2023年12月31日日曜日

1年間ありがとうございました

 今年は3年間ほど続いたコロナウイルス感染症も、陽性患者の外出制限や限られた医療機関での入院・治療と規制の厳しかった「2類相当」から「5類感染症」へ移行しました。

人々の往来が従来に戻りつつあり、経済も上向いてきたので喜ばしいことです。

 一方では、あおぞらは「5類感染症」に移行後、ますます厳しい状況に進んでいます。今年はインフルエンザの大流行も相まってダブルパンチです。

 今後はインフルエンザ同様、コロナも毎年流行するものと受け止め、引き続きマスク・アルコールなど、これまで同様の感染対策は継続していかなければならないと思います。

これまでの2類相当では国からの援助(アルコール・マスク・手袋・検査キットなど)があったので助かりましたが、今後は独自で費用負担していかなければならないことを考えると、頭の痛い出費です。

 過去を振り返ると1918年から世界中で始まった「スペイン風邪」も終息までに4年程かかったことを考えると、今回のコロナも歴史の1ページに過ぎないのでしょう。

私たちは、この経験を糧に次への1ページに向かって創意工夫し、歴史を切り拓いていくしかなさそうです。

 1年間、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします。


2023年12月30日土曜日

ダイハツの国内工場すべて休止

 私の今年の漢字は「」でした。今年は大手企業をはじめ、たくさんの物・事が崩れましたが、最後の最後にダイハツがやってくれるとは思ってもいませんでした。

 大手自動車メーカーであるダイハツが64車種で計174件の不正が見つかり、国内工場すべてが工場休止しました。再開時期は未定で、少なくとも来年(令和6年)1月いっぱいは生産を止めるようです。

 現在、ダイハツはトヨタ自動車のグループに編入し、トヨタからのプレッシャーもあり、検査工程では問題が発覚しても納期の関係で停止することすらも出来ない状況の中で稼働していたようです。

日本国内の企業は大手企業のグループのもとグループ会社や下請けは徹底的に管理されコスト削減、納期を絶対に守ることが暗黙の了解になっている節があります。

 私の経験上、日本の製造業の殆どがトヨタと同じシステムで運用され、下請けに行けば行くほど本来であれば検査項目上アウトであっても、そのまま合格品として出してしまう傾向にあると思います。

これは日本特有の企業形態であり、日本企業の約90%以上が大手企業の下請け、孫請け……になり、大手企業を中小零細企業が支えている現状からも言えます。

 今回、ダイハツがこのような形で大きな問題になりましたが、政府が一丸となって今のシステムを直していかなければ不正は一向に無くなっていかないと思います。

 これは、大手企業との給与の格差が根底にあると思います。当然、大手企業が儲かって従業員にたくさんの報酬を出せるのは、単価の安い下請けに無理難題を押し付けているから可能なのです。

 今後、日本の製造業が以前のような元気を取り戻すには、このような企業間のパワーバランスをなくし、グループ企業関係者皆が同じ条件で働いていけることが最低条件であり、不正をなくすスタートではないかと思います。

 私の今年の漢字「崩」が何時まで続くのでしょうか。

トヨタ自動車WEBサイト

ダイハツ工場株式会社 総合トップページ

日野自動車株式会社


2023年12月29日金曜日

子ども達に「薬物」が蔓延

 2023年9月に14歳の中学生が大麻所持で逮捕されるなど、中高生の間で大麻が蔓延している状況が明らかとなった沖縄では、逮捕された中学生と同じ学校に通う生徒がその実態をカメラの前で証言したようです。

「逮捕された子も先輩から、大麻とか手を出すなよって言われていたから、何でこんな風になっちゃったんだろうと思いました」

 また、

「逮捕された少年だけでなく、他にも大麻に手を染めている生徒もいます」

と証言したそうです。

 今、オーバードーズで手頃に購入できる咳止め薬などを多量に飲み、死に至る子ども達が増えています。大麻も勿論ですが、今、子ども達の世界にも薬を飲まないとやっていられないほど、夢のない国に日本はなってしまったのでしょうか。

 私には何が原因で子ども達が薬に頼らなければならないのかよく分かりません。考えられることは、国内の景気低迷により各家庭の格差が広がることにより貧困家庭が増えていること。そして、その貧困家庭の子ども達が薬に頼ってしまう現状があるのではないか、と思います。

 先進国であるアメリカさえも、薬物でゾンビのように壊れてしまった人たちがたくさん居るのも事実です。今後、日本も国をあげて子ども達を薬物から守る特段の対策が必要になってくると思います。

 今回の沖縄での中学生が大麻所持で逮捕されたことは、私たちには驚きしかありませんでした。ここまで薬物使用が蔓延していることを考えると、近い将来、全国にゾンビのような子ども達が増えてくることが予想できます。

 今後、日本国内でも危ないエリア(地域)が形成され、ガイドマップにも危険マークが表記される世の中がやってことないことを祈るのみです。

厚生労働省地方厚生局麻薬取締部ウェブサイト

【日本ダルク】薬物依存症における問題をサポーする施設です。


2023年12月28日木曜日

コンサルって倒産するんですか?

 会社を経営していると経営状態が上向いている時は問題ありませんが、経営状況が悪くなると藁に縋る思いで経営コンサルなどを頼ることがあります。私の周りにも毎月高額な顧問料を支払い指導してもらってる企業があります。

 そんな経営コンサル会社の倒産(2023年1月~10月まで)が過去最多の116件に達したそうです。企業の倒産防止のために経営指導をしてくれている経営コンサル会社が倒産と聞くと、驚きと「自分の社会を倒産させるような会社が他社の会社を指導するなよ」とも言いたくもなります。

 私の経験上、経理が分からない経営者でも日々勉強し、決算書とにらめっこしていることで何をすれば利益が向上するかが分かるようになると思うし、もし分からないとすれば勉強していないか、勉強し努力しても分からないのであれば、経営者失格だと思うので、早期に会社を畳むことをおすすめします。

 今回、経営のプロである経営コンサル会社が過去最多の倒産をしたということは、コンサル会社に指導を受けずに会社を倒産せず経営できている事実に自信をもって頂いても良いのではないでしょうか。

また、現在、コンサル会社に指導を受けている会社がありましたら一度コンサル会社から離れて自分で勉強するやり方もありだと思います。

 何故ならば、自分で勉強することで月々高額な顧問料も必要ないし、もしかしたら今まで以上に売上があがり利益率が向上するかもしれません。私の経験上、コンサル会社に顧問として指導してもらっている企業の経営者さんは「心の安心」だけを得ているのではないかと思います。

 経営コンサル会社も倒産しますよ。「心の安心」は経営者の日々の努力の積み重ねから得られるものです。

 最後になりますが、知床遊覧船沈没事故発生会社及び大手中古車販売店の保険金不正請求会社は偶然にも同じ大手コンサル会社が顧問になって指導していました。

果たして偶然でしょうか?

