50代・60代で早死にした人の危ない「日常の兆候」があるようです。
日本での平均寿命は、男性81.5歳、女性87.6歳というデータがあります。そのデータを考慮すると、50代・60代で早死にする原因は一体何だったのでしょう。
故人の死を悼む気持ちが強い程、死の兆候や生活習慣の変化に気付いてあげられなかったことが、悔やんでも悔やみきれないでしょう。
周囲で同じような悲劇を繰り返さないために、自分は何ができるのかを故人の死から学ぶしかないでしょう。
「死人に口なし」なので、実際に早死にしそうな自覚が故人にあったかどうかは分かりません。しかし、家族や友人であれば、故人の生活習慣や生活の乱れ、外観の変化に気付いたはずです。
まずは、早死にした故人に見られた「死の兆候」は「赤ら顔」だそうです。
「赤ら顔」は血行が良い証などと言われ、健康の代名詞とも考えられていますが、実際はそんなことはないそうです。赤ら顔の人は大抵、手も赤いようで、そのような状態を漢方医学では「瘀血(おけつ)」といい、これは血液の流れが滞っているということを示しているようです。
瘀血(おけつ)は西洋医学的にいうと、血液中のコレステロールや中性脂肪などの栄養物質に加えて、尿素窒素、尿酸などの老廃物が溜まって血液がドロドロになっている状態だそうです。瘀血になっていると血液中の栄養素が体内へ運ばれにくくなり、代償反応として血液が拡張し、赤ら顔の人は血液が拡張した結果として、顔が赤く見えるようになるそうです。
ちなみに、冷え性の人は血管が収縮して血液の流れが悪くなり、これもやがて血液がドロドロになって瘀血になるようです。
結果として血液の流れが滞って血行が悪くなり、行きつく先は心筋梗塞や脳梗塞、ガンに至るそうです。
女性の場合は手のひらや顔が赤い人でも、すぐには心筋梗塞や脳梗塞を引き起こさないそうです。何故ならば瘀血のサインとして、生理不順や出血多量、子宮筋腫などの子宮卵巣系の病気が間に挟まってくるそうです。つまり、生理には瘀血を外に捨てる浄化作用があると言われています。
一方の男性は、瘀血と心筋梗塞や脳梗塞の間にはワンクッションがないので、突然死に至るようです。
周囲に「赤ら顔」の人がいれば、体調に異常がないか、体に不具合がないかを聞くのも良いでしょう。一般的に体の不調は、本人ほど無自覚と言うことが言われています。
50代・60代で自分では健康等思っていても身体は確実に衰えて来ているはずなので、定期的な健康診断は必ず受けましょう。
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