2024年7月15日月曜日

ヤバイよ、ヤバイよ

 2023年度の自衛官の採用計画の達成率が過去最低レベルとなり、防衛庁は検討委員会を発足させたそうです。

 自衛官の採用計画の達成率は、若年人口の減少や企業などの求人応募の増加の影響で、過去最低の51%となり、2024年度もこの傾向が続くと見込まれているようです。

 このため、検討委員会を発足させたそうです。具体的には給与や任用制度などの処遇の改善、AIなどを利用した部隊の省人化や無人化、OBや民間など外部の力の活用などが考えられるそうです。

 私たちの生命財産を守ってくれる自衛官のなり手が半減しているようでは、今まさに第三次世界大戦が始まろうとしている最中で「日本大丈夫?」と心配になってしまうほどです。

 さて、私の自衛隊のイメージは高校卒業し数年入隊し、取りたい資格を取得して辞める程度だと思っています。

現に、自衛隊内でもその程度の考えだと思います。どうしても自衛隊に入隊したいという人は、戦闘機のパイロット、ヘリのパイロット、輸送機のパイロット、戦艦の艦長などと夢を持っている人だけでしょう。

また、パイロットであっても将来は民間の航空会社へ入社、または小規模な航空会社へ入社し消防やドクターヘリのパイロットになってしまうでしょう。

 これら全てにおいて、厳しい訓練や勉強のわりには報酬が少ないことも理由でしょう。また、隊員の体力的な問題から定年退職が早いのも問題でしょう。

通常55歳で退職したら、今まで経験したことのない職種で、かつ低賃金で働かなければならないのであれば、無理してまで自衛隊へ入隊することはないでしょう。

 やはり国防という考え方から、雇用延長し自衛隊を退官したら、民間で再就職しなくても良い報酬体系にすべきだと思います。

戦争だけが仕事ではなく、現在は近年まれにみる災害の多くは自衛官の協力なしでは避けて通ることはできません。だからこそ早急に報酬の改定と働きやすさなどの改革はしなければならないと思います。

 最低限、高校生が就職したいと思えるような改革こそが一番ではないかと思います。

防衛省・自衛隊



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