 よく考え、検討しコンサル会社と契約しましょう。


2023年12月27日水曜日

骨髄バンク(令和5年12月27日)

 今日は献血移動バスでの骨髄ドナー登録会を南アルプス市と南アルプスライオンズクラブ、日赤奉仕団の協力を頂き実施してきました。会場は南アルプス市役所西側駐車場でした。

 本日は朝から天気が良く、暖かい1日で12月とは思えないほどでした。

そんな中、たくさんの方に献血して頂きました。また、骨髄バンクにも協力頂き、ありがとうございました。

 今回で令和5年(2022年)の献血移動バスでの骨髄ドナー登録会は終了しました。

 令和6年も引き続きご協力お願いします。


山梨県 南アルプス市 -自然と文化が調和した幸せ創造都市-

ライオンズクラブ国際協会330-B地区

ようこそ南アルプスライオンズクラブへ

日本赤十字社

日本骨髄バンク

特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会


2023年12月26日火曜日

あぁ勘違い!

 先日、YouTubeでアニメの「ジャングル大帝」を見つけ、早速視聴したところ感動したのでAmazonでコミックがないかなぁと探しました。

 私は年代的に手塚治虫はギリギリ、子どもの頃にコミックを読む機会がなかったので読んでいませんでした。

大人になってからブラックジャックや火の鳥ほかコミックを購入して読むようになったので、手塚治虫の凄さを知ったのは50歳過ぎてからでした。


 さて、今回「ジャングル大帝」のコミック復刻版が4巻販売されていたので、ちょっと高い(税込6,270円)と思いながらも、ついつい注文したところ1冊しか送られてきませんでした。

明細を確認したところ4冊注文したはずが、コミックが1冊しか注文されていませんでした。請求額が高額だったため、コミックの裏表紙の値段を確認したところ、何と5,700円の税込6,270円と書いてあり、あまりの高さに二度見してしまいました。

今まで見たことのない金額すぎてビックリしましたが、1冊購入してしまったので、残りの3冊を購入しました。

 結局、全巻4冊の「ジャングル大帝」のコミックですが、あまりの高額すぎて値段を言えません。ちなみに一緒に購入した「ジャングル大帝レオ」全2巻は、2冊で1,760円でした。

多分、復刻版であってマニア向けの特別なコミックなのでしょう。

 購入される際は、よく確認して“ポチィ”しましょう。

※最近は本体が安く送料が高額になっている品物や、偽物の品物が送られてくる場合が増えているので購入する際はよく確認してお気を付け下さい。※

(復刊ドットコムは、復刊してほしい書籍を多数の人がリクエストし審査されることで復刊に至るシステムとなっています。もし、何か復刊して欲しい本がある方は、一度復刊ドットコムを探してみると良いと思われます。)


2023年12月25日月曜日

コロナ消毒液は危険物

 コロナの類別が変更となり、私たちの生活もコロナ禍前の生活に戻りつつあります。

 コロナ禍にはどの家庭でもコロナ感染を防ぐために、アルコール消毒液を購入されていたでしょう。今、丁度使用期限の3年を過ぎた物が使用されずに放置されているでしょう。

 実はこの消毒液は濃度60%以上の製品であり、消防法からすると「危険物」に該当するので、注意が必要です。

 濃度60%以上のアルコール消毒液は「危険物」に指定されているため、

①下水道に流すと下水道の中で揮発し、火災が発生する恐れがあります。

②液体のまま、消毒液をぞうきんや古紙にしみ込ませ乾燥させてから可燃物として捨てる。

③空のプラスチック容器は分別して捨てる。

 この3項目を守って処分して捨てて下さい。

  このアルコール消毒液は長年こびりついた汚れなども溶かし落としますので、この年末の大掃除に使用することをおすすめします。ただし、ぞうきんなどにしみ込ませ使用し、捨てる時は必ず②の項目を守って下さい。



2023年12月24日日曜日

トナカイは暑いのが苦手

 12月に入りましたが、日中20℃近い気温の日があるのには驚きです。確実に地球温暖化に向かっていることを肌で感じる毎日です。
 さて、12月に入るとトナカイとサンタクロースは1年で1番忙しい月を迎え、12月24日に向け、トナカイは当日に向け体調を整え、サンタクロースはプレゼントの用意以外にソリのメンテナンスもあり、特に大変なようです。
 そんな中、近年の地球温暖化でトナカイの体調が優れないようです。
トナカイは哺乳網鯨偶偶蹄目シカ科(シカ)トナカイ属の1種であり、本種のみでトナカイ属を形成するそうです。自然に分布しているのは北極圏周辺のみであり、アメリカ合衆国(アラスカ州)、カナダ、デンマーク領グリーンランド、ノルウェー、フィンランド、ロシアなどの地域では絶滅しているようです。
 トナカイはシカ科で唯一、雌雄共に角があり、用途は繁殖期におけるオスの抗争だけではなく、雪を掘って餌を得る役目もあるようです。また、極度の暑がりで、夏場は角の中を循環している血液で冷却し、体内を冷やしているとも言われています。
 トナカイの生活圏から考察すると、暑がりなので今の地球温暖化には馴染めない個体のようであり、気温が上昇すると呼吸が乱れ、立ち上がることすら大変なようです。暑さを察知すると気温の低い山脈などへ移動し生活しているようです。
 このことから、今後、12月24日のクリスマスに世界中の子ども達へプレゼントを運ぶトナカイが少なくなってきていることも事実なようです。
 24日にはトナカイにプレゼントを運んでもらえるように、常日頃から子ども達は、お父さん・お母さんの言うことをよく聞いて良い子にしていて下さいね……。
 世界中の子ども達がトナカイにプレゼントを運んで貰えますように。

2023年12月23日土曜日

クリスマス

 大量のクリスマスケーキの売れ残りが問題となり、近頃ケーキは注文販売のみとなったようです。

昨年知らずに買いに行ったら、購入することができませんでした。今年こそは注文しよう、とコンビニのカタログを頂き、さぁ、どれにしようかと思い確認しましたが……。

あまりに高額すぎて、注文することを諦めた次第です。

 今、景気が低迷し困窮しているご家庭が増えている中、先日もカップラーメンの寄付をさせて頂いたことを考えると、この高額なケーキを貧困家庭が購入することは無理でしょう。

