2023年2月25日土曜日

松本零士が死去

 2023年2月13日、急性心不全のため東京都内の病院で死去したことが、同日20日に東映より発表されました。

 松本零士といえば、宇宙を舞台にした作品が多いイメージがあり、私は何といっても「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」が好きでした。

「宇宙戦艦ヤマト」は1974年(昭和49年)秋からテレビアニメとして放送されていましたが、同時期は「ガンダム」もあり、私の好きな宇宙戦艦ヤマトはファンが少なかったことを覚えています。当然、私は「宇宙戦艦ヤマト」ファンであり、テレビアニメ、映画を全て観ましたし、全ての映画のサウンドトラックも購入したほどでした。

 2199年、地球は謎の異星人国家(ガミラス帝国)の侵略を受けます。冥王星に前線基地を建設したガミラスは、地球に対して遊星爆弾による無差別攻撃を加え続け、海は蒸発し地球は赤茶けた姿に変貌します。放射能汚染で地球上の生物は死滅し、人類は地下都市を建設し、地球防衛軍を結成して抵抗を続けていました。しかし、地球の科学力ではガミラス軍の撃退も地球環境の修復もできず、地下都市も放射能汚染が進行、人類滅亡まであと1年と迫っていました。

そんな時、外宇宙から飛来した一隻の宇宙船が火星に不時着し、通信カプセルが回収されます。その中には地球から14万8000光年離れた大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から地球に宛てた「放射能除去装置コスモクリーナーDを受け取りに来るように」というメッセージと、外宇宙航海に必要なワープを可能とする波動エンジンの設計図が納められていたのです。

 地球は、太平洋戦争末期の坊ノ岬沖海戦沖で撃沈され九州沖の海底に眠る日本海軍の戦艦「大和」を隠れ蓑に似せて建造した宇宙船に、この波動エンジンを搭載。コスモクリーナーDの受領のため、宇宙戦艦「ヤマト」として完成させました。

 沖田十三を艦長として、古代進、島大介、森雪などの乗員を乗せ、イスカンダル星に向け1年という限られた猶予の中、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて往復29万6千光年の旅に発ちます。ガミラス軍との幾多の戦いに耐え、無事に宇宙戦艦ヤマトは地球に帰還し、持ち帰ったコスモクリーナーDにより元の青さを取り戻すという、大宇宙を舞台にしたテレビアニメでした。


 ロシアがウクライナに侵略し、1年が過ぎました。ロシアのプーチンは時折、戦局が悪くなると核兵器使用の話を出します。もし、使用されれば確実に第三次世界大戦がはじまり、地球は放射能で汚染され、人間が生きていくことが出来なくなるでしょう。

 この時期に、松本零士さんが亡くなったということは、私たちに何らかのメッセージを伝えるために、亡くなったのではと思ってしまう私です。

 今後、ロシアが侵攻(戦争)を停めなければ、誰かがイスカンダルへ、コスモクリーナーDを取りに旅立つ日も本当に来るかもしれません。


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