日野自動車と言えば、私の学生時代の友人・知人がたくさん就職し、年齢からすれば役職に就いた者も、ちらほらいると聞きます。
日野自動車は世界中にトラックを販売している大手であり、最近、トヨタ自動車の管下に入ったメーカーでもあります。今回、トラックのエンジンに関する最も法律的に厳しいエンジンの排ガスや燃費に関するデーターを何十年も昔から改ざんしていたようです。
現在、調査の結果、殆どの製品について製造禁止・出荷停止になり、提訴大国のアメリカからも裁判を起こされ、トヨタ自動車の社長もトヨタファミリーから日野を外してしまいました。この分で行くと日野自動車は倒産でしょう。
海外のトラック大手が買収するのか、いすず自動車が買収するか、倒産の三択しかないでしょう?
以前、世界中のトラックメーカーが大きく再編し吸収合併している中で考えると厳しい時期でしょう。今、社会は電気自動車へと舵を切り始め、大型トラックにしても電気自動車が開発されたと言われています。この現状を考えると、日野自動車には選択肢はないに等しいと思います。
私が思うに、まだまだ日本の企業の中には風通しの悪い職場があり、このようなコンプライアンスに抵触する企業は氷山の一角だと思っています。何故かと言えば、今、世界で輸出販売する企業はISO(International Organization For Standardization:国際的な規模で標準を作る組織)が必要だからです。日野自動車も当然、毎年、機構からチェックを受け認証されている企業であるのにも関わらず改ざんしていたからです。ISOすら取得、継続するだけが目的としか考えられません。
ISOを取得している企業だから大丈夫、ではなく。経産省が日本国内の製造業を、もう一度厳しく審査監督しなければ、日本の製造業は終わってしまうのではないでしょうか。昔のように世界中から購入する製品は【Made in Japan】と言わしめた時代が戻ってくることを願わずにはいられません。
※日野自動車の生産中止、関連産業で最大年1兆円の取引が消失リスクの可能性と試算。
(帝国データーバンクより発表。令和4年9月5日)
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