ケーキの購入すら難しいご家庭もいることを考えると、胸が痛みます。


 さて、キリストは今から約2000年前に、ユダヤのベツレヘムの馬小屋で、聖母マリアのもとに生を受けました。この生誕をお祝いする日がクリスマス(降誕祭)です。

「クリスマス(降誕祭)」の言葉の通り、本来キリスト教徒はこの日に教会に赴き、聖書を朗読したり、神父(プロテスタントは牧師)様の説教を聞いたり、お祈りを捧げたりする礼拝(カトリックはミサ)に参加することです。

 日本にはじめてクリスマスの前身がやってきたのは16世紀頃。イエスズ会のフランシスコ・ザビエルと共に来日した宣教師コスメ・デ・トーレスによって、国内で降誕祭が行われたとされています。

また、クリスマスイベントとして庶民の間に広まったのは明治33年に銀座の明治屋からクリスマス商戦をきっかけに広まったとされています。

 現在はクリスマスツリーやサンタクロースなど楽しい雰囲気のクリスマスに購買意欲をそそられ、クリスマスケーキやプレゼントを用意する家庭が増えてきたようです。

 今では、小さい子どもがいるご家庭は、プレゼントを用意して、子どもが寝静まった頃に枕元に置くのがお決まりです。また、イブの日には恋人とロマンチックに過ごしたり、また友人と集まりパーティーを開いて陽気に過ごしたりするのでしょう。


「天のお父様、世界中で行われているテロや戦争が無くなり、皆が協力し合って幸せに生きて行ける世界が来ますように。――Amen.」



2023年12月22日金曜日

住民の5人に1人が外国人

 住民の5人に1人が外国人という日本でも珍しい街が群馬県にあるそうです。
そこは群馬県の大泉町で移民たちにとっては住みやすいコミュニティーを作るために、町ではどのような取り組みをしているか英紙「オブザーバー」の記者が取材したそうです。
 東京や京都といったにぎやかな観光地から遠く離れた、工業の盛んな小さな町がいま、社会変革の真っ最中にあるようです。首都の東京よりも、この群馬県大泉町が外国人に優しい日本の未来を切り拓くために動いています。
 多文化共生を試みるのに、北関東は意外な場所かもしれません。それでも大泉町は他の日本の自治体とは異なり、この地にある東武鉄道小泉線の西小泉駅では、駅名標が6ヶ国語で書かれており、切符売り場では、日本語でのコミュニケーションが難しい人にはスタッフが丁寧に対応するそうです。
 町のメインストリートにはブラジルやペルー、コロンビアの食品を売るスーパーをはじめ、ケバブ店、ネパール料理やインド料理のレストラン、ハラールの肉屋、東南アジアのカラオケバーなどが混在しているそうです。
 ここはフレンドリーなコミュニティーで、日本人住民も外国人住民も暮らしになれているようです。
この町の外国人住民の約70%をブラジル人とペルー人が占めているようで、彼らは1990年代初頭に、電子部品工場や自動車工場で働くために移住してきた日系ブラジル人や日系ペルー人の子孫たちだそうです。
 現在、日本国内では人手不足が叫ばれています。その問題に先駆けて群馬県大泉町では進んだ取り組みをしているので、今後、日本国内の各地域が学ぶべきエリアの見本となるでしょう。
 しかし、なかなか外国人と共生できる地域を作るのは文化や生き方が違うので、難しいでしょう。(同じ日本に生きてきている人達同士ですら、共生が難しいこともあります。)
それでも、群馬県大泉町のようなコミュニティーを作らなければ、日本という国は生き残れないのが現実だと思います。
 今後、外国人と共生できた町には「〇〇タウン」というように呼ばれるエリアが出てくるでしょう。
 そういえば、会社の近くの元商店街には私が「チャイナタウン」と名付けたエリアがあります。これは、違う意味で使っている言葉です。
中国人が空き屋を購入し住んでいるエリアでは、問題が発生しやすく、頻繁に警察が行き来しているので「危ないエリア」という意味で勝手に名付けました。
 仲良く共生出来れば良いのですが……。

2023年12月21日木曜日

桃源郷

 私の住んでいる市内には「桃源郷」と呼ばれているところがあり、特に桃の生産が有名な場所でもあります。

 毎年「桃源郷マラソン」が実施され全国からたくさんのランナーが集まる大きなマラソン大会が行われている地域でもあります。私は子ども心に桃がたくさん作られている場所だから「桃源郷」と呼ばれるのだと思っていました。

 今、この歳にして「桃源郷」の意味を知りました。陶淵明(とう めいえん)の作品『桃花源記』が出処になっているようです。

 桃源郷は再訪は不可能であり、また、庶民や役所の世俗的な目的にせよ、賢者の高尚な目的にせよ、目的をもって追及したのでは到達できない場所とされる。(日常生活を重視する観点故、理想郷に行けるという迷信を否定している。)

 創作されてから約1600年経った現在でも『桃花源記』が鑑賞されているのは、既に人々の心の中にある存在を詩的に具現化したものが、桃源郷であるとされているからだそうです。既に知っているものであるため地上の何処かではなく、魂の奥底に存在しているそうです。桃源郷に漁師が再訪できず、劉子驥(リュウシキ)が訪問できなかったのは、心の外に求めたからであり、探すとかえって見出せなくなるそうです。

 元々「桃源郷」とは二度と再訪することができない場所を言っているようですが、南アルプス市の桃源郷は何時でも行けますし、決してユートピアではありません。

ただ、桃の生産地で自然が豊かな場所であることは間違いないでしょう。

 是非、桃の季節には南アルプス市の「桃源郷」にお出かけ下さい。


2023年12月20日水曜日

パックご飯

 ときどき、仕事の関係で色々な地域を周ることがあり、地域の小さな食堂に立ち寄り昼食を済ませることがあります。場所によっては後悔することもあるので、それほど期待せずに入ります。

 以前、一度だけご飯の美味しかった食堂がありました。美味しさのあまりお代わりをしたくらいです。美味しかったので、つい台所を覗いてみると何とご飯はパックご飯だったのです。

足りなかったからパックご飯だったのか確認すると、全てパックご飯を使用していると言っていました。残念ながらパックご飯のメーカー名を確認するのを忘れましたが、その時からパックご飯の虜になりました。

しかし、色々食べましたが残念なことに全てが美味しいわけではなく、変な匂いがして食べられないものがあるのが事実です。

 近年、パックご飯は大人気で、2022年の生産量は前年比5%増の24万5811トンと過去最大で、2010年と比べると倍増しているそうです。

 以前はパックご飯といえば非常食のイメージがあり、尚且つ不味いという印象が先行していたと思われます。今では、パックご飯を日常食として使われている方も増えており、それと同時に各メーカーが競争で美味しさの追求も加速しているようです。

 当然ですが、我が家もパックご飯を常備してあり、頻繁に食べています。今では過去に比べ美味しく手軽なものがたくさん販売されているので、自分の嗜好にあったパックご飯が見つけやすくなっていると思います。

