3年前のロシアのウクライナ侵攻(侵略)から世界は随分変わってしまいました。そのためか日本では犯罪が増え、物価も高騰し暮らしにくい社会になってきました。
そんな日本国内を見渡すと、皆が鬼のように見えてしまうのは私だけではないはずです。「渡る世間は鬼ばかり」です。
本来であれば「渡る世間に鬼はない」で、この世には無情の人や非道な人ばかりではなく、慈悲深く人情味に厚い人が必ずいる、という例えになります。しかし、現在の日本は自分のことばかり考えている非道な人が増えてきている、と毎日ニュースから知りえてしまいます。
さて、この「渡る世間は鬼ばかり」は1990年にTBSが開局40周年を記念して企画され1年シリーズとして放送したところ、好評を得て継続的にシリーズ化された家族の暮らしを描く家庭ドラマです。
このドラマのプロデューサーである石井ふく子さんがタイトルを「渡る世間に鬼はない」ということわざをもじってつけられたそうで
「相手のことを鬼だと思う自分が既に鬼なんだ、自分が鬼でなかったら相手のことも鬼だと思わない、という意味を込めたんですよ」
と語ったそうです。
私が「渡る世間は鬼ばかり」と感じていることすら、自分が既に鬼と化していたと知ると、何とも情けない自分だと反省するばかりです。
しかし、今の日本社会は怖い人が増えているのも事実です。
「君子(くんし)、危(あや)うきに近寄らず」
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