2022年10月12日水曜日

あの時のピアノは

  私は37歳からピアノをはじめ、今は時々弾くくらいです。

 ピアノと言えば、40年前の中学生の時、小さな町の教育委員会が頑張って、生徒一人に電子ピアノ一台が使用できるように予算編成し、購入され、音楽教室に一人に一台のピアノが準備されました。しかし、音楽の授業でピアノの授業が行われず、音すら聞く機会がありませんでした。結局、あの電子ピアノは使用されず廃棄されたと思われます。あの時、ピアノの授業があったならば、もっと早くにピアノを趣味として始めていたかもしれません。

 40年前の電子ピアノですから、結構高額な物だったと思います。予算の少ない市町村の教育委員会が予算編成し、無理して購入したピアノだった、と今の私には予想できます。

当時を振り返ると、丁度先生方の組合活動が活発な時代で、よく黒板に「組合の活動があるので今日の授業は自習です」と書いてあることが良くありました。私は、勉強が好きで、自習時には「組合活動なんか、やってんじゃねぇよ。」と文句を言っていたことが、今でも思い出されます。組合活動によって、元々少ない音楽の授業時間の調整ができず、ピアノの授業も割かれてしまったのかなとも思います。

 丁度、私が少し大人びていたのか、組合活動に積極的だった先生方が信じられなくなり、勉強が嫌いになった時期でもあります。でも、そんなことにもめげずに勉強を頑張っていれば良かったなぁ、と反省する今日この頃です。


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