで育てたくなるような高額の手当てを支給したり、子ども達を育てやすい環境へのスピーディーな投資をお願いします。


2023年1月30日月曜日

名門ホテルが閉館も……。

 全国的に老舗の名門ホテルや旅館が閉館されているニュースがよく報道されるようになりました。閉館された跡地は、大体が住宅分譲地になったり、高層マンションが建てられているようです。

 これからの人口減を考えると、何故住まいを増やすのだろうかと不思議ですが……。

 そのような中で、外資や国内では、コロナ禍においても積極的な展開をしているところもあるので、正直何が違うのだろうと考えてしまいます。外資は潤沢な資金力で展開は可能ですが、国内で積極的展開をしているAPAホテルは大丈夫なのだろうか、と決算状況を調べてしまう私がここにいます。

 少し古い情報ですが2016年1月4日付けの日経新聞で、代表の元谷氏は取材に対して「(総資産は)2000億から2500億円程度あり、借入は1000億円程度だ」と答えていました。また、2015年度のAPAグループの売上は900億円程度なので、年間売上を大幅に上回る借入残高があることが分かります。

(私ですと、この財務状況ならば積極的な展開は考えられないし、金融機関からの借入もできない数値と思えます。どのように考えても自転車操業にしか見えません。)

 今、2023年に入りコロナ禍でもあり、ロシアのウクライナ侵攻の中で物価も高騰しているので、2016年度の状況よりはるかに悪い数値が予想できます。その中でも逆張りをし、積極的展開をしていることに大丈夫なのだろうか、と思ってしまう経営者目線の私がここにいます。

 今後、国内の老舗の名門ホテルや旅館の閉鎖はますます進んでいくでしょう。そのような時代でも全国展開をしているAPAホテルには頑張ってもらいたいものです。必ずといって良いほど出張ではお世話になるホテルの一つであり、私のおすすめのホテルでもあります。

【公式】アパグループ|APA GROUP

2023年1月29日日曜日

日本終わったな!

 最近、東京都では所得制限なしで18歳まで5,000円を配布する話が話題になりました。その上、第2子以降の保育料無償化の話も出てきました。

 また、今回、地方の福岡市でも23年度から第2子以降の保育料無償化をうち出しました。23年度一般会計当初予算案の総額は、22年度並みの1兆200億~1兆700億円程度となる見込みだそうです。名古屋市では減税という形で少子化対策を推進中といった、やり方は地方それぞれのやり方でいいと思います。

 このような形で少子化対策を打てるところは、体力があり可能でしょう。それでも、ほとんどが不可能なところばかりでしょう。

 しかし、今の流れを考えると日本としては「検討する」ばかりで、スピード感がなく、何も進んでいないのが現実です。地方のスピード感ある状況を考えると、地方分権が始まったような感じにも取れます。

地方としては、毎年予算編成の時期になれば、財務省に陳情しにいくニュースをよく見かけましたが、最近は見かけません。多分、地方も考えているのだと思います。日本が国として何もできないから諦め、少ない予算を何とか捻出し、必要なものに予算をかける流れになってきたようです。これこそ、本当の意味での「地方分権」なのかもしれません。

 このままいけば、地方では過疎化が進み、一段と格差がついていくるでしょう。そうならないために、国会議員には初心に帰ってもらい、一から国の為に汗をかき働いてもらいたいと願わずにはいられません。


2023年1月28日土曜日

腹を抱えて笑いたい

 連日暗い事件ばかりで、何か面白い情報があればブログで発信したいと思いますが……。明るい話題がなく、暗い内容ばかりになってしまい反省している毎日です。昔のように、毎日腹を抱えて笑っていた日があったことが、今では夢のようです。それだけ、日本が疲弊しているのでしょうか。

 そんな毎日ですが、最近インターネットの配信で、昔子どもたちが観ていたアニメを視聴する機会があり、何となく暇つぶしに観ていたら面白いアニメがたくさんあることに驚かされました。今では就寝時、スマホ片手にアニメ動画を観ては心の栄養にしています。

 また、インターネットで笑ってしまうコミックを探していたところ、いくつかあったので、ついついAmazonで「ポチッ」とし、ついつい全巻の大人買いをしました。口コミが良かったので購入に至りましたが、正直、読んでみないと分かりません。

 やはり、日々のストレスは毎日繰り返されている。悲惨な事件や事故などの情報過多が影響
していると思います。これからは「腹を抱えて笑える」毎日を過ごすために、少しでも面白いコミックを見つけて読んでいこうと思います。

 もし、おすすめのコミックがありましたら紹介頂ければ幸いです。


2023年1月27日金曜日

クラシック音楽といえば

 クラシック音楽といえば必ず名前が挙がるだろう人物、モーツァルトの誕生日は1月27日です。

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは1756年1月27日、ザルツブルグに生まれました。モーツァルトの父・レオポルトによって幼少期から音楽教育を与えられ、3歳の時からチェンバロを弾き始め、5歳の時にはもう作曲を行っていたと言われています。

 幼少期から父親に連れられあちこちに旅行し、その神童の演奏をしていた中、シェーンブルン宮殿でマリア・テレジアの御前の前で演奏する機会がありました。そこの宮殿の床で滑って転んでしまい、6歳のモーツァルトはその時手を取った7歳の皇女マリア・アントーニア(のちのマリー・アントワネット)に「大きくなったら僕のお嫁さんにしてあげる」と言った、という逸話も残っています。

 その後、巡業を続けながら活動拠点を移動し、今にも残る数々の曲を作り上げていきました。

 しかし、晩年になると借金を求める手紙が残されるほど、収入が減ってしまっていたそうです。体調を崩し、服薬を続けながらも活動を続けていましたが、1791年12月5日、35歳という若さでこの世を去りました。遺体はウィーン郊外のサンクト・マルクス墓地の共同墓穴に埋葬されたそうですが、誰も霊柩馬車に同行することを許されず、実際に埋葬された場所は不明なのだそうです。

 若くして亡くなったモーツァルトですが、残した曲数は900曲以上にも及ぶそうです。

 もしよろしければ、モーツァルトの生誕を思いながら、モーツァルトの曲を聴いてみるのはいかがでしょうか。

Amazon Music - ヴァリアス・アーティストのベスト・オブ・モーツァルト

Amazon Music - Nikolaus Hamoncourtのモーツァルト:後期三大交響曲~交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」


2023年1月26日木曜日

若者に人気の「風呂なし物件」

 私たちが学生の頃には、アパート暮らしの友人宅へ行くと「風呂なし物件」は当たり前のようにありました。令和になった現代でも結構な数の「風呂なし物件」が存在するようですが、私が住んでいる田舎では銭湯がないので考えられません。