 パックご飯なんかとてもじゃない、と思っている方がいましたら、騙されたと思って一度食べてみて下さい。

美味しさの虜にされるのも間違いありません。そう言ってもお釜で炊いたご飯には敵いませんが。


2023年12月19日火曜日

褒めちぎる教習所

 私が教習所へ行ったのは、もう40年以上も前のことになります。

当時は教習所の教官といえば鬼軍曹のような怖い人がいて

「下手すぎ」「全然ダメ」

という言葉はいつも掛けられていたので、最悪なイメージしかありません。

 今は少子化が進み、全国的に教習所の経営も大変な時代に突入したようです。今、私たちのときのように鬼軍曹のような教官から滅茶苦茶に叱られるような教習所だったら、当然、教習生は集まらないでしょう。そんな時代背景もあり、殆どの教習所が優しく指導するようになってきたようです。

 そんな中、山口県内最大手の教習所では「褒めちぎる教習所」として8年連続で一番人気だそうです。

 「褒めちぎる教習所」が始まったのが2018年からで、ほめることで本免許試験の合格率が16年の80.7%から22年には93.3%に上昇したようで「ほめること」の効果があり、何と言っても卒業生の事故率も下がっているようです。

 私たちの時代は、鬼軍曹の教官が厳しすぎて途中でやめてしまい自動車免許を取得しない人も結構いたのも事実です。今考えると、私自身もよく我慢し耐え抜き卒業できたな、と感心すらします。

 やはり、人を指導するのは難しいと思いますが、連合艦隊司令長官の山本五十六の名言

やってみせ 言って聞かせ させてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ

これに尽きますね。


2023年12月18日月曜日

命を絶つ

 2022年の1年間に、自ら命を絶った人は2万1881人と数年増加し、中でも児童・生徒の数が過去最高となっています。ここ数年のコロナ禍により、子どもたちの居場所がなくなったことが増加した原因だとも言われています。

 しかし、20年前の2003年には3万2109人と過去最多記録を更新した時と比べると、1万228人減少していることを考えれば、喜ばしい傾向ではないでしょうか。

自ら命を絶つことに関して「喜ばしい」という表現は不謹慎でもありますが、2023年の景気が低迷し物価高の大変な国内状況を鑑みれば、これだけの数に収まっていることは、奇跡であり喜ばしいことでしょう。

※自ら命を絶った方々のご冥福をお祈りいたします。


 私たちが、就職した30年以上前のことを考えると、現在は転職しやすい社会になり、嫌なところに無理してまで居る必要がなくなりました。また、社会保障も充足され、行政に相談すれば最低限の暮らしを送ることが可能になってきているのも事実です。

 この行政サービスを上手く利用できない人が、一人で悩み自ら命を落とす人もいるのではないかと思います。正直、精神的に病み社会生活が送りにくい人に対しての行政サービスの質を向上させろ、と言われがちですが、実は行政サービスを上手く利用でき難い人に対しサポートできる体制をより一層整える方が先ではないかと思います。

 今後、自ら命を絶つ人を減少させるための対策は、永遠の課題だと思います。残念なことに国民のためにできた個人情報保護法施行から、地域との繋がりが一層厳しくなってきています。

 ここでもう一度、地域住民との関わりを昔のように強い絆で結び、近所の方が何に悩み、困っているようであれば助けてあげられるような付き合いこそが、自ら命を絶つ人を減らす策ではないかと思います。

 現状では私が暮らす地域では、組が組織されています。それでも形式的なもので、殆ど組の決められている最低限の仕事以外のお付き合いはしないからこそ、助け合うことも殆どありません。

正直、将来的に考えても個人宅に関わることは不可能でしょう。

 最近、地域行事のゴミ拾いがあったので、隣のお宅のことで組長さんに相談しましたが、個人宅の事ですから、と言われて終わりました。昔は皆が心配して助け合ったものです。

これこそ「個人情報保護法」が壁になり、近所のことすらも助け合えないような寂しい時代になってしまっている原因でしょう。

本来の意味での個人情報保護法の運用が間違っていると思うのですが……。


まもろうよ こころ|厚生労働省

電話相談窓口|困った時の相談方法・窓口|まもろうよ こころ|厚生労働省


2023年12月17日日曜日

マニアにはたまりません

 私は、卒業してすぐに伊丹空港の大型機の整備工場内で整備の仕事をしていたこともあり、航空機が大好きなマニアです。

 先日、大手航空会社に勤務する兄からたくさんの航空機グッズを頂きました。

グッズは一般では販売されていないものから、航空機製造会社(ワシントン州シアトル)の社内にあるショップでしか購入できないもの、また航空機メーカーから購入会社の一部スタッフにしか配布しないものなどを頂きました。

航空機マニアにとっては喉から手が出るほど欲しいお宝グッズばかりで、出すところに出せば、合計でうん十万くらいで販売できそうなグッズばかりでした。

 当然、飛行機マニアの私ですから売る気は全然ありません。大切に飾っておこうと思います。中にはジャンパーや帽子もあるので、いつかは使用しようと思っています。

 まだ、たくさんあるようなので、今後も頂けることを期待し、楽しみにしています。

ボーイング ジャパン-ホーム

Airbus in Japan


2023年12月16日土曜日

無理しない生き方

 無理して購入した住宅のローン完遂も目前です。

これまで自動車はじめ、たくさんのローンを組み大変な生活を送ってきたことを考えると

「住宅なんか購入するんじゃなかった」「〇〇を買うんじゃなかった」

と言い出せばキリがありません。

 今、言えるのは本当に住宅を購入するべきではなかったと反省の一番にきます。

現在はたくさんあったスーツ類は全て処分し、毎日着ているものは数着あるワイシャツと数本のズボンを回して着用しているだけです。大きなものを購入するわけでもなく、飲み食いに出かけるわけでもなく、家に帰れば4匹いる猫と遊ぶだけです。

 食事も若い頃と比べると小食になり、冬には毎晩、簡単な野菜のいっぱい入った鍋を突く程度です。

 人それぞれ、何が無理しない生き方かは分かりませんが、私は、休みなく1年365日働き続けています。以前はこれが大変辛く、何時になったら仕事が辞められるだろうと思っていました。

今では毎日働くことが生き甲斐となり、隙間時間に仕事以外の用事や母親の通院、介護と忙しなく動いています。他人からみれば「無理してるね」とも言われますが「いや、それが全然」と返せるくらい余裕です。

 この1年365日働き続けることと、時々仕事以外の別の事を組み合わせることで気晴らしになり、無理しない生き方に繋がっています。私から言わせれば『家でゴロゴロした生活』こそがストレスの溜まる無理な生き方なのです。

