近年、新聞の購読者が激減していると聞く中で、今後、新聞社としてはどの様に経営していくかと経営者目線で疑問に思う時があります。
私は毎朝朝刊を抱えて、トイレに駆け込む癖があります。当然、1面のトップ記事に目をやりますが時すでに遅し、残念ですが前夜インターネットで読んだ記事のため、読みません。
何処から目を通すかと言えば、お悔やみ欄からです。時間があれば、地域のニュースを見つけて読むくらいでしょうか。
当然、現在はインターネットが普及し、誰もが24時間片時も手放さずスマホを手の届く範囲に置いてあると思います。そうすると、最新ニュースを何時でも確認することができます。
現在の新聞購読者の高齢化が進み、何と新聞の投稿欄への投稿者は平均年齢が50~60歳だそうです。このことからも購読者の高齢化が確実に進んでいるようです。私自身がお悔やみ欄から見ることを考えると、購読者が高齢化し、激減しているのも納得です。
今、個人情報保護の観点から地域との繋がりが少なくなってきていることを考えると、地域でのニュースは新鮮であり読みたい内容でもあります。
一般的な大きなニュースはインターネットで配信され、誰もが同時間に情報入手できるからこそ、紙面では必要ない内容になってきているのかもしれません。
元々、新聞の歴史を辿ると地域の瓦版が始まりだと思います。今、まさにインターネットが普及した情報化社会だからこそ、インターネットでは取り扱わない地域の小さな誰も気付かないような出来事が、紙面に掲載されると新鮮であり嬉しいです。
これこそが新聞の役目ではないでしょうか。
(紙面と言う別媒体に情報を残しておく、という点では大事な情報源ではあるかもしれませんが。)
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