日本全国で毎日、熊やシカ・イノシシ・サルなどが私たちの生活圏に来ては危険な行為をするので、地域の猟銃会の会員さんはその度に動員されるそうです。
そんな中、千葉県では閉園した施設から逃げ出し野生化したキョン(シカの一種で体重が12~17キロ位、中型犬サイズの可愛い動物)が過去10年で約3倍の7万1500頭(2022年度)に増加しているようです。
そのキョンが野菜や果物など様々なものに被害を出すことから、環境省は特定外来生物に指定したそうです。急激に増え、人に慣れたことで問題を更に深刻化させたことが原因のため、猟銃会に協力してもらい駆除に当たったそうですが……。
その猟銃会の方がクマと違い危なくないし、可愛いし、また仕留めた時の鳴き声を聴いたら二度と仕留めることができなくなってしまう程だそうです。
合掌――さる(混声合唱組曲「内なる遠さ」)♪より
逃げまとい 逃げおくれ
逃げ場をなくした 子連れのさるは
銃口に向かって 手を合わせ
必死に手をすり合わせ
泣きながら拝むとか
見逃してくれ と 拝む様
そっくり人間のものだとか
里もいやだが
もう山もいやだ
さるうちは因果な仕事だと
語ってくれた老人の名は忘れたが
その合掌ばかりは
今も鮮やかに思い出す……♪
(作曲:高田三郎、作詞:高野喜久雄)
キョンを仕留めた時の亡くなる最後の鳴き声(悲鳴)は、猟銃会の方々の脳裏には一生泣き続けるのでしょう。
私には何が正しいかは言えませんが、動物にも命があり、死にたくないという感情もあると思っています。(合掌)
(ちなみに、千葉県のふるさと納税の返礼品としてキョンの肉が採用されているそうです。)
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