私たちの年代に言わせると、10月10日は体育の日です。私にとっても特別な日ではありますが、「まぐろの日」「赤ちゃんの日」「トマトの日」「世界死刑廃止デー」……など、色々ある日でもあります。
今回は「世界死刑廃止デー」について、考えてみます。
私は、以前から「目には目を」という気持ちが強く、これまで死刑は賛成でした。また「死刑廃止」なんて聞くと「殺された家族のことを考えてみろよ」という考えの持ち主でした。
現在、訪問介護の会社を経営していると、たくさんの利用者様が居て、仲には発達障害や統合失調症といった様々なことを勉強しないと、対応できないケースが増えています。当然、会社にはたくさんの書籍を準備し、勉強を行いますが、最終的には犯罪の事まで書かれている書籍をよく目にします。
そこで私が感じたことは、同じ事件を起こした場合で考えると少年期は少年院で更生させる。大人だと、刑務所で罪に対して反省させる。その他、弁護士は刑を軽くすることをお願いする人。検事は法律に対し即した刑を決める人。裁判官は弁護士と検事の内容から適正な刑を最終的に判断する人、と整理がつきました。(※これは私の主観です。)
以上のことから、もし殺人を犯して死刑になった場合、今の日本の法律から考える“反省させる”という意味での反省になっていないような気がします。
被害者感情からすれば、殺されたのだから死んで当たり前(目には目を)と思いますが、死刑制度の繰り返しだと、殺人が減るとは考えられません。犯人が何故、殺人に至ったかをもう少し踏み込んで検証し、検討し少しでも犯罪が減少する社会に繋がるような裁判制度の改革が必要かと思います。
事件を起こす人は、生活歴や知能的に様々な問題を抱えているケースが殆どだと思います。将来、日本の法律も社会(世界)の流れに沿って改正されていくでしょう。いつか日本も、死刑制度が廃止されることを願わずにはいられません。
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