連日、国内自動車メーカーのほとんどで認証不正が行われている、とマスコミによって報道されています。私から言わせれば「今更……」という心境です。
以前からある国内自動車メーカーでは「データ改ざん」は良くあることだと思います。数値に問題があっても、運用面で問題がなければ納期などの関係から出荷してしまうことは当たり前でしょう。その問題が表で大きく報道されるようになった、ただそれだけだと思います。
結局「安く・早く・そして良い物を」となると現場では、少ない人員で対応しなければならず、不正が分かっていても出荷せざるを得ないのだと思います。
これまで、国内大手自動車メーカーではどれだけの会社で不正が発覚し、問題になってきたでしょう。
しかしながら、どのメーカーも学習出来ていないのは、従業員一同が日々当たり前のように不正を行っていて、間違ったことをしている認識がないのかもしれません。その上、これまで不正を行っていた者が管理者になり、現場を管理運営しているので不正を止めることが出来る訳がありません。
その点、もしかすると以前トラックの認証不正で現在とことんまで地に落ちた日野自動車こそが、今まともな運営を出来ている可能性が高いと思われます。
今回、国内自動車メーカーの殆どで不正が発覚したということは、下請けや孫請けも当然しているでしょう。大手メーカーだけが問題提起されていますが、問題は根が深いと思います。
今回の不正問題に対して、国として、しっかり対応して頂きたいものです。
もしかすると、トヨタのトップである豊田章男会長が先陣を切って辞任し、経営者総入れ替えをするくらいの外科処置をしなければ、日本の自動車業界は再生できないのではないでしょうか……。
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