汚染が激しい2013年の中国のネットでは
「上海市民はタダで豚汁が飲めて、北京市民はタダでタバコが吸える」
などという書き込みが見られたそうです。
これは飲料水にもなっている上海の黄浦江(こうほこう)に病死した豚1万頭の死骸が不法投棄されたことや、北京に1日滞在するとPM2.5による大気汚染でタバコを21本吸ったのと同じになる、ということを自虐的に揶揄した書き込みだったそうです。
生活ごみの量は1985年の4,477万トンから2021年には1億7,081トンに急激に増加、2023年には5億トン前後に達するとの予測もあるそうです。
日本でも同じような試練に晒された時代があります。
1950年代半ばから1970年代初めにかけての高度経済成長期には、工場からの煤煙や排水などによる環境汚染がありました。それにより各地で公害病が頻発し、産業界もメディアも発想の転換を迫られた時代があり、中国が今、まさに過去に日本が経験した環境汚染による公害病が頻発し始めたようです。
中国は現在、景気低迷により若者の失業率が50%を超えているのでは、とも言われています。そのような中で、環境汚染による公害病も増加してくるでしょう。
今、習近平がどのように舵取りをするかを世界中が見守っていることでしょう。
今後、5年の間には、何かしらの対策を打たなければならないでしょう。私たち日本人は、中国が今後どのような舵取りをしようが、不幸な方向に流されないように準備しておくことが必要でしょう。
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