長嶋茂雄、巨人軍終身名誉監督が亡くなってから2ヶ月近くが過ぎました。
故人に対しては色々な逸話があり、今回、巨人軍で一緒に戦っていた中畑清さんの話が話題を呼んでいます。
中畑さん曰く
『長嶋さんは「『人の話を聞かない』『反省しない』『我が道を行く』。そんな方でした。でも、それが本当に魅力的だった。』
と偲び、
「周囲の人を元気にする不思議な力があった方だった。70年間生きてきたが、あの人を超える人はいない」
とも言っていたそうです。確かに国民誰もが納得な意見であるでしょう。
一般の方が『人の話を聞かない』『反省しない』『我が道を行く』であったら、使い物にならず相手にされなくなるでしょう。しかし、長嶋茂雄さんは前人未踏の金字塔を打ち立てたからこそ、評価されたのです。
結局は、結果を出したから評価されただけで、結果が無かったら評価されるわけもありません。長嶋茂雄さんは現在の表現で言うならば発達障害であり、周りを気にせずストイックに野球一本で生きてきた結果なのでしょう。
その中で、何時も一緒に比較されるのが王貞治でしょう。
王さんもストイックで野球一筋で生きてきた方で、同じく結果を出し評価を受けています。
しかし、長嶋さんとは性格的に真反対であり
「『人の話をよく聞く』『反省する』『周りの状況を検討し進む』」
といったことをされていたそうです。
また、優勝旅行での出来事では、旅行先で長嶋さんはゴルフに明け暮れる毎日であったそうです。王さんは、優勝できたことでお世話になった方々に1日中お礼のハガキを書いていたという逸話があるそうです。長嶋さんと王さんでは全く性格が違うのです。
この結果を出した両者の生き方は全く違いますが、私は王さんの生き方を尊敬しています。冷静に長嶋さんは野球に関しての力があったのだと思います。一方で王さんは全てにおいて優秀だったのだと思います。
私たちは凡人なので、中々結果は出せません。1つ言えることは、これだけは誰にも負けない、というものを見つけて力を付けるべきでしょう。
これこそが生きて行く原動力として、生涯苦労せず生きて行くための源になるでしょう。
きっと、長嶋さんは
「人の話を聞かないのではなく理解できなかったのであり、反省しないは反省する理由が分からなかっただけで、他人と同じ方向に進む理由が理解できなかっただけ」
なのかもしれません。
私たちの周りにもよくいるタイプの人であり、結果を出せたからこそ評価されたのです。
しかし、自身が努力して結果を出したことすら理解できない程の超人なのかもしれません。
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