この時期2月第一日曜日は、実家のお寺の総会があり、檀家が集まり掃除を行い、お聖人の説法で終わります。
今回のお話は『南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)』とは何か、という話になりました。そもそも、子どもの頃から強制的に教わったわけでもないのに『南無妙法蓮華経』は唱えることができます。考えてみれば知らない間に、身に付き何時でも口ずさむことができると考えると、怖い言葉でもあります。
『南無妙法蓮華経』は、法華系の仏教で用いられる言葉のことを言うそうです。
「南無」はnamo(サンスクリット語の漢字への音写語で「わたくしは帰依します」を意味するそうです。「妙法蓮華経」の5字はサンスクリット語の「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」を鳩摩羅什(くまらじゅう[クマーラシーヴァ])が翻訳した法華経の正式な題名(題目)だそうです。
『南無妙法蓮華経』の7字で「法華経の教えに帰依する」という意味であるそうです。これらの文字を五字七字の題目とも呼ぶそうです。
ちなみに、お釈迦様の教え(言葉)をまとめた「お経」の数は『8万4千』と言われているそうです。その中でも、日蓮宗が一番大事にしている教えが「妙法蓮華経(法華経)」だそうです。法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであり、お釈迦様の集大成の教えとなります。内容が28章に分かれており、あらゆる仏教のエッセンスが凝縮されているそうです。
私たちは直接学ぶ機会はないと思いますが、聖書のように一般的にまとめてある書籍があれば読んでみたい、と思える内容でもあります。
結局は、仏様の前では手を合わせて『南無妙法蓮華経』と唱えるだけで充分だそうです。
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