クラシックのコンサートで演奏が終わった後、タイミングの良い「ブラボー」が場を盛り上げます。
しかし、曲名すら分かりもしないで演奏が終わるや否や我先に「ブラボー」を叫ぶ「フライングブラボーおじさん」が話題になっているそうです。
もっと酷いケースでは、演奏が途切れた瞬間に叫ぶ「超フライングブラボーおじさん」や拍手に出くわしたこともあります。
このような演奏会は、どんなに素晴らしい演奏会であっても一瞬で台無しになってしまいます。
そもそも名演奏に対して「ブラボー」と歓声を上げる文化があることは事実です。
指揮者がタクトを下ろして、音が完全に消えて静寂が訪れるまで待つのが常識です。
残響による余韻も、音楽鑑賞の重要な要素であることは間違いありません。
今では主催者側がチケットの販売時に、規約に迷惑行為に関する禁止事項や違反時の措置も定めているそうです。
また、
「音が消えゆく余韻を十分に感じてから拍手をお送り下さい」
と言った鑑賞ルールに反し、演奏が終わるや否や我先に「ブラボー」と叫ぶことは、他の観客の鑑賞を妨げ、主催者側の公演を妨害する違法な行為となり得るそうです。
結局は公園への影響など具体的な状況次第では、刑法の威力業務妨害罪が成立する余地があるため、主催者側や他の観客に対する民事上の損害賠償責任も無視できないそうです。
過去に私も「ブラボー」と叫びたいと思ったことがありましたが、考えてみれば素人ができるものでもないのでしょう。
クラシックに精通しているプロこそができる、『神業』だと思うようになりました。
私はもっぱら、黙って鑑賞するだけです。
樅楓舎(しょうふうしゃ)|山梨|ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの製作
クラシック音楽、 最初の3分は何を聴く? リズム・旋律・楽器から 始める鑑賞
音楽脳×勉強脳の使い方 バイオリニスト・廣津留すみれの「アタマ」の中
