2022年10月8日土曜日

4ヶ月で360万部売れた大ベストセラー『日米會話手帳』

  1945年(昭和20年)9月15日に日本で発刊された英会話用の小冊子【日米會話手帳】です。わずか32ページのごく簡単な内容ではありますが、玉音放送の一ヶ月後に発行され、連合国軍による占領開始直後の日本で総計360万部ないし、それ以上が発行され、戦後初のベストセラー(ミリオンセラー)書籍として知られているようです。

 私は、2021年11月に誠文堂新光社から復刻版として発売されたものを購入しました。

復刻版、といっても当時のモノをそのままコピーされたモノで、印刷はかすれ、誤植だらけで、とても現在の教材として使用できるものではありません。しかし、私がこれまで英会話を学ぼうとして購入した書籍の中で一番評価できるものでした。短時間で会話が上手になったような、と錯覚してしまう教科書でした。

 どちらかというと「日米會話手帳」と標榜しているものの、アメリカ英語とは言えず。むしろイギリス英語よりな感じがします。私が一番感動したのは、

“What's the matter?”を「ウァッツァマタ」とか

“Take your seat please?”を「ティキョウ・スィート・プリーズ」と

カタカナで表記してあり、実際の発音に近いことで上手になったような気持ちになってしまうところでしょうか。

 戦後、日本の復興の為に、アメリカ人との会話が必要になり、短期間で覚えるためには、必要最低限の単語と会話を学ぶ教材として、最初に発刊された手軽な「日米會話手帳」が戦後初のベストセラーになったのも納得です。

 もう一度、または、初めて英会話を勉強したい方にオススメの一冊です。



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