私が子どもの頃、夏休みの楽しみと言えば日本テレビ系列で放映されていた『お昼のワイドショー』内で、一般視聴者の体験した恐怖・心霊体験を再現して製作されたドラマの
『怪奇特集!!あなたの知らない世界』
でした。
また、心霊研究家であり日本心霊科学協会理事を務めていた新倉イワオがコメンテーターをしていたこともあり、怖さは倍増であり、心霊現象が大嫌いな私でしたが・・・。
それでも、『怖い物見たさ』が勝ってしまい、観ていた番組でした。
さて、1999年に上映されたアメリカの『シックス・センス』という映画があります。
この映画は主人公である小児精神科医のマルコム・クロウが自宅に10年前の少年期にカウンセリングを施したヴィンセント・グレイが現れます。
マルコムはヴィンセントに
「自分を救ってくれなかった」
となじられてしまい、銃で撃たれ、その直後にヴィンセントが目の前で自殺をしたことで、マルコムは彼を救うことができなかったことを思い知らされます。
マルコム自身は腹部を撃たれ床が真っ赤に染まったシーンから始まります。
それから1年後、マルコムは妻のアンナから無視される日々が続きますが、原因が理解できずに苦悩と悲しみが続きます。
そんな中、マルコムは少年コール・シアーと出会います。
コールは「死人が見える」ということで、教室でも家庭でも孤立して怯えていました。
マルコムは当初、妄想や幻覚として片付けていましたが、かつて救えなかったヴィンセントの姿が脳裏をよぎり、同じ過ちを繰り返さないために彼は少年の言葉を信じる道を選びました。
それからコールは現実を受け入れ、死者は危害を加えに来たのではなく、伝えられなかったことを伝えに来ているのだと知ります。
そして、亡くなった少女キラはコールに継母に毒を盛られていた証拠を父親へ届けるように求め、ビデオテープに映る決定的瞬間をキラの父親が知ったとき、少女の姿が消えました。
その後、恐怖は役目に変わり混乱は意味を持つと理解し、コールは能力を拒絶するのではなく、受け入れることで日常へと戻り始めます。
マルコムは少年を救えたと感じましたが、救われるべき存在には、まだ気付いていませんでした。
私の知り合いは
「枕元に死者が出た」「今、一瞬何かが見えた」
と言っていました。
本人曰く、霊感が強いそうです。私は見たことが無いため、霊感が無いのでしょうか……。
弊社は、介護訪問を主としています。
その中には特定の認知症の方も居ました。
その方は良く
「今、小人がいる」「お婆さんがいる」など
とスタッフに見えないものが見えている、と言いました。
病気でない人が死者を見ることに対して、霊能者は
「あなたには霊感がある」
と言います。レビー小体型認知症などの病気を持った人に対して、医師は
「病気の影響だ」
と診断します。
結局、一般の人に見えないものが見えることは、何が原因なのでしょう。
両者とも成仏できなかった死者が見える人も居るでしょう。
私には、霊能者を信じて良いのか、医師を信じていいのか悩むばかりです。
最後になりますが、是非とも『シックス・センス』を見て頂ければ幸いです。
この映画は冒頭で
『この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい』
と......。