学生時代の嫌な思い出といえば、毎年行われるマラソン大会でした。
私は短距離では早く走れたので、地域で行われていた運動会ではよく声を掛けられ参加していました。この歳になった今でも、高齢の方とお会いすると
「子どもの時は早かったよね」
と言われるくらいです。しかし、長距離走は苦手なので本当に嫌でした。特に高校時代の毎年実施されていた競歩大会は、なんと70キロも距離があり、恐怖としか言えませんでした。今では苦しかった長距離マラソンを経験する機会はありませんし、機会があっても参加する気持ちにさえなりません。
さて、大人になって結婚して子どもが生まれ、社会的に責任が発生してくると色々な役を仰せつかり、ストレスが溜まることばかりです。その上、会社経営を始めた今では、毎日、お金や売り上げの心配でゆっくり心穏やかに過ごせる日はありません。
当時、競歩大会が開催されるまでの練習期間と当日の本番、ゴールしてからの筋肉痛が嫌でたまりませんでした。今、冷静に考えてみると毎日が競歩大会です。
学生時代の競歩大会は目の前のゴールに向け一歩ずつ進むだけなので大変ではありません。今、毎日の競歩大会では目の前にやってくる問題を一つひとつ解決していくことが、永遠に続く道のりです。
何時になったらゴールできるのでしょうか。
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