 昭和の時代に建てられたお風呂が付いていない貸賃物件、いわゆる「風呂なし物件」が今、若者たちから注目されているようです。背景には家賃の安さだけではなく、令和の若者に何か“刺さる魅力”があるようです。

 都内では、一律ワンコインで楽しむことができる銭湯があり、東京荒川の銭湯には高齢者に交じり、多くの若い人たちの姿があるようです。入浴中の若者男性によると

「ゆっくり考え事ができるので、家でも考え事ができますけど。銭湯だと水風呂と繰り返し入ることで、結構リセットされる」

とのこと。風呂なし物件に住むAさん(26歳)は

「家賃も安いし、上京するならここでいいかなっていうのと。元々、銭湯が好きだったので良いんじゃないか」

と思ったそうです。2年前に上京し、これまで風呂なし物件で生活中だとか。練馬駅まで徒歩10分の好立地。6畳1間にキッチンが付き、家賃は月に32,000円。周囲の「風呂あり物件」と比べると、およそ半額だそうです。

「築50年とか60年になると思うんですけど。昭和レトロとかが好きなので、むしろ木の感じも気に入っていて。マイナスイメージは特になかった」

というお話も。今後、このような若者がますます増えていくのでしょう。

 私もお風呂よりは銭湯が好きで、不思議と同じ温度のお風呂に入っても銭湯の方が身体の疲れも取れ、入浴後の牛乳の美味しさはたまりません。そのため「風呂なし物件」に住んでいる若者の気持ちが分かる気がします。

東京銭湯ふ動産


2023年1月25日水曜日

出ました、国会議員による「年金750万円未納」

 何年か前に国会議員はじめ芸能界の一部に国民年金の未納者がいて、社会問題となりました。辞任や芸能界を干されるほどの社会問題化した時期があり、新しく国会議員になる者に、まだ未納者がいたとは驚きです。

 元歌手で俳優であった日本維新の会所属の中条きよし(76歳)が、年金未納の疑いがあるとこが「週刊文春」の取材で分かったそうです。未納額は750万円で、期間は数十年も及びほぼ未納状態だったそうです。

 2022年11月15日の参議院文教学委員で自身の新曲やディナーショーを宣伝する発言をし、批判を浴びました。その際は「大変申し訳なく思っている。宣伝と受け取られたのならば不適切であった」と謝罪。党からも厳重中処分を受けたばかりでの、年金未納が発覚してしまいました。

 日本年金機構の関係者によれば

「中条さんが当選した数日後、日本年金機構の職員が公的年金の未納部分を支払うように、事務所に連絡。その後も催促したのですが、結局支払ってもらえなかった」

とのことです。

「2022年度の老齢基礎年金の満額は77万8,000円ですが、中条さんは未納の約750万円と天秤にかけ『年金なんていらない。払わない』」 
と主張しているそうです。

  また、日本年金機構の担当者が

「国民年金の第88条は、国民年金への加入を国民の義務と位置付けています。年金は個人が一定の積立を行い、それを老後に受け取るという趣旨のものでなく、現役世代が納付した保険料で、その時代の年金受給者の生活を支えていくという仕組みです」

と説明しています。さらに警告として

「国民年金法第96条に『督促及び滞納処分』という条文があり、保険料を納める能力がありながら納付がない場合は催告状を送付され、それでも納付しない方には督促状を郵送。完納の見込みが立たない場合には財産を差し押さえる」

と付け加えています。

 中条氏の携帯に電話とメールをしたが繋がらず、返信もないため事務所を通し質問したところ、事務所担当者が「党本部の確認待ちです。党の担当者に確認がないとお答えしてはいけないと言われております」と答えたようで、そこで党本部に確認すると「党の許可や確認は必要ありませんし、回答を止めている事実はなく、中条さん個人が答える問題なので、本人に聞いてほしい」と真っ当な返答があり、結局、中条さんの事務所からは期日までに回答がなされなかったようです。

 今、国会で年金の支給開始年齢の引き上げ、納付年齢期間の延長など議論され、国民が痛みを伴う状況がそこまでやってきています。そのような中、参議院議員である中条きよしによる年金未納事件はただでは済まされないでしょう。当然、日本維新の会も問われるであろうし、本人の辞任も必要になってくるでしょう。

 ちなみに、参議院6年間の歳費は3億6,000万~4億2,000万円だそうです。未納年金も支払いできないような議員は、議員としての資格はないと思います。

即、辞任」を……。

中条きよし オフィシャルサイト

日本維新の会


2023年1月24日火曜日

岸田政権が進める年金制度の「大改悪」

 2024年は5年に1度の「年金改正」があり、そこに向けた議論が具体化してきました。

2022年10月25日に開かれた厚生労働省の社会保障審議会年金部会での論議や資料などを見ると、5つの論点が浮かび上がってきたようです。


①国民年金の加入期間を40年から45年に延ばす。

②厚生年金の被保険者期間を「70歳まで」から「75歳まで」に延ばす。

③パート労働者らに厚生年金加入を適用拡大する。

④厚生年金のマクロ経済スライド期間を延長する。

⑤年金支給開始年齢を「65歳」から「70歳~75歳」まで先延ばしする。


 上記5項目を考えると、一生「働かざる者食うべからず。」というような流れになってきているようにも思えます。また、政府では「歳をとっても働き続ける社会」の到来を前提にしているのは明らかです。もう、超高齢化、超少子化の対応はできないと匙を投げたとしか思えない、5年に一度の「年金改正」の議論の準備を進めています。

 私たち国民一人ひとりが本当に考えなければならない時代が、到来したように思えます。

現に、海外にワーキングホリデー制度を利用し、後にビザを取得して移住をしている方。また、お金持ちの方々は、永住権を取得し海外へ移住する方々が増えているのも事実です。

 そろそろ、私も将来の生活を考え、死ぬまで一生、日本で働き続けるのか、海外に移住するのかを考え、今後10年以内には行動に移さなければ、タイムオーバーになってしまうのでしょう。


2023年1月23日月曜日

骨髄バンク(1月23日)

 今日は献血バス会場での骨髄バンクドナー登録会を、富士川町市役所と日赤奉仕団の協力を頂き実施してきました。場所は富士川町保健福祉支援センター駐車場でした。

 今日は朝から曇りで、1日中気温があがらず冷え込んだ1日でした。

そんな中、たくさんの方に献血して頂きました。また、骨髄バンクにも協力頂き、ありがとうございました。


富士川町 ~暮らしと自然が輝く交流のまち~

日本赤十字社

日本骨髄バンク

2023年1月22日日曜日

13歳娘が母親を殺傷

 13歳の娘が母親を殺傷するというショッキングな事件が、静岡県牧之原市の住宅で2023年1月16日深夜に発生しました。40代の女性が刺されたと同居する家族から110番通報があり、女性は首などに刃物で刺されたとみられる複数の傷があり、近くの病院に運ばれたが、17日未明に死亡したそうです。

