米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は2023年9月28日にファストフード店の従業員の最低賃金(時給)を新たに設定し、2024年4月から20ドル(約2,985円)とする法律に署名したそうです。
同州のすべての労働者の最低賃金は2023年1月から15.5ドルに引き上げられ、既に全米高水準となっているようです。米労働統計局によると、同州のファストフード店の平均時給は16.6ドルで、大幅な賃上げとなるそうです。ニューサム知事は28日に発表した声明で
「ファストフード労働者は何十年もの間、賃上げと労働条件の改善を求めて戦ってきた」
と、今回の新法の意義を強調したそうです。
日本では10月から平均時給が1,002円になりました。カリフォルニア州の2,985円の三分の一と考えると「何とも?」と思います。確かに現在の円安で1ドル150円と考えたり、物価の違いなどを考えると一概には比べられませんが、日本から若者が海外へ働きに出てしまう気持ちも分かります。
日本での時給を考えた時、もう企業努力では時給を上げることは不可能でしょう。だからこそ国民に選ばれた政治家に頑張ってもらいたいところですが、今の国内の状況を考えると期待することが間違っているのかな、とも考えてしまいます。
数年前から政治家が自己責任などと言葉に出すようになったこと自体、匙を投げてしまっているのかもしれません。
私たち自身が将来を見据え、身の丈にあった生き方をしていくしかなさそうです。景気は良くなりそうもないので。
0 件のコメント:
コメントを投稿