2022年11月17日木曜日

けんちゃんのもみの木

 以前、ブログにアップしたことのある日本航空機墜落事故で、小さな子どもを一人で飛行機に乗せる制度(ジュニアパイロット)を利用し、一人で搭乗した息子(けんちゃん)さんのお母さんの絵本(けんちゃんのもみの木)をラジオ深夜便で知り、すぐにAmazonで「ポチィ」しました。

 美谷島邦子さんはお子さんを亡くし、遺族会8.12連絡会の事務局長として、亡くなった520人の慰霊のため、仲間の遺族たちを支え、空の安全のために一途に活動を続けてこられました。

 墜落現場の御巣鷹山の尾根は多くの災害で肉親を失った遺族の聖地となり、美谷島さんは、その災害犠牲者の遺族の心のよりどころにもなっています。最近は、子ども達に向け「命の授業」にも取り組まれています。

 その絵本には美谷島さんのけんちゃんへのせつない思いが、美しい絵本になったものです。

 絵については「いせひでこ」さんが御巣鷹山登山を続けながら時間をかけ、描かれたそうです。文章は少ないですが、御巣鷹山の自然をバックに親交の深い美谷島さんの心の中をそのまま表現したように幻想的で、あまりにも美しい絵です。

そして、美谷島さんの美しく昇華された哀しみを、あますところなく伝えてくれ、何度読んでも涙する絵本です。

 手に取った皆さんに何かを伝えてくれる感動的な一冊だと思います。

是非、読んで頂ければ幸いです。

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