2022年10月13日木曜日

日本で働きたくない

  「正直、もう日本では働きたくない」との内容でAMBEMA TIMESから配信されました。

 寿司職人・和食料理人専用の求人サイトで、寿司職人の平均年収は約400万円程度。しかし、最大で2700万円になる可能性がある。その差を生む一つの理由が、海外に出稼ぎへ行くことです。

 実は今、海外で高い給料を手に出来るのは寿司職人だけではないようです。

営業840万円(日本の平均給与379万円)、ITエンジニア1020万円(日本の平均給与497万円)、コンサルタント1040万円(日本の平均給与480万円)等々、同じ仕事・同じ能力でも海外に出た方が倍々ゲームで稼げてしまうようです。

 2021年度の日本の最低賃金は930円(2022年度は961円)、平均年収は470万円で、G7の中で最下位です。(平均年収の中央値は約397万円のため、国内の年収の差も激しいです。)

30年間ほとんど上がらず、海外と比べると倍以上離されているのが現状です。

 ここで気になるのが、給与が倍以上稼げるからこそ倍以上働かされたり、労働環境がめちゃくちゃで奴隷のように働かされるに違いない、と思うのが普通ですよね。

 “短期で超稼げる”とネットで話題の国が、オーストラリアと見かけ、3年前にワーキングホリデー制度を使用しオーストラリアへ渡り、工場の金属加工の仕事を行う“出稼ぎ生活”を送っているAさん(32)。Aさんが日本に居た時の手取りは月給25万円、今では80万円になっているそうで「最低賃金が高い上、土曜日は3時までが1.25倍で、超えたら2倍のダブルペイで支払われる」そうです。生活費は「日本と変わらず」「稼げる額が2倍で、生活費が2倍で、預金も2倍くらい増える」そうです。さらに、働き方は「日本のときは仕事優先だったが、今では朝は仕事が始まるのが6時で早いが、定時終わりが14時半。それから友達とご飯に行ったり、車を30分位走らせたらビーチもあるから、正直な気持ち、もう日本では働きたくない」と、明かしたそうです。

 現在、日本は給与が低い上に消費税、社会保険料、家を持てば固定資産税、車の所有で車検に自動車税、ガソリン税の二重課税、と取られてばかりです。また、今後ますます物価が上がり、日本では、ダブルワークも推奨し始めました。もう国も現状を把握していて、国民が知らない間に自己責任への舵きりをし、自分の生活は自分で守らなければいけない社会がすぐにでも到来するでしょう。昨今、若者の海外への出稼ぎが増えてきているのも分かる気がします。

私が若ければ、ワーキングホリデーを使用し出稼ぎに行ったはずです。もしかすると、5年後、10年後は定年退職した人が海外へ「出稼ぎ」に出る時代もやってくるかもしれませんね。

早く昔のような国力のある「日本」が戻ってくることを願わすにはいられませんが、期待していても良いのでしょうか?


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