先日、悲しいニュースがネット中を駆け巡りました。それは、なんと私たちが子どもの頃、よく愛用していた「サクマ式ドロップス」の佐久間製菓が自主廃業するという報道です。
その報道は、赤い缶のサクマ式ドロップスが、この世から消えてしまうということに他ならないです。
「サクマ式ドロップス」が登場したのは1913年(大正2年)で、通常のドロップとは異なります。クエン酸を使用し「夏でも溶けにくく」また「見た目に透明感がある」など特徴のあるドロップスで、現在まで長期間製造販売されていました。
2008年には実写映画版【火垂るの墓】公開、及びサクマ式ドロップス誕生100周年(1908年に佐久間惣次郎商店として創業)を記念して、戦時中のデザインを再現した復刻版が発売されました。
ドロップスといえば、オードリーの春日ですね。キャンディ(飴)を水に溶かしてジュースにして飲むというケチさは逸話です。
私も子どもの頃「サクマ式ドロップス」の最後の数粒を残し、缶の中に水を入れ、蓋をして揺すりドロップスが溶けてから蓋をとりジュースとして直接、缶ごと飲んだことも懐かしい思い出です。(当時の私にしてみれば、高級なジュースだったのです。)
長期間、製造販売されていた「サクマ式ドロップス」が無くなってしまうのは、時代の流れで止められなかったことは残念ですが、私たちにたくさんの夢や思い出を残してくれたのも事実です。
佐久間製菓株式さん、たくさんの思い出をありがとうございました。
そして、最後に「節子泣くな……」
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