現在、介護を受けている高齢者は戦後生まれの方々が増えてきています。
当然、戦後の復興の中で会社も好景気を迎え、日米安保闘争や社会の変革期に学生時代を県外で過ごし『神田川』や『なごり雪』などの詩のような恋愛を通じ、田舎へ戻り結婚された方々も多いはずです。
そのような時代背景を利用者である高齢者の情報から考えると、何とも複雑な気持ちになります。
貴方は もう忘れたかしら
赤いてぬぐい マフラーにして
二人で行った 横町の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が 待たされた
洗い髪が 芯まで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の 身体を抱いて
冷たいねって 言ったのよ
・・・・(中略)・・・・♪
若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方の優しさが 怖かった
(『神田川』 作詞:喜多條忠 作曲:南こうせつ より引用)
神田川の時代背景は1967年から1968年頃と言われています。
私が生まれた頃の話であり、私自身が20歳過ぎてからよく聞くようになった歌のため、当時の若者の甘く切ない恋愛を理解できるようになったのも物心ついてからでした。
その中で、この利用者さんは学生時代に都会で恋愛を経験し、別れて田舎に戻り今に至っているのだろうな、と想像すると神田川やなごり雪が脳裏をかすめます。
そんな高齢者も残り時間が僅かな方も居るでしょう。
都会での甘く切ない経験や山梨での経験も良き思い出として、何時までも忘れずに頭の片隅に残しておいて欲しい、と願わずにはいられません。
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