「素敵なBMWに乗っていますね。私も将来は乗ってみたいですよ」
「そう。BMWって言うの? 私、知らないの」
「そうですよねぇ。女性は皆、自動車の名前なんて知りませんよ」
「自動車なんて何でも良いのよ。軽だろうが、このB……何とか、何乗ったって行くとこは同じだし、早く目的地に着くわけないし。それに、こんな大きい自動車は環境に悪いはずよ……」
「……そうですよねぇ。もっぱら私は軽ですから」
「軽自動車のが、良いわよ……。このB……何とかなんて乗っちゃ駄目よ」と。
私と女性の会話ですが、お金のない私は高級車に憧れ、お金持ちの女性は軽自動車に憧れ。住む世界が違うと、こんなにも生き方や考え方が違ってしまうことを思い知らされた一瞬でした。
冷静に考えれば、お金持ちの女性の言っていることが正論だと思います。
ただ、私は目の前に見える華やかさのみに目が行ってしまい、物事の本質を理解できていなかったような気がしてなりません。
これからは、目の前の見えるものに惑わされず、目に見えないものに目を向け、心豊かな生き方をしたいと気付かされた、久々の出会いでした。
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