今、実家を母親が独居でも安心・安全に暮らせるように、とリフォームするために整理しています。そこで、懐かしいものを見つけました。
私が初めて就職し、アメリカに出張した時に実家に宛てた絵葉書です。
今から35年以上前の絵葉書で、当時、航空機メーカーのBoeing社本社【ボーイング社】(ワシントン州シアトル)、今は無きNorthwest Airlines【ノースウエスト航空本社(今は経営統合しデルタ航空)】(ミネソタ州イーガン)、ANA【ロス支店】(カリフォルニア州ロサンゼルス)などを周る初めての海外での仕事でした。
アメリカの端から端まで移動しアメリカの広大さ(殆どが砂漠地帯で、世界一の原油産出国であることを確認できた)を知り、感動したことを今でも覚えています。このとき、本当に忙しく成田空港に保管されていたYS-11を分解し(胴体と翼の取り外し作業で、普通の整備士では生涯において経験することがない作業)、トレーラーへ積み込み成田空港博物館まで輸送し、また、バラバラにされたYS-11を組み立てる作業中でした。
その時、急遽アメリカ行きが決まり、初めてパスポートを取得し、バタバタと持つものもそこそこで、慌ててアメリカ便に乗りました。
Boeing社では、当時最新式のB767シリーズを製造中でした。
月日が経つのは早いもので、国内航空会社ではB767の使用が終わり、私が大好きだった国産初の旅客機YS-11も日本の空から無くなってしまいました。つい最近までは、次シリーズのB777が飛んでいましたが、コロナ禍で退役が早まり無くなってしましました。
今では低燃費の最新シリーズであるB787が使用されています。
たった一枚の絵葉書から、昔の出来事を事細かく思い出すことが出来るということは、やはりアナログで書くということの醍醐味でしょう。
これが同じように携帯で写真を撮りメールしたものが、30年以上経って残っているでしょうか。どちらが良いかは一概に判断できませんが、どんなに高度な社会になったとしても、私はアナログ人間で生きたいと感じた発見でした。
これからも当分は、実家の整理が続きます。その中でたくさんのお宝が見つかることでしょう。また、何か見つけましたらブログで報告させて頂きます。
お楽しみに。
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