このところ、連日食中毒「ノロウイルス」による集団食中毒が発生した、と報道されています。この食中毒は毎年増加傾向にあるようで、特にコロナ禍以降増えているそうです。
今、コロナ禍による手指消毒は当たり前になり、コロナが終息した今でも当社は勿論、未だに入り口にアルコール消毒する装置が設置されているところにあります。
そのように社会は菌などに対して敏感になりましたが、逆に綺麗になりすぎて少しでも菌に侵されている物を口に入れることで食中毒にかかりやすい体質に変化してしまったのでしょうか。
以前まで「3秒ルール」などと言われる都市伝説的なルールがあり、落ちたものでも3秒以内だったら口に含んでも問題ないような社会でしたが、今では考えられないルールでした。
今でも私は落ちても拾っては食べていますが、食中毒になったことはありません。また、私自身毎日たくさんのアルコールを噴霧して身体中、特に手指は菌などいないだろう位のアルコール状態です。
そんな中、手指はアルコールを噴霧する機会が増え、国民も菌などに対しての意識が高まっているにもかかわらず、集団食中毒は増えています。
これは現在の人手不足により少しでも体調が悪い中でも、休めない状況に至っていることが原因の1番の問題なのかと思います。
以前から集団食中毒は発生していましたが、近年のように連日発生するようなことはありませんでした。ちなみに、ノロウイルスの消毒に有効なものは、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)と加熱処理(85℃で1分以上)です。消毒用アルコールや逆性石鹸は効果が無い、と言われているます。(※石鹸による手洗いは、直接ウイルスを洗い流すため効果があります。)
近年は、コロナ禍により消毒はアルコールで全てできると勘違いしている方も居るのかもしれません。
アルコールは芽胞を除く多くの最近に有効で、病原菌大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラのような食中毒菌に対しては、瞬間的な除菌力を発揮します。
また、カビや酵母に対しては死滅させるのに若干時間が掛かる傾向があるそうなのです。
食中毒と言っても菌により、消毒方法が違うので気を付けなければなりません。
集団食中毒が発生した場合、大抵の企業は零細企業が多い為、一発で倒産に至るでしょう。当然、食中毒になられた方が死亡することもあるので、スタッフが少しでも体調が悪い場合は出勤させないような取り組みをしていかなければならないでしょう。
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