2022年12月26日月曜日

パンアメリカン航空(Pan American World Airways)

 「hyo-sho-jyo(表彰状)」といえば年配の方なら誰でも知っていると思います。

大相撲の幕内最高優勝力士の表彰の際に活躍し広く知られたデビッド・ジョーンズ(パンアメリカン航空元極東地区広報担当支配人)で、この表彰のスポンサーであるパンアメリカン航空は私たちが子どもの頃はアメリカのフラックキャリアでした。(現在は破産し、ありません。)

 1988年に発生したパンアメリカン航空103便爆破事件(ロッカビー事件)の犯人のビリア人の男1人を拘束したと2022年12月11日に米誌ニューヨーク・タイムズが報じました。

 パンアメリカン航空はアメリカの実業家グループによって1927年3月14日に設立され、一時は世界中の殆どの路線を飛行し、世界の名だたる航空会社として君臨していました。

 しかし、1970年代にジミー・カーター政権下で導入された航空自由化政策「デレギュレーション」の施行と、その結果により競争激化が発生、航空運賃の低下が起こりました。自社の組合員の悪あがきで高コストの経営体質改善が出来ず、1980年代に入り急激に経営が悪化しました。経営改善の効率化を図ろうとしたが、1988年の爆破事件と1990年の湾岸戦争が追い打ちとなり、1991年12月4日に会社破産し消滅しました。

 その当時、私はアメリカのフラックキャリアでもあり、日本人になじみのある航空会社が無くなってしまったことに対し、衝撃を受けました。

 今、34年の時を経て爆破事件の爆発専門家の爆破装置を製造した疑いが持たれているリビア人容疑者1人が拘束されたというニュースはビックリです。

今後、米国で刑事責任を問われる裁判過程の中で詳細が分かってくるでしょう。

270名の尊い命が亡くなっている事件ではあるので、不謹慎かもしれませんが事件の謎が解けていくことが楽しみです。


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