トランプといえば、子どもの頃によく遊んだカードゲームです。
大人になってからは遊んだ記憶がありません。
現在では、トランプといえばアメリカ合衆国の大統領を思い浮かべる人が多いことでしょう。
さて、ドナルド・トランプといえば『不動産王』です。
1982年にアトランティックシティにカジノを併設する巨大ホテル『トランプ・プラザ』を建設しました。しかし、1990年に不動産業が不況に見舞われるとカジノも苦境に陥りました。
乗り切るために必要なのが、世界的に有名な『ハイローラー(カジノで大金を賭ける顧客)』を招待する事だったのです。
トランプにとっては、1回20万ドル(当時、約3,000万円)で1,200万ドル(同18億円)を上限に勝負するために、山梨県の河口湖で不動産業と貸金業を営むKさんを招待したのです。
この時、KさんVSトランプの第一戦は1990年2月に、Kさんが600万ドル(同9億円)の勝利を収めたそうです。この戦いで『トランプ・プラザ』は極端な資金難に陥り、アトランティックシティでもっとも財政状況の悪いカジノに成り下がったそうです。
この時、腹の虫が収まらないトランプは5月に再戦にこぎつけ、そこで1,000万ドル(同15億円)の勝利を収めました。そして、トランプは
「ミスターKは実にギャンブルのプロだ。私は尊敬を払います」
と言ってのけました。この相手の名前を公表する行為こそが、カジノ業界の禁忌(きんき)を破る行為なのです。
公に名前が出ることを極端に嫌うKさんにリベンジさせず、勝ち逃げするためにわざと公表したのだろう、と言われているそうです。
大敗が報じられたこともあり、Kさんは苦境に陥りました。しかし、Kさんはリベンジを心に秘めていたとも言われています。
アメリカの週刊タブロイド紙『ニュース・エクストラ(1990年11月6日号)』において、Kさんは
「これはトランプとの勝負と私の運の勝負だが、私が勝つよ。なぜなら私の心は純粋で綺麗だからね。トランプは今までに悪いことをし過ぎている」
との言葉を報じています。
その後、Kさんは負け続け、1992年1月3日、河口湖を望む山梨県の自宅にて首や胸など数十ヶ所を刺された状態で発見されました。
この殺人事件について犯人は見つからず、2007年1月に時効となりました。
(現在、殺害現場は高級温泉旅館として利用されています。)
結局、Kさんはトランプとの再戦を果たすことはできませんでした。
この事件の犯人は『カジノ関係者』や『トランプ』とも言われ、都市伝説化していることも事実です。
Kさんがラスベガスでの滞在中の様子の実話を再現した映画『カジノ』の中で、高級和食レストランNOBUの創業シェフである松久信幸氏が俳優として演じたそうです。
さて、このKさんがトランプと再戦さえしなければ、Kさんは殺害されることもなく、トランプがアメリカ合衆国の大統領に就任することもなかったでしょう。
Kさんは貸賃業も行い、高金利での取り立てが有名で敵が多かったとも言われています。
そんなKさんがアメリカのタブロイド紙のコメントで
「トランプは今までに悪いことをし過ぎている」
と言ってのけたほどなので、トランプ自身はKさん以上に悪で敵も多かったのでしょう。(※個人的考えです。)
今、アメリカ国民はトランプ大統領の下で幸せに暮らすことができているのでしょうか。
大統領就任中の今でも私腹を肥やしているのは事実であり、Kさんとの戦いは大統領への切符を掴むための戦いだったのか……。
Kさんが亡くなることこそが、大統領への切符を得るための事件だったのでしょうか。
いずれにしても『勝てば官軍』とは、まさにこのことなのかもしれません。
世の中は闇が深いです。
何にせよ、お金が絡んでいることは間違いないでしょう。
河口湖温泉寺 夢殿(公式)大切な人と共に過ごす絢爛豪華な静寂のひととき
