2023年7月9日日曜日

コロナ禍による出産率増加

 コロナ禍で出生率が減ったのは、なんと日本と韓国だけだそうです。

 世界でコロナが猛威を振るい、都市機能が麻痺、停滞し、当初

「コロナ禍中は世界各国で出生率が低下するのでは」

と言われていましたが、実際に調べてみるとそうではなかったそうです。

 日本と韓国は2020年に比較し、2021年の合計特殊出生率は低下しました。

しかし、フィンランド・英国・米国・スウェーデン・フランスなどの国では、同様にコロナの影響を受けたにも関わらず上昇していたそうです。

 これらの原因を解析した結果、各国のジェンダーギャップ指数に関係しているようです。

ジェンダー指数は経済、政治、教育、健康の4分野のデータに関する統計データから算出する指標となります。これら欧米各国は、この指数が上位にあり、日本は教育関連のデータ指数は1位ですが、それ以外が悪く、総合指数では146ヶ国中116位だそうです。

このジェンダー指数から推測すると、コロナ禍でテレワークが進み、男性が家に居る時間が増えた結果から欧米諸国では、既に家庭での家事育児の仕事の男女の分担が平等となっている家庭が多いので、男性が家にいる時間が増えることで家事育児要員が1人増える状況になっていると思いますが、日本では、まだまだ家事育児の男女平等が進んでおらず、男性が家に居ることでかえって女性の家事負担が増えた結果が原因なようです。

 確かに、日本ではコロナ禍、テレワークが進み、逆に家庭での奥さんの負担が増え

「テレワーク早く終わってほしい」「手伝いもしてくれない」

と、旦那さんに対する不満が積もりに積もって、その不満の結果、離婚に至った夫婦もいたとかと聞きます。

 今年4月からは、少子化対策の一つとして、男性の育休も始まりました。しかし、ネットでの情報によると、奥さんからは「何も手伝ってくれないなら会社に出勤して欲しい」など、悲観的な意見が出ているようです。

日本では、まだまだ家事育児の男女平等が進んでないこともあり、出生率増加には繋がらないのでしょう。

 私はコロナ禍でテレワークが進み、奥さんと関わる時間が増えることで、出生率増加に振れるだろうと確信していました。

しかし、出生率の低下したままの結果を知り、残念に感じたことと、日本の家事育児に対する男女平等が進んでない状況が分かった事で、出生率の増加が難しいと感じました。

 

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