全国的に町の小さな「くすり屋さん」を目にしなくなり、代わりにたくさんのドラックストアの出店は目覚ましく、我が家の近所にもいくつか出店しました。
今、日本では出生率が大幅に下がり、人口も減り続けています。そんな中、全国的にドラックストアの出店増加の背景には何があるのでしょうか?
ドラックストアでの売上を占めている市販薬に「風邪薬」があります。
そもそも過去に何度も女性週刊誌に書かれているし、もう皆さんも知っていると思いきや、未だに「総合漢方薬」を買い求める人が後を絶たないそうです。
改めて、医療関係者が口を揃えて
「風邪ウイルス自体に効果のある薬はない!」
と大きな声で伝えているそうです。
私は小さい頃、風邪を引くと近所の医院に行ったものです。しかし、医師からは
「とにかく栄養をとって安静にして下さい」
と、いつも言われるだけで、薬を処方された覚えがありません。大人になってからは、まず、風邪で通院することがありません。
私は米国人と仕事をしていた時期があります。その米国人の薬に対しての感覚が、日本人の私たちとは違います。薬の成分に対して、徹底的に調べ自分の身体に合わない、または危ないとされる成分が入っていると飲むことをしませんでした。
逆に私は成分に関係なく「何々に効く。」と書いてあるだけで、飲んでいました。それくらい日本は薬漬けなのでしょう。
さらに日本では、12歳未満への薬の規制・制限はありますが、乱用や依存のリスクがあるにも関わらず、危ない薬が広く出回っています。簡単に手に入れようと思えば、買うことができる状況にドラックストアはあるようです。
実際にドラックストアで若い子が、咳止めの薬をたくさん買っていったのを見たという薬剤師さんもいるようです。いわゆる「幻覚体験(トリップ)」目的ですね。
店舗側がまとめ買いの規制をしたとしても、店舗を回っていくらでも購入することができてしまうため、現状では完全に防止するのが難しいのでしょう。
ここでもう一度書いておきます。
「風邪ウイルス自体に効果のある薬はない!」
ので、風邪になったら栄養をとって安静にして下さい。また、お子さんがトリップ目的でせき止めを購入しているケースもありますので、日頃からお子さんとの関わりも大切にして下さい。
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