 無理しない生き方のポイントは、隙間時間に別なことを入れ込んで気分転換することです。また、時間を有効活用することで、無駄にお金を使う機会も発生しないし、余計なことを考えずに済み、一粒で二度美味しい結果に繋がっているわけです。


2023年12月15日金曜日

映画やドラマが怖い

 韓流ドラマや韓流映画が大好きな私ですが、このところ何故か最後まで視聴できずに終わってしまいます。

 最初は、楽しく見ているのですが……。恋愛ものであれば恋人同士の喧嘩のシーンが始まると「これから別れるよね」とか「別の彼女ができるよね」と勝手に想像してしまいます。それが怖さになってしまい、途中でみるのを止めてしまいます。

いざ、落ち着いた頃に「よし、見るぞ」と思った頃には時すでに遅し。途中まで見ていたドラマは配信が全て終了し、別のドラマが始まっているのです。

 別に殺人事件でもあるまいし、怖いシーンなど一切出てこない恋愛ドラマなのに、この怖さです。

最近は「おすすめドラマ」であっても、途中で怖くなってしまい見るのを止めてしまうことが分かっているので、ドラマや映画は一切見ていません。その分、やることがないので、お風呂から出たらアイスを食べて、すぐに寝る生活をしています。

 今では、毎日寝すぎなのか、歳をとったのが原因なのか日中ウトウトしているし、高いところや狭いところも怖く感じてしまうようになった今日この頃です。


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2023年12月14日木曜日

日本一の金持ちの村

 オホーツク海に面する北海道猿払村(さるふつむら)は人口2,700人の寒村ですが、ここ数年「日本一の金持ちの村」として脚光を浴びているそうです。
 総務省が発表した資料によると、2022年度の猿払村の平均所得は約732万円で、金額が日本トップクラスだそうです。金持ちが住む街として知られる東京都世田谷区や兵庫県芦屋市などを抑え、全国第6位だそうです。
村の平均所得を押し上げているのが、なんとホタテ漁師だそうです。
 約20年前に中国への輸出ルートを開拓したことで、北海道のホタテは一大産業に発展。猿払村のホタテはブランド品として価格が高く、村には年収3,000万円の漁師が建てた「ホタテ御殿」と呼ばれる豪奢(ごうしゃ)な邸宅が建ち並んでいるそうです。

 しかし、東京電力福島第一原発から処理水放出を受け、中国が禁輸措置をとったことで、村を取り巻く状況は一変したそうです。
 これまで、漁師を生業とする方々において、その時々に高収入を修め「ニシン御殿」「〇〇御殿」……。
今回の「ホタテ御殿」と時代背景のなかでたくさん儲けた漁師さんがいたようです。
 今回、原発処理水を放出し、中国がホタテの禁輸措置を取ったため、今後の高収入は望めないでしょう。しかし、このホタテ漁師さんの中には株式投資で運用している方々もいるようで、打撃を受けることがない漁師さんもいるようです。
 以前であれば、贅沢三昧な漁師さんばかりだったようですが、今の若い漁師さんは賢明な方が多いそうです。

※猿払村のホタテ漁師さんは世襲制のため、一般の方は働くことができないそうです。

2023年12月13日水曜日

4人に1人が勤め先「0点」

 高校を出て就職する「高卒人材」の早期離職率が高止まりしているようです。高卒人材の4割が3年以内に離職し、4人に1人は就職先を「0点」と評価しているという結果が出たそうです。
 文科省の23年3月卒のデータによると、高卒人材の就職率は約97%に上がるそうなので、就活生全体に内定できることには成功していると言えるでしょう。
 しかし、リクルートワークス研究所が20年に行った調査によると、高卒就職者全体の40%が3年以内に最初の企業を退職しているようです。また、この4分の1超えにあたる10.7%が半年以内の「超長期退職」だったそうです。そこで、最初に就職した企業を10点満点で採点してもらったところ、全体の24.1%が「0点」を付けたそうです。
 その結果から
「いろいろな会社と比較したかった」
「会社のダメな所を先に伝えてほしい」
「何社も受けさせてほしかった」
「職場見学がしたかった」
「本当に受けたい会社を受けさせてほしかった」
など、学校にしてほしかったことを訊ねたアンケートに、たくさんの要望が並んだそうです。
 現実的には学校の就職担当教諭が1人に1社だけを受けさせ、1社内定したら終わりの繰り返しをし、本人にマッチした就職先を案内する余裕がないことにも問題があるようです。
 本来であれば自身が前もって「何をしたいからどの会社へ行こう」と前もって調べたりする前準備が出来てないことがあるようで、就職担当教諭だけの問題だけではなさそうです。
 人生を左右する初めての就職だからこそ、就職担当教諭の意見だけではなく、家族ともしっかり話し合って選択することこそが、早期離職を防ぐ道でしょう。
 一つ言えることは、初めて就職したところに定年までいることが、一番良い選択だと私は思います。

2023年12月12日火曜日

また、また食品を寄付しました。

 今年も残すところ僅かとなり、子どもたちには待望の年末年始の冬休みが始まります。冬休みといえば子ども達には、楽しみな催しが目白押しです。クリスマスにお正月のお年玉、と大人からすれば頭の痛い季節です。

 さて、長期間の休みになると学校に行かないため、昼の給食がなくなります。すると、貧困家庭では昼食を食べることができなくなってしまう子どもが出てくるそうです。

 そこで、あおぞらでは毎回恒例の「南アルプスライオンズクラブ」が会員より集めた食品を「南アルプス社会福祉協議会」を通じて、貧困家庭のお宅に食品を届ける事業に協力しています。

 今年は、夏休みのときより数量を増やしカップラーメンの「しょうゆ味」「カレー味」を各60個、合計120個を協力させて頂きました。

カップラーメンでも極力塩分控えめの商品を選んであります。少しでも寒い時期の子ども達のお腹や心があたためられれば幸いです。

南アルプス市社会福祉協議会

ようこそ南アルプスライオンズクラブへ


2023年12月11日月曜日

撃たないで下さい『動物より』

 日本全国で毎日、熊やシカ・イノシシ・サルなどが私たちの生活圏に来ては危険な行為をするので、地域の猟銃会の会員さんはその度に動員されるそうです。

 そんな中、千葉県では閉園した施設から逃げ出し野生化したキョン(シカの一種で体重が12~17キロ位、中型犬サイズの可愛い動物)が過去10年で約3倍の7万1500頭(2022年度)に増加しているようです。

 そのキョンが野菜や果物など様々なものに被害を出すことから、環境省は特定外来生物に指定したそうです。急激に増え、人に慣れたことで問題を更に深刻化させたことが原因のため、猟銃会に協力してもらい駆除に当たったそうですが……。