 県警は自宅にいた中学生の長女(13歳)が切りつけたとみて、身柄を保護して事情を聴いているそうです。(抵抗しにくい就寝中に、計画的に母親を狙った可能性があるとみているようです。)

 長女は14歳未満で「触法少年」として扱われ、刑法では「14歳に満たない者の行為は、罰しない」となっていて、刑事事件は問われないとのこと。

関係者によれば、長女は「スマホの件で母親と論争していた」といい、犯行動機がスマートフォンをめぐるトラブルの可能性が高いとのことです。近所の人によれば、事件のあった住宅は13歳の娘と母親、祖父母の4人暮らしで、母親は2人姉妹の姉で、結婚して実家を出たが妊娠後に離婚、実家に戻って娘を出産したそうです。娘の面倒を祖母がみており、ベビーカーに乗せて散歩する姿がよく見られたようです。

「娘さんが3歳くらいになるまでは、お爺さんとお婆さん夫婦がとても可愛がって育て、専用の子ども部屋もあり、おもちゃもたくさん買い与えて、散歩もしょっちゅうしていたよ」と近所の男性住民が話していたそうです。

 母親のママ友の一人は「母親は仕事を持っていて子育てに関する悩みもごく普通にあったけど、娘さんとの関係は険悪なんてことはなかったです。中学では親子を対象にしたスマホの使い方講座もあって、課金ゲームやSNSなどについての注意を一緒に教わっていました」と話していたそうです。

 聞いただけでは本当に問題もなく仲の良い友達同士のような親子関係にしか見えませんが、現代だからこそ起こるべくして起こった事件の一つなのかもしれません。

 今後、長女は警察の調査した結果を児童相談所に送り、これを受けて家庭裁判所は必要に応じて審判を行うと思われます。そこから少女を少年院や児童相談所などに送るか、特定の施設に収容しないで立ち直りを図る「保護観察」にするか、いずれかの決定がなされるはずです。

 将来、長女は母親を殺した十字架を背負っていかなければならず。また、殺された母親のご両親も複雑な気持ちであろう上に、高齢なので長女のサポートは誰がやれるのだろう、と考えると、きっと行政のサポートなくして自立は不可能ではないかと心配になってしまう私です。


2023年1月21日土曜日

大ヒットした「笑い袋」

 昭和生まれならば「笑い袋」といえば知らない人はいない商品だと思います。

私は子どもの頃、どうしても「笑い袋」が欲しくてほしくて、結局買えずにいたおもちゃでした。

 この「笑い袋」は街のおもちゃ屋さんはじめ、観光地のドライブインやお土産屋さん、全国どこへ行っても売っているほど売れた商品でした。今、覚えているのは40年以上前で1,000円以上した高価な商品であり、子どもの私には手の出せないものでした。

 元々、創業社長が「オーゼン」というサウンドデバイスの会社を持っていました。オーゼンは小型レコードを使用したおもちゃ用小型発声器国内生産し、イタリアの有名人形メーカー・ゼビーヌ社などから高く評価されていました。

そこで初代社長が知り合いのアメリカ人から「小型発声器で『笑い声』を作ってほしい」と頼まれたことをきっかけに、販売することになったようです。

 当初、アメリカではミッキーのぬいぐるみに笑い声のする機器を入れて販売する予定でした。しかし、笑い声なしのミッキーが10ドルたったのに対し、笑い声ありのミッキーは25ドルと値段が高かったため売れなかったようです。

 それがきっかけで「笑い声を袋に入れて販売してはどうか」と社長が提案し、のちに月産20万個以上を記録するほどの人気があり、廃盤になる2010年頃までには累計2000万個以上を販売したヒット商品になったのです。

 商品としては赤い袋で、白インクでピエロが描かれ袋を握ることで電源が入り、笑い声がするだけのものでしたが、子ども心にどうしても欲しいおもちゃの一つでした。装置は、モーターで回っているターンテーブル内部のレコードに針を乗せて、出した音を増幅させる「小型発声器」からスピーカーで声が出ていました。

いかにも昭和時代のThis is アナログでした。レコードには音声を録音した原盤があり、コピーして使用していたため経年劣化により使えない状況になってしまい、2010年には残念ながら廃盤になったそうです。

 今では考えられないような商品でしたが、赤いピエロの袋から出される「ワッハッハ……」だけの笑い声だけで癒される時代だったのでしょう。


2023年1月20日金曜日

賃上げ最大4割アップ

 カジュアル衣料の「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングが3月から国内正社員約8400人の賃金引き上げに踏み切ると発表がありました。

上げ幅は年収で最大4割。賃金を底上げしないと人材確保で劣勢に立たされ、グローバル企業として持続的な成長が困難になるとの危機感があり、物価高が社員の生活に与える影響も考慮したそうです。また、この決断に同じ環境にある大手企業も追従するようです。

 2022年での日本全体の収入の平均値は433万円のなか、東京商工リサーチによると、上場企業の3213社の2021年度平均年収は605万円、ファーストリテイリングは959万円と350万円程上回るようです。

同社は20以上の国・地域に進出している世界3位のアパレル大手で、売上高の半分程度を海外事業で占めているそうです。人材確保では海外の大手企業に比べ報酬が見劣りするため、危機感を強めていたそうです。

 2023年1月11日に松野博一官房長官は記者会見で「企業の積極的な賃上げ方針を前向きに評価したい」と歓迎する意向を示していました。

 しかし、日本国内は98%以上が中小零細企業で、賃上げもできない状況にあります。

今回のファーストリテイリングはじめ上場企業の賃上げの流れは加速するでしょう。これが良い方向に流れれば良いと思います。

それでも、国内での貧困の差がますます進むだろう、と危惧しているのは私だけではないはずです。


2023年1月19日木曜日

マジソン・バッグ

 私が子どもの頃に、お兄さんやお姉さんが持っていたカバンで、どうしても欲しいものがありました。そのカバンが最近、昭和の大ヒット商品としてインターネットで紹介されていました。

 それは「マジソン・バック」です。

昭和40年~50年代に一世を風靡したほどのバックだったそうです。大手バックメーカーのエース株式会社が手掛けた「MASISON SQUERE GARDEN(マジソン・スクエア・ガーデン)」通称マジソン・バック(伝説のバック)には数々の秘密が隠されていたようです。

