私が小学生の頃のアニメと言えば機動戦士ガンダム・宇宙戦艦ヤマトなどがあり、ガンダム派・ヤマト派がいました。どちらも宇宙戦争モノで、当時は私の感覚だとガンダムは難しく、私はヤマト派を標榜していました。大人になって、ふと懐かしくなりガンダムを見始めたら、ガンダム派に移行していました。
ガンダム作中には、有名な名言がいくつかあります。
小さい頃は、特にケガをした時など「男のくせに泣くな」とよく言われたもので、この価値観は絶対のものでした。また、「男の子が泣くのは、カッコ悪い、情けない」という考えは、当時の少年たちの共通認識だったので、涙をこらえるのが当たり前でした。
最近、歳をとったせいか涙もろくなったのは私だけでしょうか?
砂漠の野営地で涙を流したバジーナが、
「分かっていますよ。男が人前で泣くんじゃないって言うんでしょう。」
と言ったとき、
「いや、人を想って流す涙は別だ。何があっても泣かないなんて奴を、俺は信用しない」
(スぺロア・ジンネマンより)
歳を重ねるごとに涙もろくなるのは、過去の自分の経験と重ね、感情移入しやすくなるからだと言う。他人の悲しみや苦しみに共感し涙を流せる男。
これは絶対に泣かない男なんかよりも数倍もカッコイイし、信用できると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