その猟銃会の方がクマと違い危なくないし、可愛いし、また仕留めた時の鳴き声を聴いたら二度と仕留めることができなくなってしまう程だそうです。


 合掌――さる(混声合唱組曲「内なる遠さ」)♪より

 逃げまとい 逃げおくれ

 逃げ場をなくした 子連れのさるは

 銃口に向かって 手を合わせ

 必死に手をすり合わせ

 泣きながら拝むとか

 見逃してくれ と 拝む様

 そっくり人間のものだとか

 里もいやだが

 もう山もいやだ

 さるうちは因果な仕事だと

 語ってくれた老人の名は忘れたが

 その合掌ばかりは 

 今も鮮やかに思い出す……♪

(作曲:高田三郎、作詞:高野喜久雄)


 キョンを仕留めた時の亡くなる最後の鳴き声(悲鳴)は、猟銃会の方々の脳裏には一生泣き続けるのでしょう。

 私には何が正しいかは言えませんが、動物にも命があり、死にたくないという感情もあると思っています。(合掌)

(ちなみに、千葉県のふるさと納税の返礼品としてキョンの肉が採用されているそうです。)


2023年12月10日日曜日

人生は競歩大会

 学生時代の嫌な思い出といえば、毎年行われるマラソン大会でした。

私は短距離では早く走れたので、地域で行われていた運動会ではよく声を掛けられ参加していました。この歳になった今でも、高齢の方とお会いすると

「子どもの時は早かったよね」

と言われるくらいです。しかし、長距離走は苦手なので本当に嫌でした。特に高校時代の毎年実施されていた競歩大会は、なんと70キロも距離があり、恐怖としか言えませんでした。今では苦しかった長距離マラソンを経験する機会はありませんし、機会があっても参加する気持ちにさえなりません。

 さて、大人になって結婚して子どもが生まれ、社会的に責任が発生してくると色々な役を仰せつかり、ストレスが溜まることばかりです。その上、会社経営を始めた今では、毎日、お金や売り上げの心配でゆっくり心穏やかに過ごせる日はありません。

 当時、競歩大会が開催されるまでの練習期間と当日の本番、ゴールしてからの筋肉痛が嫌でたまりませんでした。今、冷静に考えてみると毎日が競歩大会です。

 学生時代の競歩大会は目の前のゴールに向け一歩ずつ進むだけなので大変ではありません。今、毎日の競歩大会では目の前にやってくる問題を一つひとつ解決していくことが、永遠に続く道のりです。

何時になったらゴールできるのでしょうか。


2023年12月9日土曜日

エレベーターに鏡がある理由

 鏡といえば、誰でもが毎日お世話になっている道具の一つだと思います。女性は化粧、男性であれば髭剃りなどになくてはならない存在です。

 さて、時々エレベーターを使用することがあります。(人によっては毎日エレベーターを利用されている方も居ると思われます。)その時、鏡があることが気になっていました。このエレベーター内の鏡の存在をあまり意識したことはありませんが「空間を広く見せるため」「身だしなみを整えるため」「防犯のため」位にしか思っていませんでした。

 実は、エレベーターが狭いため、車椅子利用者が乗り、降りるときに鏡を見ながらバックで出るために使用する鏡だそうです。当然ですが、ベビーカーの利用者も同じように利用しています。

この鏡の設置は、車椅子利用者やベビーカー利用者をサポートするためにバリアフリー法で設置が義務付けられるようになったそうです。しかし、市町村条例等の違いで設置されていないエレベーターもあるようです。

 鏡のあるなしに関わらず、車椅子利用者やベビーカー利用者が乗ってきた場合は、健康である私たちは邪魔にならないように、スムーズに乗降できるように協力しましょう。

 このように普段何気なく設置されているものが、実は法律で義務付けられ、特定の利用者になくてはならない大切な物だったことを考えると「知らないことがたくさんあるな!」と反省した発見でした。


2023年12月8日金曜日

生存権と安楽死について

 医師が致死薬を投与するといった方法で行われる「安楽死」は、日本では認められていません。

 外国ではオランダで2002年に世界で初めて国として合法化しました。それから21年経った今、オランダ国内では何が起きているか、また、国民の間ではどう受け止められているかが気になるところです。

 オランダ北部フリースランド州に住む方(54歳)は2021年、長女(当時21歳)を安楽死で亡くしています。長女は自閉症スペクトラム症(アスペルガー症候群)があり、他の子とうまくコミュニケーションが取れず、12歳の頃からパニック症状が現れるようになり、家族では対処が厳しくなり、14歳で施設へ入所したそうです。

15歳の時に自殺を図り、施設を変えるなどしたようですが、不安定な精神状態は良くなることがなく。その後も自殺未遂を10回以上繰り返していたそうです。

18歳の時には

「1人で死ぬのは嫌だから、安楽死したい」

という手紙を両親に書き、オランダ国内にある「安楽死専門センター」に登録したそうです。

精神疾患の場合は治療は治療やケアでよくなることも多い為、オランダでも安楽死の審査は慎重に行われるそうです。その長女も約10ヵ月の経過観察があり、約1年半の審査を経て、安楽死が認められたそうです。最期の2週間は自宅で過ごし、安楽死の前夜は長女と手をつないで寝たそうです。 

 当日、長女は「やっとこれで逝ける」とベッドに駆けていき、医師から左手に致死薬を注入され、家族に囲まれて笑顔で亡くなったそうです。

 親御さんは

「可能な限りの支援を受けたが、娘の願いは『死にたい』だった。安楽死しなければ、いずれ自殺したと思う。どちらかを選ぶとしたら、安楽死のほうがいい」

と。

 長女の方には「Don’t judge(決めつけないで)」というタトゥーを入れていたそうです。

 親御さんは長女の気持ちを代弁し

「周りは色々言うけれど、本人の苦しみや気持ちは本人しか分からない。『安楽死はするべきでない』と決めつけず。『安楽死をしない』という選択肢を含めてどちらも尊重してほしい」

と言っているそうです。

 日本には、安楽死をしたいと思っても法律で認められていないので、選択できません。

これだけ医療が向上しても治癒できない病気はあります。本人の苦痛を考えるならば「生存権」と「安楽死」をセットで議論し、将来的には日本国内でも「安楽死」を認めてほしいと願っている方はたくさん居ると思います。

私自身も、もし治癒が難しく周りに迷惑をかけてしまうような病気になった場合は、安楽死を望みたいです。


2023年12月7日木曜日

住宅弱者?

 私の周りやインターネットから「入居差別」「入居拒否」とかよく聞きます。特に高齢者・シングルマザー・障害者などが入居させてもらえない、と聞きますが本当にそうなのでしょうか?