 マジソン・バックが誕生したのは1968年(昭和43年)、私が1歳の頃です。

新宿の伊勢丹から「スポーツ売り場のオリジナル商品を作ってほしい」と依頼を受け、開発されました。1968年春から伊勢丹で販売が始まりましたが、売上が良くなく、すぐに取り扱いは終了したそうです。

しかし、同社では関西エリアの客層をターゲットにし再販を試みたところ、新しい物好きな神戸っ子たちの琴線に触れたようで一躍ヒット商品になりました。評判は口コミで広がり、関東では横浜、横須賀から売れ始め全国の女子高生が注目。通学用のサブバックと使用され始めたのが、大きなきっかけだったようです。

 また、あまりの人気で今上天皇陛下徳仁様もお持ちになられていたそうです。しかも、マークなしの特注品だったそうです。

 私が購入したのが、物心のついた中学生の頃だったことを考えると、何とも長期間に及ぶ大ヒット商品だったことが分かります。類似品を含め、約2000万個が売れたバックだったようです。多分、今考えれば、私が購入したバックは偽物だったのではないか、と思います。

 今でも時々持っている人を見かけることがありますが、ついつい中学生時代の思い出に浸れる瞬間でもあります。懐かしい……。


2023年1月18日水曜日

ガスコンロの使用が禁止?

 米国消費者製品安全委員会(CPSC)はブルーバーグのインタビューで、呼吸器系などに健康被害を引き起こす可能性のある汚染物質を発生させるガスコンロの禁止を検討している、と明らかにしたそうです。

 アメリカでは、約4割の世帯が天然ガスを利用したガスコンロを使用しているそうです。

米シンクタンク(Institute For Policy Integrity)によると、ガスコンロは高いレベルの二酸化窒素や微粒子状物質を排出するとのこと。使用中に適切な換気を行わない場合は、米環境保護局(EPA)と世界保健機関(WHO)が「有害」としている基準に達するため、様々な健康問題への影響が指摘されているそうです。

また、国際環境研究公衆衛生ジャーナルが2022年12月に発表した調査によると、アメリカの現在の小児ぜんそくの症例中、約13%がガスコンロに起因する可能性があると発表しています。

 私たち日本人は、最近ではオール電化の住宅も増えていますが、まだガスコンロを使用している場所も多いと思います。ガスコンロを使用中は換気扇を使用しますが、適切な換気が出来ないと「有害」などと知っている人はいないと思います。

 CPSCは

「現時点ではガスコンロに関する規定は提案しておらず、今後どんな動きがあるにしろ長い家庭を経ることとなる。これから国民の意見やデータを集め、ガスコンロの潜在的危険性について、解決策を提案したい。また、自主的な基準を定める団体と協力して、ガスコンロの排出物質やその危険性について分析したい」

と述べたそうです。

 これも自動車業界のように、突然電気自動車へ移行するようなことがあったので、このガスコンロの件も、突然何時から使用禁止、なんてことも将来考えられると思います。その前に日本もガスコンロの有害性を公表し、適切な使用方法(必ず換気を行う等)の注意喚起をして頂ければ、小児ぜんそくで苦しんでいる子どもたちを減らせるかもしれませんね。


2023年1月17日火曜日

母がコロナに

 年末の忙しい時期に独居の母親が、恐れていたコロナに感染しました。ここ数年、コロナが蔓延しているので、私たちはじめ母親も人混みに出る生活はしていませんでした。唯一、母が出かけている場所も、人混みではないのですが……。とうとう身近なところまでコロナが迫って来ていました。

 私たち家族3人は職業柄、コロナに感染することはできないので完全防備で独居の母の対応をすることになりました。当然、完全防備で、毎日の検査薬でのコロナチェックと本当に大変な期間でした。

県に独居で職業柄対応できないので入院をお願いをしましたが、本人の状態が重篤ではないため、自宅療養となりました。県からは病人が食すには難しいものも含まれた、たくさんの食料と酸素濃度計が届き、酸素濃度計はあるため届き次第返送しました。

 毎日の県担当者からの聞き取りと、担当医からの聞き取りの電話があり、報告を毎日するという流れです。

自宅療養期間中、私たち家族はコロナに感染することはありませんでしたが、マスクと手袋を確実に。ゴミはそのまま外へ出さず、何重にも括って廃棄していました。

 このような徹底した対応をしないと感染を防ぐことは出来ません。また、今、インフルエンザと同じ対応を、と言っている方がいるようですが、感染力はインフルエンザの比ではありません。

もし、家族で感染者が出た場合は徹底した対応を行わないと感染してしまいますし、周りの方に感染させてしまう可能性が高いので、期間中は大変ですが心して対応して下さい。

コロナに感染した母親ですが、処方された10万円の薬(※ちなみに薬は劇薬扱いとのこと
の効果があったようで、薬を全部飲み終わった日のコロナ検査キットの結果は陰性となり、その後も陽性反応が出ることはありませんでした。私たちの戦いも無事終了しました。

新型コロナウイルス感染症について|厚生労働省

2023年1月16日月曜日

たまごが異例の値上がり

 主夫の私としては、最近のたまご(物価の優等生)の値上がりには悲鳴をあげている状況です。

特に去年は、はじめまでは1パックが100円のたまごを購入し、時々目玉商品として、1パック100円しないたまごを購入できました。そのたまごが今では200円越えですし、近いうちには300円を超えるでしょう。最近では、たまごが目玉商品として扱われる機会を見ることがなくなりました。

 鶏の餌の価格がロシアによるウクライナ侵攻の影響で高騰しているところに、過去に類をみない鳥インフルエンザの流行が重なり、昨年12月の平均価格は284円と、1991年3月以来の31年ぶりの高値を記録したそうです。

 主夫の立場からすれば、何もなくてもたまごさえあれば、なんでも料理が作れ、非常に便利な食材で助かっています。また、現在、全国鶏卵消費促進協議会では「私がこんなにキレイなのは1日2個のたまごのおかげ」と1日2個のたまごを食べるキャンペーンを実施しています。

