『仮面ライダー』と言えば1971年4月3日から始まった、変身ベルトを着用している主人公が「変身」という掛け声と共に戦士に変身し、悪の組織『ショッカー』と戦う作品です。
私が4歳頃に始まった番組だったと記憶しているため、初期の仮面ライダーの記憶はありません。確実に覚えているのは、仮面ライダーV3からだと思われます。
当時、子ども達の間では仮面ライダーの変身が流行っていました。そんな中、裕福な家庭では仮面ライダーの変身ベルトを購入してもらい、着用して変身する時と同じ動作は羨ましく、変身ベルトが欲しい、と何度も子ども心に思った私でした。
仮面ライダーシリーズは、最初はテレビ朝日系列で放映されていましたが、紆余曲折を繰り返し最終的にはTBS系列へ変更され、今ではテレビ朝日系列に戻るという制作会社内でも取り扱いが難しい番組だったようです。
初期は主人公が改造人間だったため、自身の生みの親であるショッカーを滅ぼそうと立ち上がります。そして最終的にショッカーを消滅できたとしても、自身がショッカー(改造人間)であるため、最後には仮面ライダー自身が自分を消さなければならないという何とも複雑な内容だったそうです。
また、昭和時代のライダーシリーズは、肉体の一部を機械や強化された生体に置換した『改造人間』という設定でしたが、平成時代シリーズからは放送倫理上の問題からこの設定は用いられず、超越的な力による肉体変異や高度な技術に基づく武装によって変身するようになりました。(令和の仮面ライダーには肉体の一部を改造したライダーも居るようですが……)
いずれにしても私たちのヒーローであったこと/あることは間違いありません。
しかし、60年近く生きていましたが、悪の組織と戦ってくれるヒーローと出会ったことが無いことを考えると、子ども達には気の毒な社会なのかもしれません。