マザーテレサと言えば、私の友人が新婚旅行にマザーテレサの施設に行って、ボランティアをしてきたと20年以上前に聞いたことがありました。
聞いた私は「えー、新婚旅行を…?」とそんな程度の認識しかありませんでした。
私自身、歳を重ねる過程で色んな苦難を経験し、聖書に出会い、マザーテレサも知ることになりました。
マザーテレサは、1910年に北マケドニア共和国の裕福な一家に生まれ、両親は信仰に篤く、貧しい人への施しを積極的に行っていたようで、この生活環境がマザーテレサの生涯のベースになったようです。(興味がありましたら、書籍で調べて下さい。)
長年の功績が認められ、1979年にノーベル平和賞を受賞しました。授賞式には、正装もせず、普段着の白い木綿のサリーと革製のサンダルで参加し、賞金の19万2千ドルすべてを故郷のカルカッタの貧しい人たちに使われることになりました。また、晩餐会も中止し、「その費用も貧しい人のためにお使い下さい」とも要望されたそうです。賞金を受け取った時「このお金でパンがいくつ買えますか」と言っていたようです。
そして、授賞式のインタビューでは「世界平和のために私たちは何をしたらいいですか」と尋ねられたマザーテレサの答えは、シンプルなものでした。
「家に帰って家族を愛してください」と。
今、ロシアがウクライナに侵攻しています。
「ロシアの兵士は今すぐに帰国し、家に帰って家族を愛して下さい。家に帰ることが世界平和に繋がります」
と、このマザーテレサの言葉を贈りたいものです。
1997年9月13日にインド政府によって国葬として行われ、インドの人々は嘆き、世界の人々も彼女の偉大な働きを思って追悼しました。インドの政治指導者や首相以外で国葬されたのはマザーテレサと2011年4月に死去したサイティヤ・サイ・ババ(霊的指導者)のみだそうです。
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