 このままの状況が続けば、今までのように頻繁に購入できなくなってしまいますし、キャンペーンを通じ1日2個食べているキレイを求める皆さんも困ってしまいます。

 どうか、これ以上、たまごだけは値上がりしないことを希望します。


2023年1月15日日曜日

元首相が30年以上、朝の駅前に立ち続ける理由

 私は、日本の政治は昔から2大政党制が良いと思っています。
しかし、日本はそのようには進まず。与党(政権を担当している党)と、野党(政権の座に就いていない党)という形で政治は進んでいます。また、自民党が主となって何十年も政を行っている不思議な国でもあります。
 この30年も朝の駅前に立ち続けている方は、かつてこの国の宰相を務めた野田佳彦衆議院議員(立憲民主党最高顧問)です。野田氏は平日の朝は2~3時間、選挙区内の駅前に立ち、通勤客らに「かわら版」と称するビラを配布するのが日課だそうです。
立憲のベテランは「野田氏ほど『駅立ち』に熱心に取組む議員は日本にいないだろう」と言い切っています。
常在戦場の活動を続けるかは野田氏がきっぱりと「私は『街頭の野田』です。その看板を下ろすつもりはありません」と言っているようです。さすがに日本にこのような国会議員は野田氏以外には存在しないでしょう。

 野田氏は元々、NHKに内定を貰っていたが「経営の神様」といわれた松下電器(現・パナソニック)創業者・松下幸之助が「松下政経塾」を創立すると知り、就職を辞め塾の門を叩いたそうです。
権力は必ず腐敗する。自民に代わる政党をつくる必要がある」と政権交代ができる「二大政党制」の実現を追い求める政治家人生が始まったそうです。
 その流れの中で、野田首相が一時期誕生しましたが、短期間のうちに日本国民の「自民党の方が良かった」という声が大多数をしめ、失脚しました。
 日本は二大政党が出来上がらない国であり、政治家を育てあげるという土壌がありません。この日本が今後どのようになってしまうかは、国民一人一人の一票に掛かっていると思います。しかし、今の日本の超少子化、超高齢化、停滞した経済等を考えた時、日本の未来は無きに等しいのかもしれません。
だからこそ、30年以上も駅前に立ち続ける野田氏のようなリーダーが必要な気がします。
 もう一度、野田氏を応援しませんか。

2023年1月14日土曜日

ジェットスター501便、爆破予告で緊急着陸

 2023年1月7日午前6時20分頃、成田空港にドイツから発信された番号で電話がありました。英語で「貨物室に100キロのプラスチック爆弾を仕掛けた。マネージャーを出さなければ爆破させる」と。

離陸からおよそ20分後の午前6時53分に、成田空港会社の警備防災センターからジェットスター・ジャパンの本社にいた運行管理の担当者に爆破予告があったと連絡が入りました。午前7時半すぎ、中部空港に緊急着陸し、脱出用のシューターが展開され、乗客たちは次々とシューターを滑り避難していきました。空港の管理会社などによりますと、脱出時にすり傷を負うなどして5人が怪我をしたが、いずれも軽症だったようです。

 今回の緊急着陸について元パイロットで航空評論家の小林宏之さんは、次のように指摘したそうです。

当該機の運航のコメントほか、着陸後の脱出用シューターが使用されたことについては

「速やかに乗客を脱出させるには脱出用シューターを使うのが最も早い。もし爆発することがあった場合には犠牲者が出てしまうので、今回もシューターを使って出来るだけ早く乗客を機体から離すという鉄則に従って判断したと思う」

とのことでした。

幸いにも虚偽の事件で、空中爆発等の大きい事故に至らなかったことは喜ばしいことでした。

 しかし、私が一つ気にかかったことで乗客の撮影した脱出シューターからの画像を見てビックリしたことがありました。

乗員(CA・キャビンアテンダント)のサポートなく、脱出用シューターから乗客が避難しているではありませんか。

基本的には、乗員がシューターから滑り降りてきた乗客を着地する前に、安全に着地できるようにサポートすることになっています。そのサポート要員が誰一人いないで避難している状況で、画像からは乗員が法令で定められている緊急避難訓練通りに対応している様子が確認できませんでした。

だから、乗客が荷物(シューター避難時には、荷物は機内に置いていくことになっています)を持って滑ったり、女性がハイヒール(ハイヒールの尖った部位でシューターに穴が開く危険があり、また怪我の元になるためハイヒールは脱ぐようになっています)のまま滑り出したりしています。

幸い脱出時の5人の軽症者で済みましたが、緊急避難訓練通りになされていれば防げた事故です。航空機に搭乗する場合は、非常口付近の乗客には、緊急着陸時の場合のお願いがされていたはずだと思いますが、その方すら画像からは確認できませんでした。

日本国内の大手航空会社であったならば、このようなお粗末な脱出用シューターの使い方はなされなかったと思います。料金の安い航空会社はこのような基本的な訓練通りの対応が出来ないことが露呈した事故だと感じたのは、私一人ではないはずです。

 余談ですが、私は元職の立場からシューターが展開されたからシューター交換整備に何時間で、シューター整備費用など幾らいくら掛かってしまう、と計算してしまう自分がいることに笑ってしまいました。退職してから30年以上経つのに……。

※2023年1月7日夜間配信されたインターネットでの「乗りものニュース編集部」から旅客機の緊急着陸「正しい脱出法」?ジェットスター事件で見えてきた数々の“ルール違反”と指摘されていました。

※1月13日の定例会見で、斉藤鉄夫国交相は「ジェットスター・ジャパンの緊急着陸した非常用スライドを用いて脱出した際に乗客5名が負傷した件について、安全監査を行うこと」を明らかにした。

(興味がありましたら、航空機の非常時の脱出シューターの動画を参照下さい。必ず機体側に滑り出しを指示する乗員とシューター下には着陸時にサポートする乗員などがいます。)

格安航空券|飛行機 予約|最低価格保証|ジェットスター


2023年1月13日金曜日

大手企業が賃上げ

 年明け早々、何か明るいニュースがあるかな、と探しつつ。残念ながら、中々ありません。そこで、何とか探して見つけたのが、大手企業で社員の賃上げが相次いでいるニュースです。この暗い世相のなか賃上げと聞いただけで、嬉しいのではなく恐ろしく感じてしまうのは私だけではないはずです。

 大きく賃上げされても社会保険料や税などの控除される額も当然増えるので、実際のところ、どれだけ手取り額が増えるか微妙なところです。また、大事なことは、日本の企業の98%近くが中小零細企業で賃上げできる状況ではない、と経営者は考えているはずです。

 今回のコロナ禍から始まり、ロシアのウクライナ侵攻で止めを刺された状況のなか、今後はじまるコロナ融資で借入をした中小零細企業の返済が始まります。企業の中には返済できずに淘汰されていく企業が続出するでしょう。

 この2023年は予測できない1年になります。

大手の良いニュースに惑わされず、目の前のことを冷静に判断し、一歩一歩確実に前進していきましょう。


2023年1月12日木曜日

これって「赤字」では……

 2022年での日本全体の収入の中央値は433万円程(男女計)です。

ただし、年代や雇用形態、業種によって年収の中央値が大きく変動すると思われますが、この433万円で考えてみると手取りで27、8万円だそうです。(ボーナスも含めた月当たりの手取り額と計算)

 今回、我が家の電気代を確認したところ3万円を超えていました。また、年末に機種変更したためか携帯代が2.8万円、住宅ローン8万円、ガソリン代3万円……等、これらを合計すると赤字になります。

 2023年、年明けしたばかりですが、ニュースでは色々なものがますます値上がりするそうですね。我が家はお金が掛かっていないと思っていましたが、年明けスタートで赤字発覚です。

このままいけば破綻しますが、ほとんどの方が赤字になっているのではないでしょうか?

