今年の冬は日本国内大寒波に襲われ、大変な毎日を過ごされている方も多いはずです。
50年以上前は自動車もあまり普及していなかったため、我が家の近所には数台の自動車しか見かけない程の貴重品でありました。
当時の自動車は性能も悪く、道路も舗装されているところは少なくパンクしたり故障したりが当たり前の時代でした。
その頃の冬の風物詩と言えば、自動車のエンジンからガソリンで湿ってしまった点火プラグを取り外し、コンロで温め湿り気を取り、その後取り付けエンジンを動かしたことです。
その作業が上手く行かないときは何度も取り外しては、取り付けての繰り返しを行い、子どもだった私は何時も手伝っていたものです。
また、エンジンが動き始めたとしても暖気運転(エンジンを温めること)をしなければ、出掛けようとした途端にエンストしてしまい、また一連の工程を踏む、という戦いが始まるのです。
この様な作業を小さい頃から経験していた私にすれば、自動車のトラブルは『お茶の子さいさい』でした。
正直、現在の機器は電子化が進み簡単に直すことが難しくなっています。そのことを考えると、便利になった事実として、専門家でなければ直せず、壊れてしまえば時間に追われている現代人にしてみると迷惑な話でしかりません。
例年、寒くなると思い出す冬の風物詩ですが、当時は動き出すのに時間が掛かっていた時代でしたが、24時間を上手に使い、ストレスがなく生活できていた時代だったことを考えると……。
現在は高性能な機器ばかりで生活を送ることはできていても、時間に追われストレスいっぱいの毎日でお疲れモードの生活を送っています。
世の中が便利になればなるほど、私たちのストレスは増すばかりで、何とも複雑な気持ちになります。
もしすれば、世の中が技術革新しないことこそが私たちはストレスが溜まらないのかもしれません。
本来、技術革新の目的は、私たちがストレスなく生きることが目的だと思います。
今、盛んにDX(デジタルトランスフォーメーション)などと言い、ビックデータなどのデジタル技術を活用している世の中となっています。
業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出だけではなく、これまでの無駄やロスなどから脱却し、企業風土の改革を目的として推進されています。
しかし、結局は私たちのストレスが溜まる結果となり、毎日ストレスが体内に蓄積され続け最終的に身体を壊してしまうのでしょうか……。