 不動産経営もしている私からすれば考えられません。何故かというと拒否した経験がないからです。会社保有の不動産には、様々な方々が入居している事実があるからです。

 世間では「入居差別」「入居拒否」だけが独り歩きしているようですが、それは入居に対して家賃の支払いを期日までにできない人や、ルール(近隣の方にご迷惑をお掛けするような行為など)の守れない人がお断りされ「入居差別」、「入居拒否」として括られているのではないかと思います。

もし、お金に困窮しているのであれば市町村に相談すれば、通常であれば入居できます。入居後、ルールが守れないようであれば、市町村を通じ契約解除することもありますが……。

 不動産経営者でも色々な考え方があるので、特定の方はお断りすることもあるでしょうが、通常であれば利回りの件もあるので、入居して貰いたいはずです。

 この問題は、やはり特定の方に対しての差別ではなく、入居にあたりルールの守れない方に対してお断りしていることが、「入居差別」「入居拒否」と叫ばれてしまっているのではないでしょうか。当然ですが、私もルールを守れない方はお断りします。

 もし「入居差別」「入居拒否」されていると思われる方がいましたら、是非、あおぞらに連絡頂ければ低料金で交通の便が良く、周りに商店のある便利な物件をご紹介いたします。

ただし、空室があれば、ですが。

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2023年12月6日水曜日

レモン市場(しじょう)

 この時期になると「ホットレモン」をよく飲みます。また、レモンといえば柑橘系で「酸っぱい」「爽やか」「爽快」など悪い印象はない果実です。そんなレモンですが、私たちの知らない所では「レモン市場(しじょう)」または「レモン市場の法則」という言葉が存在するようです。一見、爽やかな言葉にしか聞こえないのですが……。

 実はレモン市場とは、アメリカの経済学者ジョージ・アカロフが提唱した法則であり、商品の品質や価値等に関する情報が売り手と比較して買い手側が不足している市場のことを指すようです。結果として、市場に不良品、粗悪品が出回ってしまうことに繋がってしまうようです。

 この法則は、皮が厚く、中身の状態が判別しにくいレモンになぞらえて、英語の「lemon」の「できそこない」「欠陥品」という意味に由来するそうです。

具体的に挙げられるのが「中古車」の例があります。買い手側は事前に見たり、市場したりととしても欠陥車と判別するのは難しく、購入後にしばらく利用してから問題が発生し、その時はじめて不良品と気付くことになります。一方売り手側は、その品質レベルを事前に認識している場合が多く、情報の格差によって生じているそうです。

 買い手側は、当初は粗悪品とは分からない状況で購入するが、実際の品質レベルを理解すると、良品に支払える価格で買わなくなってしまう。その結果、不良品を安い価格で販売する売り手が増え始め、品質の悪いものばかりが市場に溢れてしまいます。

これが「レモン市場」と呼ばれる由縁だそうです。

 私たちは日常生活において自動車はなくてはならない存在です。社会には中古自動車屋さんをはじめ、中古パーツ屋さんが全国展開されている大型店から小規模な店舗までたくさんあります。これこそ「レモン市場」であり、私たちが気を付けなければならない粗悪品を掴まされてしまう市場なのです。

 昔から「安物買いの銭失い」と言いますが、お金がないからこそ中古自動車を購入し、結果的には修理代にお金が掛かってしまい「新車を購入した方が安かった」と時々耳にします。

このことから中古車の購入は非常にリスクが高いので、安心できるディーラーで新車を購入するべきでしょう。どうしても中古車の選択しかなければ長期保証がされている安心なディーラーでの購入でしょう。

 最近は中古家電も流行ってきているようですが、これもまた購入するのであれば、大手家電販売店の完全にリペアーされた長期保証が付いている商品が良いでしょう。

 決して「安物買いの銭失い」にならないように気を付けましょう。


2023年12月5日火曜日

宇宙放射線被ばくで初の労災認定

 胃がんの診断を受け死亡した航空社会のCA(客室乗務員)が宇宙放射線による産業災害(産災、労働災害)認定を受けました。

 宇宙放射線とは宇宙から地球に降り注ぐ高いエネルギーを持つ、様々な粒子や放射線です。宇宙飛行士や航空関係乗務員関係者が被ばくすると言われています。

 2021年に白血病で亡くなった別の元乗務員が宇宙放射線による産災認定を初めて受けたが、今回は胃がんの原因が宇宙放射線であると初めて認定されたようです。

 韓国勤労福祉公団などは2023年11月5日、先月6日に胃がんで死亡した大韓航空のCAについて

「ソウル南部業務上疾病判定委員会が業務災害として認めた。」

と発表しました。

このCAは1995年から2021年までCAとして勤務し、2021年4月に胃がんのステージ4と診断され、53歳で死亡したそうです。CAは、飛行時間のほぼ半分が米州路線と欧州路線で北極を通過する「北極路線」を利用するケースが多く、他の路線よりも宇宙放射線の影響を受けやすい勤務が多かったようです。

 大韓航空は

「乗務員が被ばくする放射線量については、年間の基準を超えないように管理し、また申請者の疾病と宇宙放射線との因果関係は明らかになっていない。」

と主張してきたようですが、委員会は

「個人の累計被ばく量は社会側が測定したものより実際に多い可能性があり、長距離路線の特性から食事も不規則になる点なども総合的に考慮すれば、疾病と業務の間にかなりの因果関係が認められる。」

と判断を下しました。

また、CAは飲酒や喫煙の習慣がないにも関わらず、比較的若い年齢で胃がんが発症した点も判断に影響したようです。

 今後、日本でも航空機の乗務員に対して、放射線被ばく量の管理も厳しくなるでしょう。また、将来的に乗務員にガンが発症した場合、労災認定されるケースも出てくるでしょう。

大韓航空公式ホームページで航空券をご予約下さい|大韓航空

宇宙天気50のなぜ|23.飛行機に乗っても被ばくするの?


