2024年5月13日月曜日

ピンクシャツデー

 今でも覚えています。私は、小学校高学年から中学校卒業までの5年間近くイジメを受けていました。私に対して、イジメをする側は軽い冗談やおふざけ程度にしか思っていなかった可能性もありますが、私にしてみれば通学したくないほど悩んだ出来事でした。

 さて、皆さんは「ピンクシャツデー」をご存じでしょうか。
舞台は2007年カナダ・ノバスコシア州のハイスクールの9年生(中学3年生)の男子生徒がピンク色のポロシャツを着て登校したことをきっかけに、ホモセクシャルだとからかわれ暴行を受け、耐え切れずに帰宅してしまいました。その出来事を聞いた上級生のディヴィット君とトラヴィス君ら12年生(高校3年生)の彼らが、その学校で過ごす最終年の出来事でした。
 「いじめなんて、もう、うんざりだ!」「アクションを起こそう!

と思った2人は、その放課後ディスカウントショップへ行き、75枚のピンク色のシャツやタンクトップを買い込みました。そしてその夜、学校のBBS掲示板やメール等を通じてクラスメート達に

明日、一緒に学校でピンクシャツを着よう

 と書き込みを行ったそうです。翌朝、2人はピンク色のシャツやタンクトップを入れたビニール袋を手に登校したそうです。学校に着いて校門の前で配り始めようとした2人の前に映った光景は、何とピンク色のシャツを着た生徒が次々と登校してくる姿でした。

また、ピンク色のシャツを用意出来なかった生徒達は、リストバンドやリボンなど、ピンク色の小物を着けて登校してきたそうです。中には、頭から爪先まで、全身にピンク色をまとった生徒もいたそうです。

 こうして2人の『イジメなんてウンザリだ』と始めたアクションは一夜のうちに広まり、今では「イジメ反対」の意思表示をする日として「ピンクシャツデー」が世界中に広まったのです。

 イジメは往々にしてする側はいじめている意識があまりありません。だからこそ周りが関心を持って動いてあげる(行動を行う)ことが「イジメ」を減らす特効薬になるのです。

このカナダの少年2人から始まった「ピンクシャツデー」が世界中に定着し、いずれ、日本国内で問題になっているいじめがなくなり、自死する子ども達がいなくなることを願わずにはいわれません。

日本ピンクシャツデー公式サイト


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いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)

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