 国で言っているよりもハイペースで物価高になっているような気がします。皆さんも早急に計算して下さい。

 私はこの結果からだした答えは、早急にアルバイトを探しダブルワークを始める決断をしました。今後、色々な物が値上がりしていくのは確実です。

まずは、節約をしながら国が推奨しているダブルワークで質素な生活を送ることが、今年の為すべきことになったようです。

 皆さん、今年の合言葉は「ダブルワーク」です。さぁ、ダブルワークを始めましょう。

賃金構造基本統計調査 結果の概要|厚生労働省



2023年1月11日水曜日

小学生がなりたい職業

 「進研ゼミ小学講座」が実施した「2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」から「小学生がなりたい職業」の結果が発表されました。

 調査を開始した2020年から3年連続で1位となったのは「YouTuber(ユーチューバー)」でした。

上位には動画、漫画やアニメ、芸能などのエンタメ関連の仕事がランクインしているようです。コロナ禍の影響で、自宅で過ごす時間が長くなり、身近なエンタメを楽しんだ子ども達は少なくなかったことでしょう。子どもだけでなく、この私でさえチャンスがあればYouTuberになって一攫千金を得ることができれば、と夢を描いたくらいですから。

 しかし、このところ、YouTuberを生業としているトップユーチューバーから

「もう儲からないシステムになってきていて、売り上げが10分の1になったからもう辞めたい」

と、ちらほら発表されています。

YouTuberも大手事務所に所属している芸能人のような方から、1人でコツコツ撮影し編集まで行っている方まで様々だそうで、当初より儲からなくなっているのも事実なようです。

 今「FIRE」や「ダブルワーク」、「不労所得」といったお金の稼ぎ方が変わってきています。

学校では「お金についての授業」が始まりました。将来、子どもたちがお年玉やお小遣いなどをコツコツ貯めて運用し、就職するという概念がなくなり、将来の子どもがなりたい職業第1位に「無職の投資家」とでてくるのも時間の問題かもしれません。

 楽しみという以上に、複雑な気持ちになってしまったのは私だけでしょうか?


2023年1月10日火曜日

「鬼」気くばり

 日本最大の広告代理店と言えば電通で、国内2位に位置するのが博報堂である。
さて、日本の広告事業をほぼ牛耳るイメージで、マスコミをはじめTV局などに睨みを利かせていると誰もが感じているのではないでしょうか。
電通は大学生の就職先としては人気があるようですが、私からすれば就職する人は、政治家の子ども、芸能人の子ども、大企業の経営者の子どもなどの就職先というイメージが強いです。また、一般から就職した人たちは鬼のように働かされるブラックな企業と思います。現に自殺した社員も居たため裁判にもなりました。非常に厳しい企業であることは有名であり、厳しいからこそ世界では第6位に位置する規模であることも理解できます。

 さて、面白い書籍を紹介します。
電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり

 この書籍は2016年2月18日に講談社から発行され、現在でも増版され続けています。
 人間は若い間は「正面の理」しか見えません。
しかし、実社会で経験を積むうちに、いつしか人間を動かすのは「理」よりも、むしろ多くの場合「情」や「恐怖」の方だということを思い知らされます。
その「情」を動かすための最短距離の方策が、この書籍の中にある「戦略的おべっか」です。書籍の中で詳しく例を挙げて述べてある「戦略的気くばり」とは、得意先や上司に対し、自分に有利な判断を下せるため「理」を超えて「情」に働きかけるための具体的な方策が書かれています。
結局のところは「情」だということを学ばされる書籍であります。

 電通はブラックで怪しい会社だと思われがちですが、この書籍を読んで頂ければ誤解は解けるはずです。
この電通社員の凄さを超えられない博報堂も理解できました。
やはり人間生きていく上で一番大切なものは「情」です。
 もし、機会があれば読んでも無駄にはならない一冊だと確信しております。


2023年1月9日月曜日

家を買うか、買わないか?

 私は自宅(2階建ての住宅)を購入して、もう少しで住宅ローンが終了間際です。正直、これまで返済が苦しいことが何度もあり、家の返済のために働いていたような気がしないでもありません。(今では雨漏りもあり、ボロボロです。)

 購入した頃は、今では考えられない5年後に給料が上がっているだろうと予測した返済方法がありました。最初の5年間は月々の返済が低く、5年後には返済額が倍になる不可思議なステップ返済、と言われる商品があり、若者には購入しやすいローンでした。しかし、今ではそのような無茶苦茶な返済方法はなくなり、ステップ返済自体も時代に合わず消えていきました。

 私たちが購入した時は、家賃とローンが同じだったら購入した方が良い、という人がたくさんいた時代です。今でも結構いると思います。

現在、私は不動産投資もし、いくつかの物件を所有している者としての意見は、家賃とローンが同じだったら「購入するな」です。

自宅を所有すると家賃以外に固定資産税、修繕費、部屋が増えた分ものが増えるための無駄な出費など、購入する前なら考えもしない出費が色々増えます。(生涯において、想像を絶するお金を捨てることになります。)

 また、将来要らなくなった時に売るとしたら、なかなか売れず住宅を解体して売るか、または低額で売るかで結局のところ、持ち出が出てしまうでしょう。

以上のことから、私はアパート住まいをお勧めします。

購入したいと相談を受ければ必ず反対しますが、かえってくる言葉は自宅を購入すれば心休まる場所が出来ると聞きます。

しかし、今後始まる月々の返済で心がボロボロになる時が必ずやってきます。心を休めず、体に悪い状況に追い込まれるでしょう。そのような経験をしているから、私は反対するのです。

