年度替わりの3月末になると、年末年始とは違い特に気忙しくなり、気持ちが落ち着かないのは私だけでしょうか?
さて、3月末になると必ずと言って、県・市町村の人事異動が新聞に掲載されます。紙面の広範囲を使用し「役職・氏名・移動先」(役職の高い方は顔写真まで掲載)等、ずらりと並んで印刷されています。
その度に思うことが
「こんなに大量の人事異動をしたら、現場が回らなくなるでしょう」と、
民間で同じ規模の人事異動を行ったとしたら、現場はパニックに至ります。民間はこのような人事異動を行いません。
行政機関が3月31日までの業務と変わりなく4月1日に問題なく移行出来るとしたら「完璧な組織」か、または「普段から大量の人数で対応しているから問題ない」のどちらかだと推測できます。
しかし、「完璧な組織」は考えられないので、普段から大量の人員で対応していると思われます。
民間で考えると、グループ内のスタッフが急病で1人休んだとしても生産性が下がりパニックに陥り、一人ひとりの負荷は増大し事故に繋がる可能性も出てきます。
そのことを踏まえて考察すると、この時期に大量の人事異動が可能な組織運営をしているとするならば、職員の人員削減が可能ではないでしょうか。また、大切な税金で運営されている業務を効率化し、その分の削減できた経費や人材を別のものに割り振ることができるのではないでしょうか。
これまでの様な、年度末の気忙しい時期に実施する「儀式」「お祭り」のような大量の人事異動を廃止し、適時定期的に組織運営が停滞しないような時期を見計らってすべき時代が来ていると思われます。
関係者から「この儀式やお祭りのような大量の人事異動は生産性が悪いから止めよう」
と声をあげてくれる職員が現れても良いものではないかと思いますし、職員に期待したいです。
今、どの業界も人手不足が問題になっています。こんな時代だからこそ組織内をスリム化し、効率の良い人事異動に変更し、生産性の高い、より良い行政サービスを提供して頂けることを期待します。
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