2023年12月4日月曜日

今年の漢字「崩」

 今年の夏の暑さで食欲不振に至り、夏場よりお粥と禁酒の生活が始まり、ここ何十年も毎晩飲んでいたアルコールが蓄積された中年太りの体型が崩れ始め本来の身体に戻りつつあります。

 さて、今年は破竹の勢いで全国展開していた中古車販売大手の企業が顧客から預かった車を故意に傷付けるなどして、保険金を不正に請求していた問題が発覚しました。また、国内大手芸能事務所の芸能人研修生に対しての経営者による戦後からこれまでの長期間の性加害の発覚など、これまで日本国内で大きなシェアを抱えていた大手企業の法令違反等により、これまで築き上げてきた巨大組織が一瞬で崩れ去りました。

 この2つの企業については、以前から問題が囁かれていたことでマスコミによって問題になっていたことはありましたが、国民が大きく騒ぐような流れにはなりませんでしたが、2023年は違いました。

 今回、企業が崩れ閉鎖に近い形にまで進んだことは、日本が景気低迷し、国民皆が大変な生活を強いられ、国民一人ひとりのマグマが爆発寸前まで来ていることが関係しているのではないでしょうか。

これまで、法令違反をして国民を騙してまで大きく成長した企業は、今後叩かれ、一瞬のうちに崩れ去るような時代が始まった2023年でした。

 来年こそは国民一人ひとりが朋に助け合い幸せを感じられるような明るい社会が取り戻せるように、私利私欲のないリーダーのもと、私たちの日本丸の舵取りをして頂きたいと願わずにはいられません。

 私の今年の漢字は“崩”ですが、2024年の漢字は“朋”に……。


2023年12月3日日曜日

一坪図書館

 今、実家のリホームと大掃除で懐かしいお宝が見つかっています。

 今回は昔、父親が家で開催していた「一坪図書館」の木製でできた看板を発見しました。

以前より、玄関にあった木製の物が気にはなっていましたが、何十年の時を経て、手に取ってみたところ、何と懐かしい一坪図書館の木製看板だったのです。

 この一坪図書館の始まりは、私が保育園に通っていた頃だと思います。保育園から帰って来ては何もすることがない為、一坪図書館の書籍を読むことが、私にとっての唯一の楽しみだったからです。

 さて、一坪図書館とは公共図書館の設置状況が他県に比べて劣っていた山梨県において、図書館不足を補い、従来行っていたバスでの移動図書館の活動をさらに密着した図書館業務として提供するために、1973年から山梨県立図書館によって設置を推進された住民のミニ図書館の位置づけがあったようです。一坪図書館はボランティアで募った館長個人(父親)に運営が任されていた図書館施設であったようです。

 現在では県内にたくさんの図書館が設置され、全国的にも山梨県は図書館の充足率も高いです。人口100万人あたりの図書館数が63館と全国平均の2.5倍で全国1位であり、総務省の家計調査によると、甲府市民による1世帯当たりの年間書籍購入額が2年連続で全国1位になったそうです。

 この結果は昭和48年10月から始まったボランティア館長さんによる「一坪図書館」の功績は大きいでしょう。私の記憶から推測すると、この最初の開始時が我が家での一坪図書館の始まりだったと思います。

 今でも我が家の一坪図書館をよく利用して下さった方を見かけることがあります。思い返せば50年近く前の出来事ですが、つい昨日のことのように思い出されます。


2023年12月2日土曜日

表彰されました

 先日、令和5年11月16日(木)にYCC県民文化ホール(大ホール)において、山梨県内でボランティア活動や社会福祉のために日頃から尽力されている方や団体に対して、山梨県知事から感謝状が渡される、第71回山梨県社会福祉大会が行われました。
 この大会において、私と子どもの2人で20年以上活動している「山梨県骨髄バンクを推進する会」が山梨県知事より感謝状を頂きました。
 当初はお断りしていたのですが、どうしても、ということで受けることになりました。
お断りしていたこともあり詳しくは説明されておらず、会場と時間、壇上に上がることを聞いていただけでした。
いざ会場に行くと社会福祉の為に尽力されている方々の表彰式と分かりました。詳しく聞いていれば本当にお断りしていたのに、と当日会場で反省していた次第です。

 さて、「山梨県骨髄バンクを推進する会」は、何をしているかと言いますと……。
白血病などの血液疾患の方で抗がん剤が効果のない/使用が望めない患者(患児)のために、健康な方の血液の卵(骨髄)を提供して下さる方を事前にドナーとして登録して頂くためのお願いと説明をさせて頂いています。
患者(患児)が抗がん剤の効果を得られない上に、ドナーさんからの骨髄移植を受けられないと、どの治療も行うことができず、結果的に死に至ることになりかねません。すべての方に骨髄移植を受けて頂くには継続的な活動をしていかなければなりません。
 今回、会として山梨県知事より感謝状を頂きましたが、この感謝状は患者(患児)に対して健康な骨髄を提供された方に対しての感謝状と理解しております。私たちは、声掛けをして十分にご理解いただけた方に対して、骨髄ドナー登録のお手伝いをさせて頂いているだけです。
 今現在、国内での状況は献血量が低下気味です。また、骨髄ドナー登録も55歳で登録抹消という規定があり、今後たくさんの方が登録抹消に至ると予想されているので、ますます大変な活動になっていくことが予想されます。
 これからも献血会場等でお声掛けをさせて頂きますが、その節はドナー登録に御協力頂けると幸いです。

2023年12月1日金曜日

デパートの屋上遊園地

 子どもの頃、母親と2人でバスに乗って甲府のデパートに連れて行ってもらうことが唯一の楽しみでした。時代も時代だったので、今では考えられないほど遠くにあるように感じ、甲府駅まで行くのにも時間がかかったと思います。年に1度か2度連れて行って貰えることが本当に楽しみでした。

今では、甲府へ行こうと思えば、自動車で30分もあれば行ける時代で、あえて甲府へ行く用事もないし、行きたいとも思いません。


 さて、その甲府へ行く楽しみはデパートにある屋上遊園地で遊び、昼食はデパートのレストランでお子様ランチを食べることでした。しかし、お子様ランチは、数年に1度の御馳走で、普段はスーパーで買ったお寿司などを食べていたと思います。

 時代と共にデパート屋上にあった遊園地は廃止され、今では甲府市内にはデパートが無くなってしまいました。時代の流れにはデパートもついていけなくなってしまったようです。

 今、2023年11月現在で、全国に屋上遊園地があるデパートが5ヶ所のみになってしまったようです。全国的にデパート自体が閉店の嵐です。時代の流れには逆らうことができない社会になり、寂しさでいっぱいです。

 屋上遊園地のあるデパートは

①松坂屋高槻店

②松坂屋名古屋店(名古屋市)

③大和香林坊店(金沢市)

④いよてつ高島屋(松山市)

⑤浜屋百貨店(長崎市)

の5か所になります。

 屋上遊園地の起源は100年以上前までに遡り、1903年に東京・日本橋の白木屋に木馬やシーソーが置かれていたことが始まりとされているようです。

 1903年と言えばライト兄弟が世界で初めて飛行機で飛び立った時代なので、余計に屋上遊園地の歴史が長いことが分かります。


縁故採用廃止から縁故採用復活へ

 戦後、日本が復興を遂げたところまでは経済成長も著しく、その頃まで日本経済を支えていた求人方法は「縁故採用」が主流であったようです。当然、私が子どもの頃には、私でさえも「縁故採用」という言葉を知っていましたし、私が就職する数年前までは行われていた採用方法でした。  しかし、私が就...