 最後に良いローンと悪いローンの説明をします。

良いローンとはアパートなどを購入し、月々必ず家賃収入としてお金を生み出してくれるローンを「良いローン」といいます。

また、悪いローンとは自宅などを購入し、お金が入ってくることなく、固定資産税など色々なお金(経費)が出て行ってしまうローンを「悪いローン」と言います。

 今後、自宅購入をお考えの方は良いローン、悪いローンをよく考えて検討して下さい。


2023年1月8日日曜日

東京都18歳以下に5,000円給付

  2023年1月4日、東京都の小池百合子知事は都庁での新年の挨拶で、少子化対策として新年度から都内に住む0~18歳の子ども1人に月5,000円を給付する方針を明らかにしました。

養育する人の所得制限は設けず、全ての子ども達に関連予算として経費1,200億円を2023年度の当初予算案に計上する見通しだそうです。

 東京都は税収があり可能だと思われますが、地方などは予算的に厳しいでしょう。

今後の超少子化を考えたら国の制度を待たずして、子ども達に給付していかなければ将来的に地方行政も立ち行かなくなるでしょう。良い動きだと思いますが……。

 ニュースのコメントを読みましたが

毎月1人5,000円頂けるのは助かるが、子どもを産む気になる金額ではない」と結構書かれていました。確かに、5,000円貰えるからといって、子どもを産める金額ではないと思います。

 私は以前から言っていますが、毎月1人10万円くらい渡さないと、少子化の歯止めにはならないと思っています。行政の方には、もっと踏み込んだ形で金額を増やす検討もお願いします。


2023年1月7日土曜日

保険好きな日本人

 私はどちらかというと、保険大好き人間だと思います。私に限らず、日本人は特に保険好きな方が多いと思います。

 これには理由があり、戦後、日本では戦争未亡人の生計を支えるために国策として始まったことに起因しています。だから、保険を勧めてくる方は女性が多くないですか?

これがまさに、戦後の国策であった生保の戦争未亡人による保険外交員の名残です。今では時代も変わり男性も増えてきたと思います。しかし、何時の世も近所のおばちゃん、親戚のおばちゃん、友人のお母さん、奥さん、はたまた、子どもの友達のお母さんなど、たくさんの方々から保険を勧められ断ることが出来ず、たくさんの保険に加入しているのが現状です。

 これが日本の保険好きの由縁です。

また、保険の加入させる殺し文句は「ご主人亡くなったら食べていけなくなるし、住宅ローン支払いできなくなるし、ガンになったら高額医療費が掛かるのよ……」など。結局毎月の支払は大変ですが、もしもの時のことを考えると加入してしまうんですよね。

 ここで一つ、冷静に考えてみましょう。ます、ご主人が亡くなっても遺族年金が入ります。住宅ローンは団信に入っているので、ローン残金は返済がチャラになります。ガンになっても高額医療の制度があるので、殆ど掛かりません。長期入院したとしても、社会保険から休んだ分がそこそこ頂けます。

 話し出したらきりがありませんが、これらを考えると殆ど保険に加入しなくても良いことが分かります。もし、月々の支払いが大変な方がいましたら、検討し保険を解約することをお勧めいたします。正直、私も保険を全部解約してしまいたいですが、お付き合いで加入をしているので中々辞めることができません。

まさに「分かっちゃいるけど辞められない……♪」の境地です。

 私が思うに、保険はお金に余裕がある人が加入するものだと思っています。

お金がない私のような方は、もしものときの為にコツコツ貯めましょう。どうしても、加入しないと「心配で」といわれる方には、私がおすすめの良い保険をこっそりお伝えします。「こっそり」ですよ。「こっそり」でないと、保険外交員さんに怒られてしまうので……。

 保険外交員の皆さん、ゴメンナサイ


2023年1月6日金曜日

勉強が面白くなる瞬間

 受験大国、韓国で45万部を超えるベストセラーになった書籍「勉強が面白くなる瞬間」がついに日本に上陸しました。
何と、中高生の98.4%が読書後に「勉強したくなった」とのこと。また、母親の口コミで超話題中とか……。
 この手の本は、私も学生時代に読みましたが、ほとんど無意味な書籍ばかりでした。
今回、Amazonで見つけ口コミを読んだところ、70%以上が肯定的な意見で、ついつい「ポチ」してしまいました。

 最初、書籍名から勉強のテクニック本と思っていましたが、口コミを読んだところ、勉強精神論系の本とのこと。
読むことで自分に足りなかったのは、勉強に対する心構え、すなわち【魂】なんだと気付かされ、少し眠いとか、頭が働かないからとか、そんなことで勉強を中断し休憩していた自分が恥ずかしくなった。
とも書いてありました。

 勉強のできる人には向かない本だと思いますが、今まで勉強ができていなかった人におすすめの書籍だと思います。
 新年早々、大学入試共通テストも行われます。
まだ、不安があったり、精神的に弱く心が折れそうな人にはおすすめです。まだ時間があるので、「勉強が面白くなる瞬間」を読んでから挑戦すると、また違う結果になると思います。
 そして、この書籍は学生時代、勉強をもっとやっておけばよかった、と反省している私たちおじさん、おばさんにもおすすめの一冊だそうです。
 さて、これから読んで第二の人生(青春)をスタートさせますよ。


2023年1月5日木曜日

もう日本には戻りたくない

 これまで日本の企業では、研修生という名目でたくさんの外国人労働者を奴隷のような扱いで就労させていました。しかし、円安と、これまで奴隷のように就労させていた日本に対し、外国人労働者はもう入国してこない、と予想しているのは私だけではないと思います。
 今、日本は賃金が横ばい、円安で物価も高く生活が大変です。そのため、海外へ好待遇を求めて働き口を探す日本人が増えているようです。

 その中で、ニューヨークの日本人レストランでウェイターとして働くAさんは時給1700円で働き、その上、同額以上のチップが貰えるそうです。平日は4、5時間働いて最低1万7000円ほど、週末は2万8000円くらい稼げるようで、週6日働いて月収46万円だそうです。
 Aさんは元々語学留学で1年の留学予定でしたが、予想以上の物価の高さで、半年の間で親から借りた100万円が底を尽きそうになったそうです。アルバイトを探したところ、語学学校の日本人に紹介されたのが今のレストランだったそうです。
 日本でホテルマンをしていた時は、貯金できず、今では月12万円の学費と10万円のシェアハウス代を払っても、1年で200万円以上貯金ができるそうです。食費が高いニューヨークでも、飲食店で働いているお陰で、毎日の食事の2食分は賄いで食べられることも大きいようです。
 当初は1年で留学を終える予定だったそうですが、留学を1年延長し、ビザが延長できる限りずっとアメリカで働くそうです。今は、ハワイも気になっているようで、日本食のレストランの給与はニューヨークでも更に良いらしく、寿司職人なら年収1000万円以上の仕事もあるそうです。
 日本の若者が海外へ出て行ってしまうような状況が続くと、ますます、日本の未来が明るくなる要素がありません。
今後、お金持ちへの増税も議論されているようですが、その場合、お金のない若者ばかりでなく、お金持ちの高額納税者までが日本を捨て海外へ移住してしまうと思われます。すると、日本国内に残る者は高齢者と貧困層だけになっていく日本の姿が想像できてしまう私です。
 考えただけでも恐ろしい時代が、目の前に来ているのも事実です。

