2022年7月23日土曜日

卒業

  私の大好きなラジオ番組【ラジオ深夜便】で、流れた懐かしい曲の紹介です。

私たちが学生の頃は、洋楽のランキング形式のラジオ番組があり、音声の良好なFM帯でエアーチェッチ(録音)して聞いたものです。

 当時、聞いた曲で気になった、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス

今でも歌詞は理解できませんが、よく聞いたものです。ある時、この曲は映画【卒業】の最後のシーンで流れた曲だと知りました。

 【卒業】は1967年、私の生まれた年にアメリカで制作された若い頃のダスティン・ホフマン主演の青春恋愛映画で、日本では1968年(昭和43年)に公開されました。

高校生の私にはちょっと難しいというか、子どもだったのか、あまり理解しきれない内容だったことを覚えています。

 内容はベンジャミン・ブラッド(ダスティン・ホフマン)の卒業記念パーティーで、父親の友人の妻ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)と再会し、彼女から思わぬ誘惑を受け、一度は拒んだベンジャミンだったが、夜ごとの逢瀬に応じてしまった。

ベンジャミンの両親はミセス・ロビンソンの娘エレーナ・ロビンソン(キャサリン・ロス)をデートに誘えと言う。一度目のデートで嫌われようと思ったが、嫌々二回目のデートを約束してしまう。二度目のデートの場所に来たのはミセス・ロビンソンで、彼女はエレーナと別れるように迫り、ベンジャミンはエレーナに不倫の相手は母親だと告白する。エレーナはショックを受け、彼女は大学を退学し、医学部卒業生の男と結婚することを知り、サンタバーバラにある教会で結婚式をすることを聞き出し向かう。エレーンと男性が今まさに誓いの口づけをした場面で叫ぶ。

エレーン、エレーン!

二人は手を取り合って教会を飛び出し、バスに乗る。バスの席に座ると、二人の喜びはやがて未来への不安に変わりつつ「サウンド・オブ・サイレンス」が流れた。

 大人になった私の感想は、複雑な青春恋愛映画であり、最後のシーンを考えると本当に二人の未来はどうなってしまうのだろうかと心配になり、消化不良になってしまった映画の一つです。

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