先日、実家の整理をしたところ、父親が独身時代に東京で使用していた家具からタバコ【SHINSEI】(しんせい)を発見しました。強烈な香りで、いかにも昭和の煙草という感じのものでした。多分、しんせい愛好者からすれば、この強烈な香りがたまらないのでしょう。
「しんせい」とは、日本たばこ産業(JT)が製造・販売していた煙草の銘柄であり、ソフトパックに入った商品です。当時、日本専売公社が発足した1949年(昭和24年)6月1日に発売されたようで、戦後の復興を背景にした新銘柄として「新生(しんせい)」の名称が与えられたそうです。
「旧3級品」と呼ばれる製品の1つで、1950年代にはそれまで人気のあったゴールデンバットに代わり大衆向けの人気銘柄になったそうです。1950年代中期には原材料葉不足で、ゴールデンバットともども専売公社の生産・供給能力が追い付かない事態となったそうです。それにより、タバコ店でも売り切れが多発し、価格の高い「いこい」を求めざるを得ない事態が起きたそうです。
当時、参議院の大蔵委員会でも「ゴールデンバット」「しんせい」を名指しして、供給不足が問題に取り上げられた事例があったほどの銘柄だったそうです。
2016年には発売以来初となる改良品が販売され、ゴールデンバット共にフィルター付きになりました。タール値は22㎎から15㎎、ニコチン値1.6㎎から1.0㎎へ変更となり、値段は30円高い280円となりました。2018年4月1日より一箱350円になりました。2018年10月9日にはJTより同年12月以降、在庫を売りつくしをもっての廃止が発表されました。
今回実家で見つかった「しんせい」は日本専売公社が昭和24年代から30年代頃に製造したものだと思います。保管状態が良かったためか香りは最高です。
もし喫煙したい方がいましたら連絡頂ければ無料でお渡しします。
体に対しての影響は保証できませんが、自己責任の上で、喫煙してみるのもいかがでしょう。
連絡、お待ちしています。
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