今、訪問看護師たちから「Me Too」運動が始まりつつあるようです。
これは、パーキンソン病などの難病や末期がんの人に対した有料老人ホームで、過剰な訪問看護における不正な診療報酬の請求が相次いで指摘されているからです。
また。精神科の訪問看護についても同様の問題が生じているそうで
「私の勤務先でも同じようなことをやっています」「うちの会社とそっくりです」
といった声が看護師から次々と挙がっているそうです。さながら「Me Too」運動のようで、内部告発は全国的に広がりつつあるようです。
全国展開している有名ホテルの同一グループで、関西において老人ホームやパーキンソン病などの専門住宅を約50ヶ所運営している場所があるそうです。入所者向けの訪問看護ステーションも併設している事業所では
「夜、看護師が1人で入居者さんの部屋へ行き、ドアを少し開けて、眠っているのを確認しただけでも『2人で30分訪問した。』ように訪問記録を書いて、報酬を不正請求しています」
とのこと。現在は過誤請求し、既に返還したそうですが……。
しかし、全国的には氷山の一角でしょう。経営者がスタッフに対して売り上げ目標を提示して達成できない場合は、必要以上の口撃にあってしまい不正に手を染めてしまうケースもあるようです。
今、たくさんの民間企業が訪問看護や訪問介護に関わる業種に参入してきています。民間企業であるからこそ売上目標があり、達成できない場合はそれなりの対応をしなければならないでしょう。これが過剰なサービスに繋がったり、不正請求に繋がってしまうのです。
年々社会保障費は高騰しています。このままいけば不正請求が減ることはなく、ますます増えていくはずです。
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