2023年3月1日、埼玉県戸田市の中学校に10代の少年が刃物を持って侵入。60代の職員を切りつけ大怪我をさせ、警察に逮捕される事件が起こりました。逮捕後、少年は近隣で発生していた猫殺しについても関与を認めたそうです。
少年の叔母は
「暴走のきっかけは、小学校の時に経験した難関中学校受験のプレッシャーではないか」
と言っているようです。
少年は両親と、有名私大に通う姉との4人で暮らしていたそうです。両親は共に地方公務員で、父親は現在課長職にあるようです。
「少年は、小学校6年生の時に中学受験のプレッシャーで学校に行くのが嫌になったようで、その頃から不登校になり、自宅のトイレの『武蔵中合格』と書かれた紙が貼られていたのを覚えています。」
と、涙ながらに少年の叔母が語ってくれたそうです。
両親の想いを受け、東京の名門男子校進学で、開成中、麻布中と並ぶ【御三家】と呼ばれる武蔵中を目指して受験勉強にまい進していたが、思うように学力は伸びず。やがて精神的に追い込まれ、不登校になったようです。
このような事件は、日本中によくあり、両親は子どもの将来を考えて武蔵中へ入学できるように厳しく対応していたのでしょう。きっと、少年はまじめな子どもで、両親に反発できず不登校になり、結果的にこのような事件に至ってしまったのでしょう。
今、社会を見渡して、成績が良く、国立大を卒業し、両親の考えていた将来へ行きつく子ども達はどれくらいいるのでしょうか。そろそろ、学歴社会からの呪縛から目を覚まし、子ども達が受験戦争を乗り越えなくても良い社会が来ることを期待したいですが……。
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