子どもの頃、順番に並んで整列し自分の番が来るのを待つのが当たり前だと思っていましたが、中には順番通りに整列し自分の番が来るのを待てない友達が居たことが不思議でした。
大人になってからも、ルールに従い順番通りに待つことができない人が居ることに「大人にでもなってルールも守れない奴がいる」と腹を立てていた時期もありました。
しかし、最近はこのようなケースで腹を立てることがなくなりました。
実は、この順番を守れない人は「発達障害」らしいのです。
そもそも、大人だから順番通り待つことが当たり前と思っていましたが、この発達障害の特性によって「順番を守るものだ」ということが、分からないらしいのです。
このようなケースの場合は、図解して「最後尾の人を探して並ぶ」ということが順番を守ることだ、と教えてあげることが必要になってくるそうです。
しかし、大人になってから図解したものを見せ、丁寧に教えたら喧嘩になりますよね。
だから、大人においては不可能かもしれませんが、子どもにおいては丁寧に指導することをオススメします。しかし、大体が遺伝性で親に発達障害があれば、子どもも発達障害であることがあり、親子間で指導することは難しいようです。
では、誰が指導するのでしょうか?
学校で指導することもありますが、定着しない場合もあります。本人が大人になって「生き辛い」を感じた時に、医療機関に相談し、気付いてもらうしかないのでしょう。
現状で考えると、ルールを守れない大人に対して指摘することで喧嘩になったり、万が一犯罪が発生したり、と考えてしまうと、声を掛ける大人は居ないでしょう。
一番良いのは、順番を守れない人が居る光景をみたら「あの人、発達障害だね」と納得するしか手立てはないと思います。
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