2024年8月16日金曜日

学校法人日生学園は凄かった……

 日生学園とは全寮制の超スパルタで有名な高校でした。1985年に教師による荒れた学校・寮内の内部告発が週刊現代に掲載され、国会議員や弁護士会による調査や、参議院文教委員会及び決算委員会における事件の報告が行われました。
会議録によれば、1984年(昭和59年)4月から1985年(昭和60年)の9月にかけ、日生学園の経営する高校や生徒による暴力や集団リンチ・事故死・脱走・自殺等があったそうです。これに関して三重県は、学校法人日生学園に対し、私学助成金交付の停止または保留の措置を講じました。また、これに先立ち、三重県は日生学園第二高校校長に対し、学校の管理体制を見直すよう求める文書を交付された経緯もありました。
 そんな話題の学園だったので、インターネットやYouTubeで確認しましたが、国が動かざるを得ない凄い学園でした。現在では以前のような学園ではなく、通常に運営されているそうです。

 さて、私の見立てでは日本国内での厳しさでは、間違いなく当時の日生学園は日本国内で一番の厳しさだったと思います。では二位は何処かと申しますと、間違いなく私が卒業した当時全寮制だった■■■■学園です。ほとんど日生学園で発覚した問題とほぼ変わりません。
私が卒業した学園は今では当時ほど厳しくないと思いますが、昨年クラブ顧問による暴力隠ぺい事件がありました。また、当時私のクラブ顧問であった教諭が校長としてニュース番組で
「40年前から我が校では暴力は禁止していました」
と平然とインタビューに答えていました。
さすがに顧問による暴力隠ぺい問題と、校長による虚偽の発言により、顧問と校長は辞任したと思っていましたが、校長に関しては系列校で職務継続中だそうです。
 日本一厳しいとされた日生学園は国をはじめ三重県の積極的な働きかけ、また経営陣の努力により、現在は生まれ変わりました。私が卒業した■■■■学園は何も変わってないとは思いますが、昔ほどの厳しさはないでしょう。
 もし、興味がありましたら日生学園の動画を見て下されば異常な厳しさが分かってもらえることでしょう。

 ※私の経験した寮生活は地獄の3年間でした。この間にたくさんの同期が脱走していました。入学者数は卒業時には、最低でも4分の1はいなくなる有様でした。正直、この3年間は私には得るものがありませんでした。
しかし、卒業生の中には自身の子どもを入学させる方も居たので、感じ方は人それぞれなのでしょう。
もしかしたら、どうしようもない子どもだったので、手が付けられず放り込んだ可能性もあるのかもしれません……。



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