藤田田と言えば、東大法学部在学時代に進駐軍の通訳をして資金を稼ぎ、卒業後は就職せずに銀座で宝石やバックなどの輸入雑貨商(藤田商店)を営んでいたそうです。
一般的に有名な企業では『日本マクドナルド』『日本トイザらス』『日本ブロックバスター』などをアメリカから持ち込んだ、日本国内では有名な企業家です。
たくさんの経営者が教えを乞うために藤田田さんに面会した方は多く、現在有名な方でソフトバンクを創業した孫正義さんも有名です。
2004年4月21日に亡くなり、現在はお子さんが株式会社藤田商店を経営しているそうです。
さて、藤田田さんは会社の経営も安定し、50歳を超えていた時には、銀座で新聞配達をしていたそうです。
配達数は100件ほどだったとか、1ヶ月の稼ぎもそれほどありませんが、月給の封筒を開けずにそのまま知り合いの交通遺児に渡していたという話は有名な話です。
大手企業を育て上げ、経営者として何不自由ない方が新聞配達をし、全てを募金することは中々出来ることではありませんし、経営者でこのようなことをされていたのは藤田田さん以外に聞いたことがありません。
藤田田さんの経営哲学は、本人自身が『銀座のユダヤ商人』と豪語していたほどだったそうです。
世間一般からは『拝金主義者(はいきんしゅぎしゃ)』(お金に汚い人)と思われていましたが、実は社員から慕われていて決して『ユダヤ商人』ではなかったそうです。
『ユダヤ商人』ではないからこそ、社員には優しく接したため慕われ、また経営者として成功を収めている中でも新聞配達をして募金できたのでしょう。
お会いしたことすらない藤田田さんを尊敬している私です。
0 件のコメント:
コメントを投稿