私の考える万博のイメージは、岡本太郎の『太陽の塔』です。これは1970年3月15日から行われた大阪万博(人類の進歩と調和)です。
私が誕生したのは1967年7月だったので、大阪万博へ行ったわけではありません。これまで幾度となく『太陽の塔』が称賛されTVなどで取り上げられたから、脳裏に焼き付いたのだろうと思われます。
何時かは自分の稼いだお金で、万博へ観光したいと子ども心に思ったのも事実です。しかし、未だに日本国内で万博が開催されたにも関わらず夢さえ叶っていません。
さて、今「2025年大阪・関西万博」(いのち輝く未来社会のデザイン)が2025年(令和7年)4月13日スタートしました。
これまでこの万博に対し
「税金の無駄だ」「工事が間に合わない」「メタンガスが発生し危険だ」
など批判的な意見もあり、また近隣の公立小中学校では無料で参加できるにも関わらず1割の学校が参加しないとのことです。
折角、近所でこの様な催しが開催され無料で参加できるのであれば是非、子ども達に参加させてほしいと思わずにはいられません。参加をしない理由としては、学校と万博における大人の都合で参加させてもらえないだけのことらしいです。
私は、子どもの時からの夢である万博に参加することを今回も叶いません。
今、毎日の生活を送ることさえもままならない状況です。昨年来、お米が2倍以上に高騰し、色々な物が値上がりしている昨今です。
大阪・関西万博の入場料ですら大人3,700円から7,500円と高く、館内で食べる食料も数千円台と、とても私が支払いできる金額でありません。また、万博内で有料席50分で550円を支払うことで並ばず、ゆっくりできる席が好評だそうです。
日本はインフレで毎日の食事さえ準備することが大変な方がたくさんいる中で、この高額なお金を支払わないと経験できない万博が盛況であることすら「どこの国の話ですか?」と思ってしまう私です。
最終的に閉会して収支を出さなければ、どのくらいの赤字か分からないでしょう。
確実にこの万博は大赤字で、天文学的な額が税金から支出されることは確実でしょう。毎日のように万博の話題が、TVやSNSで報道されています。
2025年度の最新の情報では、日本総人口は1億2359万人と言われています。果たして、総人口の何%の方が2025年大阪・関西万博に参加し、楽しむことができるでしょうか。
これこそが費用対効果のない催しであることは間違いありません。
1970年に行われた『大阪万博』は、日本が戦後の経済成長真っただ中の時の開催だったため意味があったでしょう。しかし、景気が悪い今の日本でやる意味があったかは、今後検証すべきでしょう。
今回の2025年大阪・関西万博は政治家とそれに群がる企業が絡み合った利権まみれの最悪な万博だったことは間違いないはずです。
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