2023年1月4日水曜日

やっぱりネ! 「ふるさと納税、自治体の25%が赤字」

 2022年10月6日のブログにふるさと納税についての件を書きました。

やはり、昨年度、自治体が寄付を受けた分から税収が減った分や経費を差し引いたところ、全国の4分の1の自治体が赤字だったことが、総務省の公開データから分かったようです。

 人気の返礼品を扱う自治体に寄付が集中し、地方や市町村でも赤字が相次いでいるようです。結局、減収の大部分は交付税で穴埋めされており、事実上の仲介サイトへの手数料や高所得者優遇に税金が投入されている状況が分かったようです。

 「ふるさと納税」は地方の産業を活性化させ、都市部との税収格差を縮める目的で2008年度から始まりました。昨年度の寄付総額は過去最高の8302億円と開始当初の100倍以上に膨らんだようです。しかし、総務省が7月に公表した自治体ごとのデータを朝日新聞が分析したところ、都市部だけでなく、地方も含めて4分の1の自治体が赤字になっていました。

 制度の設計上、黒字になりようがない東京23区と政令指定都市を除いた自治体で赤字額が最も多かったのが、兵庫県西宮市で25億8千万円。次いで千葉県市川市が20億5千万円、大阪府豊中市の19億7千万と続きました。

また、寄付を最も受けた自治体は北海道紋別市で152億9千万円、2位は宮崎県都城市で146億1千万円、3位は北海道根室市の146億円だったそうです。いずれも肉や海産物などの返礼品が人気で、上位の20自治体だけで全体の寄付金額の2割を占めていたようです。

 私は、不公平な制度と分かっているので「ふるさと納税」をしたことがありません。

今回の結果から「ふるさと納税」自体を廃止しないと、体力のある自治体は「ゆるキャン△」などとコラボし、莫大なお金を投入し、地方に税金が回らないような策を考え打ってくると思います。現に渋谷区では同区を舞台にしたアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」を展開し始めたようです。

 もう、この「ふるさと納税」自体、廃止すべき時期が来たのでは、と私は思いますし、廃止しなければ、体力(税収)のない市町村は北海道夕張市のようになってしまうのでは、と危惧しています。


2023年1月3日火曜日

物流業界の人手不足

 私はよくAmazonで買い物「ポチッ」をするので、気付いたことがあります。

それは荷物を届けて下さる方が、大手物流会社のスタッフから、一般でダブルワークの週末のみ配送する方まで、たくさんの方が関わるようになったと感じたことです。

 現在、日本は人手不足で将来的に何らかの手立て、移民を受け入れるなど政策的に対応していかないと立ちいかなくなってしまうと言われています。

その中で、特に物流業界はこのまま人手不足が続けば、2030年にはおよそ10兆円の経済損失にあたるとの試算もあります。

この事態を解消する手段として、物流大手Amazonが新たな取り組みをスタートさせたようです。

 アマゾンジャパンが発表したのは、飲食店など地域に根差した事業者に近距離の配送を委託するものでした。事業者は空いた時間を利用し、運んだ荷物の個数に応じて収入を得ます。

2年前から試験的に始め、2022年12月19日から本格的に稼働させたようです。

 実際に配送した居酒屋店主のAさんは「コロナ禍の時に客も仕事もない、自分も仕事がないという状況があり、空いた時間を活用できて自分が歩く広告塔になる」と話しています。

また、82歳の写真店経営のBさんは「健康のためにやってみようと思い、1日6~8キロ歩いて配送をしている」と話しています。

 これは、将来的に面白い取り組みだと思います。

私どもの業種は「訪問介護」でヘルパーが仕事と仕事の間に待ち時間が発生する場合があります。

その空いた時間を利用し配送するのも会社とヘルパーにとっても、良い取り組みだと思います。訪問介護事業は色々な規制があるので難しいと思われますが、将来的に検討すべきと感じます。

また、色々な職種の方に取り組みやすい制度をアマゾンジャパンは考えたな、と感心しているのは私だけでしょうか。


2023年1月2日月曜日

コロナが……

 予想通り、コロナが身近なところまで蔓延してきました。

 年明け2日目ですが、年末年始明けには凄いことになるでしょう。

私たちは1年365日対応しなければならない職種のため、年末から予定の変更やスタッフの入れ替えなどバタバタ続きで、未だに通常通りに戻ることができていません。

 世界中がコロナ疲れで、人々がコロナに感染しても以前のような生活に戻っていることもあり、世界中の人々が新しい年を迎え動き出しました。また、オミクロンの変異型も出始めているようです。

 「風邪でしょ」と言ってしまえばそうかもしれませんが、小児や高齢者は重篤化しやすいようです。

私たち健康なものが少しでも配慮し、感染したら感染したなりの生活を。

また、感染していない人は出来る限り感染しそうなところには、出かけないようにすることが一番だと思います。

 早く、以前の生活に戻り、経済が少しでも上向ける令和5年になることを願うしかありません。


2023年1月1日日曜日

新年を迎え

 新年あけましておめでとうございます。

 中国から始まったコロナが、年末までゼロコロナ制度で進めていた中国がオフコロナになり規制を廃止し、中国の人々がこの年末年始にアジア諸国へ旅立ったようです。

休み明けには、これまで以上に猛烈な勢いで日本へコロナが蔓延してくるでしょう。

また、昨年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻が今後ますます、勢いを増し日本経済もかなりのダメージを受けるのでは、と思います。

 2023年が始まったばかりですが、昨年以上に気を引き締め、目の前の状況を的確に判断し、一日一日を大切に生きていこうと思います。

 今年も毎日ブログを更新しますので、お楽しみに!


縁故採用廃止から縁故採用復活へ

 戦後、日本が復興を遂げたところまでは経済成長も著しく、その頃まで日本経済を支えていた求人方法は「縁故採用」が主流であったようです。当然、私が子どもの頃には、私でさえも「縁故採用」という言葉を知っていましたし、私が就職する数年前までは行われていた採用方法でした。  しかし、私が就...