私が家を購入した頃は、同じ家賃を支払うなら将来的に資産になるから無理してでも購入すべき、と考える人が大多数でした。
今は景気も低迷し、土地神話も無くなり、私が若い頃のように家を購入する人も減ってきているのも事実です。また、私が貸賃か購入か相談された場合、勿論貸賃を勧めます。
しかし、これだけ不動産価値がなくなっている現在でも、購入すれば必ずや資産になるから不動産は購入すべき、と言っている「シーラカンス」のような古い考えの人がいるのも事実です。
確かに、将来のことは分かりません。もしかしたら時代も変わって、不動産が高騰し、大金持ちになる可能性もあるかもしれません。
残念ですが、土地神話はバブルがあった名残です。現在人口も減少し、全国的に空き家率も増えています。ここ山梨では現在、20%以上の空き家率と言われている中で、どう考えても将来の不動産価格はますます下がることが確実です。
そんな昨今、金利が安いからと無理してまで不動産を購入される方が居るのが信じられません。私の両親の家で築40年の不動産を売却しようと考えても、更地にしないと売却することは不可能ですし、更地にするための費用が高額なため、売却する為にプラスマイナス0で済めば良いですが……。現実的には赤字です。
まさに、今言われている不動産は負動産なのです。将来的に資産になるから、と言われたとしても現実は負動産と化しています。
もう不動産を購入するのは止めましょう。貸賃で十分ですし、今後の生活を考えたら貸賃が一番です。購入すると、色々なお金が掛かることも事実です。
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