2024年9月4日水曜日

令和の米騒動

 スーパーでは今年3月頃からお米の棚に「おひとり様1袋でお願いします」と掲示され始めていました。「まさか?」と思いましたが、新年度に入り政府は

「昨年不作だったことと、コロナ明けの外国人旅行者によるお米の消費が増えたため」

とアナウンスし、お米が不足気味なことを認め、今「令和の米騒動」が勃発しました。

何処のスーパーへ行っても、お米の棚は空状態に至っています。また、

「9月に入れば新米が入荷するので必要以上に購入しないで下さい」

とも伝えていますが、余計に国民の購入意欲を煽ってしまい必要以上に購入し、何処へ行っても無い状況になってしまいました。

現状、スーパーではパックご飯やレトルト系のご飯の棚もスカスカ状態になってきています。

 日本人は過去のオイルショックの時に、トイレットペーパーが無くなるという間違った情報に踊らされ、日本全国の商店からトイレットペーパーが無くなり、各家庭では置き場に困る程トイレットペーパーを購入してしまい社会問題化しました。

それから何度かこの様な状況が発生し、今回の「令和の米騒動」に続きます。

 さて、戦前日本人は貧困でご近所同士が無い物を融通し合い助け合って生活していました。

戦後、高度経済成長を遂げ国民皆が豊かになった途端「助け合い精神」が無くなってしまい、自分さえ良ければという行動心理に駆られるようになったようです。

 この戦後始まった「トイレットペーパーの買い占め」はじめ「令和の米騒動」などは戦後、日本が余りにも豊かになりすぎてしまった弊害で「助け合い精神」を忘れてしまったのでしょう。

今回のコメ問題も通常通り無くなった時、何時ものように購入さえしていれば発生しなかった問題です。家で置き場に困る程購入したお米を眺めることで、戦後、私たちが失ってしまった「助け合い精神」を思い出して頂きたいものです。

 現在、日本には備蓄米があり放出されていません。それは国内にはたくさん流通されるべきお米がたくさんあり、大手食品会社、ホテルや旅館には通常通りお米が納品されているし、コンビニではお弁当やおにぎりの販売数量制限をしていません。

それが答えであり、事実です。

私たちは国民は冷静に判断行動し、自分で自分の首を絞めるような行動は慎みましょう。

本当にお米が不足する状況が分かっていれば、政府は海外から事前にお米を輸入していると考えられますし、現在は海外で生産されているお米は国内産より美味しいものがたくさん作られるようになってきているのも事実です。

今回の「令和の米騒動」も歴史の教科書に載ってしまうのでしょうか。何とも恥ずかしい騒動になりました。

(※チャリティー機関「チャリティーズ・エイド・ファンデーション」が2023年度の世界の国々の人助け度をランキング付けした報告書「World Givining Index(世界人助け指数)2023」を発表しました。何と日本はランキング調査された142ヶ国中139位と、G7の先進国の中ではもちろん、調査されたアジアの国々の中でも最下位でした。以上の結果から日本人の「助け合い精神」はなさそうです。)

農林水産省ホームページ

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