食パンには高級なバターを塗りたいところですが、やはり低価格な「パンにはやっぱりネオソフト」でしょうか。
マーガリンに含まれている「トランス脂肪酸」は世界的に身体に悪影響を及ぼすというエビデンスがあるため、現在アメリカでは「販売禁止」になっています。
このトランス脂肪酸は、高級なバターの代替えとして「人造バター」という名称で販売されていた時期もあるようです。
摂取するエネルギーのうち2%をトランス脂肪酸として摂取することで、心筋梗塞などの心臓病に罹患するリスクが16%も上昇するというデータもあるそうです。
他にも「糖尿病」「認知症」になりやすくなったという研究も存在するそうです。全体的にはトランス脂肪酸は様々な意味で身体に悪いと確定されているからこそ、WHOは2023年までに
「食品に含まれるトランス脂肪酸の一切の根絶」
という方針を掲げたそうです。
ここまで強い呼びかけをWHOが行うのは異例だそうです。現在、その方針に従ってアメリカ・カナダ・台湾・タイなどの国ではトランス脂肪酸の使用を禁止したり、シンガポール・韓国では食品のトランス脂肪酸の含有率の表示を義務付けを行ってるそうです。
このような世界的な動きの中、日本では何故販売されているのでしょうか?
厚労省では
「1日の摂取エネルギーの中で1%以上摂取すると健康上の影響が出現すると言われているトランス脂肪酸に対して、日本人の平均摂取量は0.3%程度で健康上問題ない」
と言っているそうです。
しかし、日本ではトランス脂肪酸に関連する市場が大きく、大企業も関係してくるため、完全に禁止することは無理なようです。
日本では、このような件はよくある話です。国として国民1人ひとりの健康を蔑ろにしてまでも企業のために動いていることを考えると、やはり利権が絡んでいるとしか考えられません。
今、2024年です。WHOが2023年までには「一切根絶」という方針を無視してまで、企業のために廃絶しないのは何故でしょうか。私たちが購入しない行動が、身体に一番良い選択なのかもしれません。
本来、信頼すべき国や企業は国民の命より国益や企業の利益を求めるのでしょうか。
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