2023年6月17日土曜日

岸田翔太郎秘書官辞職(更送?)

 岸田首相の長男で元首相秘書官が、当初から「身内を首相秘書官に任命するとは何事だ」と問題視された上、個々のトラブルについても国会で指摘されていました。

 今回、5月24日の【文春】が、翔太郎氏が2022年末、首相官邸で忘年会を開いたことを報じました。岸田家の親戚10人以上が集まり、岸田首相の甥、つまり翔太郎氏のいとこが赤じゅうたんの上に寝そべっている写真などを、翔太郎氏が悪乗りで撮影に興じていたことが発覚しました。

首相は会見で、いつもの

「本人に厳しく注意した」

と述べるのみで、更迭や処分については否定していました。

 しかし、今回のG7が大成功をおさめた後の時期で【赤絨毯での寝そべり写真】は衝撃的で、翔太郎元秘書官の心が折れてしまい「もう辞める!」になったようで更迭ではなかったようです。

 首相公邸で自分たち家族が居住していると考えると、親戚を呼んでドンちゃん騒ぎをしようが、赤絨毯の上に寝そべって写真を撮ろうが私たちには関係ありませんし、本当であれば私たちは知ることはありません。

そんな中、親戚の誰かが出版社に写真などをリークした人がいたことの方が大きな問題です。リークするような関係者と付き合いがあることも問題だと思われます。言い換えれば、国家機密をリークしたに等しいのでしょう。親戚と言いながら写真の感じからすると、皆が若いので翔太郎元秘書官の友人知人だったのではないかと思います。

 やはり、当初から身内の「首相秘書官任命は問題あり」と言われていましたが、現実的になりました。残念です。これまで上手に立ち回り、皆から立派だと言わしめるくらいだったら良かったのですが、父親が議員勇退後は議員にはなれそうもないですし、もし、その時がきたら翔太郎氏は固辞するでしょう。

 何処の家も親が出来すぎると、子どもを上手く育てるのは難しいようです。

獅子やトラの親のように崖から子どもを突き落とすくらい、厳しく育てないと本人のためにも良くないですね。でも、今は厳しい試練を与えると人は病み、潰れてしまうのが関の山です。

 ※今回の辞任において

「本人から退職手当や期末、勤務手当(ボーナス)が支給されるのであれば、全て返納したいとの申し出がなされた。」

ようですが、私は今までの報酬として受け取るべきだと思うのですが……。

まぁ、返納しなければ国民からのバッシングがあり、本人は耐えられないのでしょう。

何とも可哀そうな結末です。

(規定上、申し出の返納については出来ないと思われます。辞任の日を考えると全て織り込み済みではないかと勘繰ってしまうのは私だけではないはずです。)

内閣府ホームページ



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