2024年1月30日火曜日

指名手配犯見つかる

 1970年代の連続企業爆破事件で、指名手配中の桐島聡容疑者(70)とみられる男が数十年前から神奈川県内の土木工事会社に住み込みで働いていたことが、警視庁公安部の捜査で判明したようです。

「まさか、あの人なのか……。」

と近隣住民に戸惑いが走ったそうです。

 男が「ウチダヒロシ」の偽名で身を寄せていた土木工事会社は、藤沢市南部の閑静な住宅街の一角にあり、男は勤務先にほど近い、古びた木造二階建て住宅に1人で暮らしていたそうです。

 「生い立ちがはっきり分からない不思議な人だけど、雇うことにした」

と近くに住む70歳代の男性は約20年前、会社の関係者から聞いたそうです。

男を知る近くの70代女性は、公開されている桐島容疑者の顔写真を見たことがあったが、事件との関連を考えたことはなく、日常的に挨拶を交わし、好印象を抱いていたそうです。

 現在、殺人をはじめ、たくさんの事件で容疑者が指名手配されています。しかし、その容疑者が何食わぬ顔をして、社会の中に入り込み生活をしていることを考えると、非常に怖いです。

 また、偽名を使って就労が出来ているということが考えられません。当然、企業が雇い入れをする場合、社会保険や納税の義務が発生するうえ、事故が発生した場合の雇用保険も加入しなければなりません。

それぞれの手続きもなされないで雇用したと考えると、その企業は危ない会社だと考えられます。残念ですが土木工事会社で雇用されている方の中には、借金などで逃げ回っている方が居るのも事実だと思います。

現実的には、日雇い労働のような仕事で殆ど社会との接触をせず暮らしている指名手配犯が今回、発見されたことを考えれば何も不思議ではないでしょう。

 もしかすれば、土木工事会社の末端には今でも得体のしれない形で雇用を斡旋している方々がいるのでしょうか?いるのです。

 今後、マイナンバーカードが普及し健康保険証が無くなれば他人のカードで病院受診を簡単に出来てしまう世の中になってしまいそうな気がします。

ますます、指名手配犯が住みやすい世の中になってしまうことを考えると怖いです。

指名手配|警視庁Webサイト


詩誌「指名手配」第5号

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