今回、国際原子力機関(IAEA)が東京電力福島第一厳罰に貯まる処理水について、日本による海への放出計画は国際基準に合致していると、包括報告書を公表しました。
この報告書は流しても良いよ、というものではなく、
「放出できる国際基準には入っていますよ」
というだけの報告書なので、あまり拘束力を感じません。
世界中では、高レベルの汚染水を日常的に放出しています。
特に中国は福島の汚染水の6.5倍もの高レベルの処理水を日常的に放出しているにもかかわらず
「福島の処理水は放出しては駄目だ」
と平気で反対しています。
また、IAEAが放出できるとお墨付きを出しているにもかかわらず、福島の漁業関係者が反対していることには不思議でなりません。もちろん、低レベルでも汚染されている水だということは理解できます。しかし、放出しなければならない日本の事情も、理解して欲しいものです。
私からすれば反対している国に対して
「あなたの国は日本より高レベルの処理水を出しているだろう。」
と世界中にアピールすれば良いのに、とも思います。
反対している国の言い分は
「世界最大級の事故を起こしたものと、事故を起こしていない国の高レベルの放出水は別物だ」
と言っているようです。
日本人は優しいのか、言わないことを美徳としているのか、言われっぱなしです。
そろそろ、喧嘩腰で言い合える外交ができるようになってもらいたいものです。
【追記】
処理水を2023年8月24日、13時から放出予定だそうです。
23年度には3万トン超の処理水を放出する予定です。
また、福島県内の漁業者や市民などで作る原告団が、処理水放出の差し止めを求め、国と東京電力に対し訴えを起こすニュースが飛び込んできています。
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