2024年6月26日水曜日

どないなっとんねん。

 大阪府が2025年の大阪・関西万博に、小・中学生の子どもたちを招待する事業について、大阪府の教職員組合が2024年6月5日、府や教育委員会に対して事業の「中止」を求める申し立てを行いました。

 大阪府は、府内に住む4歳から高校生までを無料で万博に招待することにしたそうで、5月末を期限に各学校に対して、校外学習など学校単位で参加するかどうかの意向を回答するように求めたそうです。回答のあった約1740校のうち、約7割にあたる約1390校が「希望する」と回答していたそうです。

 これに対し、府内の教職員で作る3つの組合は5日午後2時から会見を開き、

「誰も(メタンガス)爆発事故が起こらない、安全だという方はいない。遠足に引率する立場として何よりも重要な子どもの命、安全が保障されていない」

と語ったそうです。

 教職員組合は、会場への貧弱な交通体制やメタンガスの爆発が起きたこと、避難計画が作成されておらず下見の時期や医療体制などに不安があることなどを挙げ、大阪府と府教委に対して、学校単位での子ども招待事業の中止を求めたそうです。

 実際に万博の建設現場では3月28日に、溶接作業中の花火が可燃性のガスに引火する爆発事故が発生。コンクリート床が約100平方メートルに渡って壊れたほか、天井などに損傷も見つかったそうです。

教職員らの労働組合は4月

「同じような事故が起こるのではという不安や子どもを連れて行って大丈夫なのかという声が挙がっている」

として大阪府などに対して事業の見直しを求めていたそうです。

 その後、万博協会は工事前にガス濃度の測定を行わなかったことが事故の原因として、対策防止をまとめた上で、4月22日に工事を再開しました。しかし、海外や企業などのパビリオンが集結する「パビリオンワールド」の建設現場内でも、再検証した結果、4ヶ所低濃度のメタンガスを検出したことが判明したそうです。

 以前から問題山積の大阪・関西万博ですが、工事が遅れている上にメタンガスによる爆発と問題が尽きません。

日本国民の気持ちが冷めている万博は、中止が一番の選択ではないかと思っているのは、私だけではないはずです。


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