2024年10月30日水曜日

約束は守らなくて良いの?

 ソ連が崩壊後、旧ソ連が保有していた膨大な核兵器は、ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・カザフスタンの4ヶ国が相続しました。
 その後、核拡散を恐れた米英ロは、ロシア以外の3ヶ国が保有する原水爆を全てロシアに移譲し、その代わりに3ヶ国の安全保障は米英ロが責任を持つという「ブタペスト覚書」を1994年に取り交わしました。
 しかし、皮肉にも覚書を交わして安全保障の義務を果たすべきはずのロシアが自らが、非核化されたウクライナに侵略戦争を仕掛けました。
 ゼレンスキー大統領はことあるごとに
「あの時、核兵器を手放さなければロシアは侵攻しなかった」
と話しています。それは当然のことでしょう。
 実際のところ、核兵器の保有は国連安全保障理事会の常任理事国5ヶ国(米ロ日英仏)だけに限るという、不平等条約(NTP)「核拡散防止条約」で成り立っています。
しかし、その当事国であるロシアが戦争当事国であるため、既に破綻している条約でもあります。
 将来侵攻されないために、ウクライナはNATOへの加入を要求していますが、加盟国調整は中々進んでいないようです。その上、各国からの武器援助もスムーズに行われていない中、将来、自分の国を自分で守るためには「核兵器の保有もすべきでは」とも検討されているそうです。
当然、核拡散防止条約が破綻している中では、当然の結果でしょう。
 日本においても将来は、侵略戦争を起こされないためにも核を持つ議論を始めなければならないでしょう。約束は反故されますからね……。
核兵器は「保有した者勝ち」です。







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やっぱりね!

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